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高知競馬の１日の売上ワーストレコードは、2008年９月27日に記録された「2440万円」。どん底。なのに魅力を感じた。
「賞金が安いき、レースを楽しむしかないがよ(笑)」「皆で上手くなりたい」「『高知はロクな馬も騎手もおらん』とは、思われたくない」
朗らかさ。反骨心。だから今があるのだろう。
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2019年３月21日。黒船賞デーの高知競馬は「10億3090万900円」の馬券を売り上げて、１日の売上レコードを更新した。2004年３月22日、ハルウララに武豊騎手が騎乗した黒船デーの売上「８億6904万2500円」は、超えられない壁だと思っていた。この15年。みんな必死に頑張った。橋口さんの笑顔が沁みる。
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川崎記念。隣でパドックを見ていた津田麻莉奈氏の勝負気配に触発されて、ミツバの単勝に財布の有り金ぜんぶ。5213円－5200円＝残金13円也。鬼気迫る直線の攻防。しびれた。ありがとうミツバ＆和田竜二騎手。この３日間は好調で、珍しく旅費が浮いた。散髪代も浮いた。よき遠征でありました。
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レース後、スマホを見たら…ラブバレットを管理する菅原勲調教師から着信が。コールバックすると、「竹之上さんに、どうしてもお礼を伝えてもらいたくて」。あたたかいエールに、思わず涙が流れたという。
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園田競馬場で、兵庫ゴールドトロフィーを観戦した。本馬場入場の最後に、竹之上次男アナが言った。
「昨年２着の岩手の雄・ラブバレットの出走取消が、惜しまれてなりません。岩手競馬の早期再開を、我々は願っています。この想いは、全国の競馬に関わるすべての人達の想いと信じています」→
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岩手競馬の開催中止について。iwatekeiba.or.jp/news/181226i
今日の記者会見には行けなかったのだが…報道によると、年末年始７日間の開催中止に関して、主催者は「試算では黒字にとどまる」と述べたようだ。３月下旬の開催予定日までに、原因、あるいは犯人を突き止めなくてはならない。
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岩手競馬に、なにが起きているのか。Numberウェブに、これまでの経緯を書きました。よかったら読んでみてください。
薬物事件で開催危機の岩手競馬。「復興の窓口」を潰してはならない。 number.bunshun.jp/articles/-/832… #競馬 @numberwebから
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岩手競馬の場合、１、２着馬には採尿検査が義務づけられている。仮に禁止薬物の効果で上位入線できたとしても、検査結果が出れば失格となり賞金も没収されるため、その馬にたずさわる人にメリットはなく、むしろ多大なデメリットを被る。という大前提がある。
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盛岡競馬場でＪＢＣが開催された2014年、応援団長のふじポンは全国を飛び回り、怒濤のＰＲ行脚を繰り広げた。すると行く先々で、「ｉちゃんねる見てるよ！」。冬場は16時前に全レースを終えざるを得ない岩手競馬に、独自の武器を手放させてどうする。
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７月１日、高知競馬場。下村瑠衣騎手の引退式。兄弟子の佐原秀泰騎手が贈ったのは、薔薇の花束でした。
「今後は夫として、支えていきたいと思います。結婚してください」
下村騎手は照れくさそうに、にっこり笑って応えました。
「もちろん。お願いします(^^)」
笑顔あふれる、幸せな引退式でした。
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今日のスポニチに、福永祐一騎手のことを書きました。
祐一騎手の提案によって、高知競馬場に福永洋一記念が創設されたからこそ。洋一さんの偉大さに触れた。朗らかな笑顔に会えた。伝説の天才騎手が、本の中に出てくる遠い人ではなくなった。おめでとうの百倍くらい、ありがとうを言いたい。
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ダービーは福永洋一さんが、いちばん勝ちたいレースだったという。福永家の悲願を果たした祐一騎手は、とびきりの孝行息子だと思う。
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高知競馬場の特別な夜。天才騎手の里帰り。福永洋一記念。洋一さんの笑顔は、花が咲いたようでした。
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岩手競馬アワード2017で、メイセイオペラ記念碑建立委員会がファン感謝特別表彰を受けました。ファンの想いが詰まった記念碑を見上げて、菅原勲調教師は言った。
「名馬って、ファンが作るものなんですね」
オペラは永遠に唯一無二。でもいつかまた、特別な名馬が現れる。そう信じ続けられる岩手競馬で
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今日のスポニチに、フェブラリーＳの予想コラムが掲載されました。メイセイオペラの快挙から19年。オペラがはぐくまれた水沢競馬場には、同馬のたてがみが納められた記念碑が建立されています。みんなの想いが詰まった記念碑です。
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岩手競馬のオフシーズンに、高知で武者修行に励んだ鈴木麻優騎手。一生懸命な仕事ぶりに、先輩騎手が感心していたことを思い出す。アウェーで頑張った成果が出てきた矢先の大怪我。引退はすごく残念だけど……そのガッツと明るさでいろんなことを乗り越えて、これからを思いっきり楽しんでほしい！
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中野省吾騎手は言う。
「力のある馬達なのに、僕が走らせられなかった。この２日間、臨機応変な騎乗をする柔軟さが、すごく足りなかったです」
事前の準備、平常心の保ち方等、様々な課題を痛感したという。25歳は経験と悔しさを、船橋に持ち帰る。ＷＡＳＪが終わって、なにかが始まるのだと思う。
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札幌にて。第３Ｒで落馬した中野省吾騎手。内田博幸騎手は後輩にさりげなく寄りそい、「切り替えていけよ」と声をかける。ＷＡＳＪ第１戦、中野騎手はハナ差の２着。失敗を経て吹っ切れて力を出せた安堵と、悔しさが入りまじる25歳。内田騎手は「上手く乗ってたよ」と言って、優しくほほ笑む。
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みんなの想いが詰まった記念碑が、ついに、ついに、完成しました。ご協力いただいた皆様、活動をサポートしてくださった方々、本当にありがとうございました。メイセイオペラが大好きです。競馬って最高です。
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高知優駿（黒潮ダービー）の歴史。懐かしい馬名と共に、賞金額に胸を突かれる。少し前まで、１着賞金27万だったんだよ。それが今年は、なんと500万円に。よくぞここまで……。
競馬ライターの井上オークスです。ひたすら一方的につぶやきます。いい年して人見知りです。セルフ広報Twitterです。スポニチ、優駿、うまレター等に寄稿。「いま、賭けにゆきます」「馬酔い放浪記」をＫＫベストセラーズより出版。グリーンチャンネル等に出没。馬のセレクトショップ「Ｏａｋｓ Ｓｔａｂｌｅ」開業。単勝が好きです。