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里は静御前の最期を聞いて、里自身も女の覚悟を決めていたように思います。自害する覚悟の夫に対し過去の罪を打ち明けることで憎しみを自分へ向けた。妻子を殺す罪悪感から夫を逃すために。
九郎は激昂して刺したあとに、里の賢さと愛に気づいたのだね。里もいい女だった。
#鎌倉殿の13人
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雨の中、御館の幻が畑の土を掬うシーン。
「お前も平泉の土となれ。儂の身体は土に還り、天に昇り、雲となり雨となって再び平泉の土となっておる」という意味だったのではないだろうか。
あのシーンの九郎は迷いが晴れたような微笑みだったから。
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もしあの時身重の妻がいなければ小四郎は頼朝に斬りかかったかもしれない。でも小四郎は恩人よりも我が子を選んだ。その選択が最後の表情なんだろう
泰時の人物紹介が「最愛の息子」なのは他の誰よりも優先する命だということか。それは主である頼朝よりもその息子よりも仲間の誰よりも
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義高がセミの脱け殻を集めるのが趣味という設定、一見イケメンの意外な一面ようでいて「7年土中で過ごし1週間で死ぬ」セミの一生を信濃山中から都に出てきた木曽義仲に絡ませているのじゃないだろうか。
三谷……恐ろしい子
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