1026
菅さんがベトナムで「アセアンをアルゼンチンと誤読した」という。私の上をいく菅ガーのデマかと思ったが、映像と音声があり本当なんだ。何処へ何しに行ったかを考えると信じられないが事実なんだ。しかしアセアンにあせあんとルビを振るのもなあ。とことん安倍さんを継承するとの決意表明なんだろう。
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かつてのようにピアノが弾けなくなった美智子様が言った。「今までできていたことは『授かって』いたもの、それができなくなったことは『お返し』したもの」と。86歳にしてこの聡明さ、自然とこうべが垂れました。そしてそこに至る境地を思い、しばし黙考しました。どうぞ心安らかにお暮らしください。
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『エール』に涙が止まらない。朝ドラには稀な激戦のシーンがあり、薬師丸ひろ子の絶唱もあった。終戦後、古関裕而は戦争に加担したことに苦しむが、ついに『鐘の鳴る丘』を発表する。朝ドラの元となる連続ラジオドラマだ。池田二郎(菊田一夫)役の北村有起哉が抜群の力量を見せる。次は『長崎の鐘』か。
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JR東日本が来春から「終電繰り上げ 最大37分」だという。山手線など17路線で私鉄とも連携するわけだが、飲食店は悲鳴を上げ、タクシー業界はチャンス到来としているが、コロナ次第だろう。鎮静化するのか、冬に猛威を振るうのかにかかっているわけで、そこはひとえに菅政権の対策が問われているのだ。
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巣ごもりは少子化に歯止めをかけると思ったが、逆だった。妊娠届が11.4%のマイナスになったんだ。コロナの影響は出産まで躊躇わせるんだね。切ないが無理もない。不安の中、ロクな保証もないわけだからね。来年は戦後最悪の数字になるが、待てよ、連中、半分ぐらいの人口をと目論んでるんじゃないか。
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菅さんの新書から公文書に関する部分がゴッソリ消えた。文春側は「全体のバランスを考え、編集部の判断で割愛した」と言うが、著者の了解を得ずしての割愛は、ましてや文春、絶対ない。菅さんか官邸の意向が反映したのだ。不都合を削るのが菅政権の本質で、日本学術会議における6人の任命拒否を見よ。
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「旧立民の初鹿明博衆院議員辞職届」に政治家の筋道を見た。強制猥褻で書類送検されるも不起訴、しかしケジメをつけるべく辞職したのだ。「自分の体にまとわりついてしまった特権意識という衣を捨て去らなければならないと思った」などはなかなかの見識で、ほぼ有罪確定の自民党議員よ、さあどうする!
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文春砲で鳴らす文藝春秋社の新書から、菅さんの不都合な部分がゴッソリ削除された問題は、各版元と数多の書き手に衝撃を与えた。「編集部の判断」は有り得ないからで「魂を売った」「軍門に下った」と、ヒタヒタと迫る強権政治に怯えているのだ。文春の信頼回復は1つ、文春砲で経過を報告することだ。
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東京新聞筆洗氏がウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ(85)氏の政界引退に触れている。報酬の大半を寄付するところから世界一貧しい大統領と言われ「貧乏ではない。貧乏人とは求めるものが多過ぎる人のことだ」との名言がある。来日したし映画にもなったが、今後は畑に出て豆や玉葱を作るという。いいな。
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ヨーロッパが第2波に見舞われ、中でもフランスの感染者1日4万人は尋常な数ではない。当然、夜間の外出制限が強化され、医療機関の崩壊も懸念されるわけだが、人はこのコロナ禍にどれぐらい耐えられるものかを考えざるを得ない。トラベルだイートだと浮かれてていいものかと。ヨーロッパを注視しよう。
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厳しい年の瀬を過ごす人が多いであろう中、政府の新型コロナ分科会が感染対策として「来年の正月は11日まで休んでは」と提言した。長いぞ、松の内(7日)でなく鏡開きまでなんだ。初詣や帰省の密を避けようとの判断だが、給料が保証される人はともかく、休みが増えれば収入が減る人の存在を忘れてるね。
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任命拒否された6人の学者が意見を表明した。「かつて科学は政治に従属して戦争に突入した」は小沢隆一・東京慈恵会医科大教授(憲法学)、その苦い教訓故の学術会議ということだ。加藤陽子・東大教授(日本近代史)は「政府に従順でない人々を予め切っておく事態」と言い、菅さんの独裁が浮かび上がった。
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談志は1971年の参院選に定員50の50番目で当選した。「ビリでしたね」との記者に「真打は一番後に上がるもんだ」と胸を張り、喝采を浴びた。核兵器禁止条約を批准した国・地域が50に達したが、日本はここを目指すべきではなかったか。唯一の被爆国という世界の真打を取るに相応しい資格があるのだから。
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新聞一面に「核兵器禁止条約 1月発効」とあり「生きていてよかった」との被爆者の喜びの声が続く。不参加の日本は被爆国としての姿勢を厳しく問われることになるが、菅さんは所信表明演説にこのことを盛り込むのか。それと日本学術会議の問題は絶対外せないはずだが、さあ新総理の正体を見極めよう。
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あんまり腹が立ったので1日置いたが、まだ怒りが収まらない。麻生さんの「10万円給付分だけ貯金が増えた」発言だ。10万円は通り過ぎただけで、羽が生えたように飛んでった現実を知らなさ過ぎる。毎月寄越せという人々の本音に想像すら及ばないのだ。それに施しをしてやったかの口吻はいい加減にしろ。
1042
官邸前に異変が起きている。菅野完氏の命を賭したハンストが知られつつある中、呼びかけたわけでもないのに人々が集まり、思い思いに読書をしているのだという。日本学術会議への任命拒否で、反知性主義であることがハッキリした菅政権への抗議なのだ。妙手だ。この静かな抗議には官憲も手が出せまい。
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菅さんは所信表明演説において、日本学術会議に1ミリも触れなかった。違法な任命拒否の理由なんかそもそも説明する気がないのだ。「問題ない。指摘は当たらない」と繰り返した官房長官時代の成功体験があるからで、今後の質疑でも繰り返すのみだろう。野党は覚悟を決め、質問の矛を鋭利に磨くべきだ。
1044
公明党が「大阪市廃止」に賛成している。もう理念なんかどうでもいいんだね。ただ選挙のために維新に加担してるんだ。しかし情勢は「反対41%、賛成39%」(朝日)と僅差ではあるものの逆転してるんだ。公明票が入ってこの数字なんだ。公明党よ、後々を考えたら撤退した方がよくはないかね。禍根を残すぜ。
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菅野完氏は中身のない菅首相の所信表明演説を聞き届け、25日間に渡るハンストを終えたという。体力の限界や胸中は察するのみだが、ホッとしたのも事実だ。様々なドラマがあったという。その模様は田中龍作ジャーナルがリポートするというし、菅野完氏も心身の回復を待って語るし書くだろう。待つべし。
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@studiamo_italia 素晴らしい。学問の自由の意味、意義を様々な事例(ガリレオ等)を引いて説き、民主主義の根幹が「説明と情報公開」にあると我らに知らしめる。そしてそれは菅さんの説明しない独裁を浮き彫りにし、権力の行使について考えさせる。次はあなたの業界がやられるよと。いやしかし何という名文であることか。
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長く番記者として取材してきた毎日新聞政治部の秋山信一記者に、菅さんは権力についてこう語っている。「重みと思うか、快感と思えるか。重圧に潰されないようにするためには、思うように政策を進める快感を力に変えられるかどうかだということだ」と。まさに心胆寒からしむ。菅さんは快感優先なんだ。
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沖縄初の芥川賞作家・大城立裕さんが亡くなった。享年95。受賞作『カクテル・パーティー』は米兵によるレイプ事件が題材で、地域の矛盾や理不尽を描き『小説琉球処分』等、ロングセラーもあるが「読まれ続けるのはありがたいけれども、読まれる意味を考えると、ありがたくないんだな」との言葉が思い。
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所信表明演説において、菅さんは携帯料金の値下げや不妊治療の保険適用を言い、並行して辺野古をやる、オリパラをやる、万博をやると言い切った。凄いな、飴と鞭だ。そうして「温室効果ガスゼロ」を高らかに謳いつつ「原発推進」とも言ったんだ。おい「再生可能エネルギー」の話はどこへ消えたんだよ。
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案の定、菅さんは答弁で任命拒否の理由を言わなかった。「多様性が大事だということを念頭に私が任命権者として判断を行った」と言い切った時、議場の野次怒号はピークに達した。そりゃそうだ、そんな権限はこの人にないのだから。その最中、菅さんは議長に「静かにしてもらえるよう」と注文をつけた。