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悠仁が恵と会ったばかりの頃、悠仁の前では「伏黒」って呼んでたし、0巻でも夜蛾先生の前では「傑」、生徒の前では「夏油」って呼び分けをしてた五条先生。
「気をつかうのは疲れる」が根底にありながら、然るべき相手にはちゃんと配慮できるの、"ズルい大人(褒めてる)"って感じがしてかなり沼...
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公式ファンブックによると『受胎には変態を遂げるタイプがあり、その多くが特級に相当すると予想される』だそう。
それと繭を作ってたから直哉は蛾の可能性が高いけど、一般的にサナギになるまで約2ヶ月かかるらしいので、それを数日で亜音速変態した直哉は間違いなく昆虫界のアッチ側。
#呪術本誌
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全てを捨て去った甚爾が唯一受けた呪いは恵ママの「恵をお願いね」だろうし、全てを拒絶する悟が唯一受けた呪いは甚爾の「好きにしろ」だと思ってるんだけど、つまり恵は両親の呪いで生きながらえたんだよね...
「愛は呪いになる」っていう呪術廻戦のテーマは0巻からずっと引き継がれてるのが分かる。
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脱サラして呪術師に戻る件でナナミンから電話が来た時「何笑ってるんですか?」って言われたり、9年間目にかけてきた一番弟子の成長を感じている時「何笑ってんスか」って言われたりする現代最強の悟。
昔の仲間がそばにいることに喜んで思わず笑顔になっちゃうの、不覚にも可愛いなと思ってしまう...
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〈過去編の甚爾vs五条〉
甚爾が五条を殺す→天逆鉾を使用しなかったために五条が反転術式を獲得し最強に"成った"→再戦→甚爾が負ける
〈死滅回遊の真希vs直哉〉
真希が直哉を殺す→真依の呪具を使用しなかったために直哉が呪霊に"成った"→再戦→真希が劣勢
まさに呪術"廻"戦って感じ。
#呪術本誌
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伏黒恵の言葉遣い、私の想像よりはるかに柔らかいから保護したくなる...
「なんだよソレ」→「何ソレ」
「自分勝手なこと言うな」→「我儘言うな」
「真面目にやれ」→「緊張感!」
「頭痛ぇ」→「頭痛い」
「投げたら駄目です!」→「投げちゃ駄目ですよ!」
「置き去り」→「置いてきぼり」
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読者の間で"さしす"って呼ばれるように、悟と傑の間には硝子がいるよね。
硝子はガラスとも読むけど、ガラスを挟んだコチラ側と向こう側では"明るさ"によって見え方が変わり、暗い側からは明るい側がよく見えて、明るい側からは暗い側が見にくい。
これ悟(明)と傑(暗)の関係を表してるみたいでさぁ...
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野薔薇は呪術廻戦で数少ない自己愛が成熟してる(=自己肯定感が高い)キャラだから、"自分らしく生きよう"っていう風潮が高まってる今の社会に一番忠実な存在だと思うんだけど、
そんな子の制作秘話が「少年誌ヒロインの苦手な部分を全部取り除きました(芥見談)」なのかなり尖ってて好き。
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おそらく芥見先生の"苦手な部分"っていうのは「か弱い女の子」「主人公に守ってもらう存在」みたいな従来のヒロイン像のことだと思うんだけど、その固定概念を排除した結果、現代人に共感を得やすい「"私は私が大好き"って声に出して言える女の子」っていう人物像になったのが面白いなって
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恵の制作秘話で『(当初)虎杖とダブル主人公という感じだったので、今でもその影が随所に見られます』って書いてあったんだけど、
・御三家の相伝持ち
・禪院家当主
・宿儺の唯一の好奇で地雷
・五条悟に目をかけられた弟子
・現代最強を一度殺した伏黒甚爾の息子
って感じで本当にその通りなんだよ...
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私の中の呪術廻戦三大皮肉は、
①純平の通っていた里桜高校の"里桜"の花言葉は「善良な教育」
②「私の人生の席に座っていない人間に、私の心をどうこうされたくない」と言った野薔薇が真人に魂(心)を触れられる
③物を拒絶する術式の悟は世界から受容され、物を受容する術式の傑は世界から拒絶される
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最後の煽り文「矜持」じゃなくて「矜恃」なの細かいなぁ...
「矜持」は自分の能力を誇りつつも、それを"表に出しすぎない様子"で、一方の「矜恃」は自分の中の自信を"積極的に外側に出していく"ってニュアンスらしい。
論外な男・禪院直哉に相応しい後者の言葉を選ぶ芥見先生のセンスね...
#呪術本誌
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なんで"嵌合暗翳庭"の「暗翳」は「暗影」じゃないのか気になったから調べたんだけど、
「影」は物が光を遮ってできる像
「翳」は何か暗さを感じさせるような人の性格や雰囲気
らしい。
生得領域は心の中(=性格)といえる場所だし、「翳」の方がとっても伏黒恵らしくて大納得した。
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伏黒恵、世界から愛されすぎ問題
・喜久水庵さんから正式に喜久福の守護天使(意訳)に任命される
・Microsoftの公式ツイッターから謎の誕生日お祝いメッセージをもらう
・グッズ即完売伝説(INUマグ、式神カレー皿など)
・"読者からモテるべき"と作者に思われている
・第2回キャラクター人気投票で第1位
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ティザーで既に瀕死なんだけど...
#懐玉・玉折 の 「懐玉」は、うわべは粗末でも優れた才能を内に秘めているたとえ。「玉折」は、才能ある者がその魅力を充分に発揮しないまま若死にするたとえ。
美しく優れているもの(玉)を持つ2人が、それを磨くのか壊すのか、対照的なタイトルなんですよね...
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呪術廻戦、中の人のキャラクター解釈が素晴らしすぎてアニメ2期も本当に楽しみ...
榎木淳弥さん「(虎杖は)何に対しても直情的に突っ込んでいけるような"強い"キャラクターではない。」
内田雄馬さん「(伏黒は)多分、人と深く関わらないようにいろいろ考えて、自分を守っているんじゃないかな。」
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瀬戸麻沙美さん「(釘崎は)自信をそのまま"自信です!"と出すのではなくて、"自信ありますけど、何か?"という感じ。」
中村悠一さん「ある種ドライさ、冷徹さ的なものが彼(五条)の中にあって。飄々としゃべるから取っつきやすそうに見えますが、実は人に対してクールに接する部分がある。」
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諏訪部順一さん「宿儺を悪だと思って演じてない。彼(両面宿儺)の中で自分がジャスティスですから、善とか悪って意識ではない。」
櫻井孝宏さん「(夏油は)本音めいたものは吐露しても、丸裸ではない。もうそこには戻れないでしょうから。その辺りの夏油の揺れを表現できていたらなと思います。」
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緒方さん「(乙骨は)人を大事にする人。最初から里香を祓おうなんて思ってない。でも里香のせいで周りが傷つくから困ってる。」
関智一さん「彼(パンダ)は夜蛾学長が作りだした呪骸で、ピュアに育っていった部分と自分が作りものであると自覚してサポート役に徹しようという深い心持ちの部分がある。」
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小松未可子さん「(真希にとって呪術高専は)自分が自分でいることを認められる場所。自分を見失わないための心の拠点。」
内山昂輝さん「棘、優しいよね。」←1番好き
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知り合ったスイス人の子が呪術廻戦好きで歓喜したんだけど、どうやら甚爾推しらしく、
「彼は良い。愛を知らないから自分の慰め方が分からない。体のせいで酒に溺れることもできない。奥さん(恵ママ)を失った後のクズな行動には、寂しい過去と運命が隠れてる。」
と言ってて拍手喝采しそうになった...
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悟は唯一の親友を、恵は唯一の家族を、パンダは唯一の親を、真希さんは唯一の姉妹を救うことが出来なかったんだよね...
自分の"唯一"を守れなかった彼等はどんな気持ちで"他人"を助けてるんだろうってたまに思うことがある。呪術廻戦キツい。
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呪術廻戦0で知って欲しいのは、
「僕が傑の呪力の"残穢"を間違えるわけない」っていう悟の台詞、GIGA連載時は「"残り香"」だったことと、
「(悟の足止め)ノルマまであと10分弱」っていうミゲルの台詞が、劇場版では「12分強」で、この発言から約12分後、悟が傑を手にかけるシーンになっていること...
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後者に関してはMAPPAさんのイカレ具合(褒めてる)が垣間見えて良いですよね...ミゲルちゃんと12分間悟を足止めしたんだ...
2期でも原作との細かい違いを見せつけてきて(褒めてる)オタクを翻弄するんだろうな...
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「私情です何とかしてください」を言った時点で、「宿儺に体の主導権を握られたら布瑠部(自死)で虎杖を処刑する」ことを覚悟していたわけだし、
渋谷の大量殺人で自分を許せない悠仁に対し「俺を助けろ」っていうベストアンサーを平気で叩き出すので、
伏黒恵おっっっも...っていう感想しか出てこない