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「私は性被害なんて受けたことないけどな」という女性と話してると、本人が自分の中で記憶に蓋をしてるケースをよく目にする。例えば小学生の時に遭った露出狂とか、通りすがりに身体を触られたとか、小さな（小さくない）性被害を例に挙げると、記憶の扉が開き始めるので深刻だなと感じることがある。
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19歳でバーテンダーをした時、お客様から指摘されて「いや」とか「でも」で話し始める癖を完全封印した時期がある。案外喋れるものだし、それが必ずしも相手を全面肯定するものでもなく、むしろこちらの話や意見を向こうも受け入れてくれることが多くなった。いつも否定を枕詞にはしてる人にはお勧め。
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前飲み屋で隣に座ってた男性と話してたら、腕に付けてたアクセを見て「かわいいじゃん」って言って急に腕を掴まれたことがあって、それで一気に嫌悪感抱いた経験がある。ホント性的な場所でなくとも『気軽に他人の身体に触れない』という感覚を全員持って欲しい。それ思ってる以上に繊細な行為だから。
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女装し始めのころ、自分を女性と思って話してくる女性の声のトーンが明らかに男性のときより低いことに気づいた。最初は女性は男性に媚びてるのかと思ったが、あとでわかった。ああ、これは男に対する防衛本能なんだと。なにしてくるかわからない相手を、刺激しないようににこやかに接するアレと同じ。
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女装したきっかけは女の子みたいにチヤホヤされたいみたいな考えだったけど、毎日メイクしたり髪の手入れしたり痛いヒールを我慢してみて思ったけど全然女の子労われないね。だから、いまむしろ自分が女の子と遊ぶときは以前よりもてなすようになった。女性はもっとチヤホヤされていいよ。大変だもん。
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昔個室マッサージ店で女性と偽って働いてた頃「性的なサービスはないの？」と男性客に言われて無いと答えたら、急に立ち上がって机にポンって一万円札を置いてそのまま無理やり咥えさせられそうになったことがある。難は逃れたけど、人ってあんな表情も変えずにレイプすることを決意するのかと思った。
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30代になって20代から知ってたら得だなと思う情報は『しょーもない人間とはすぐ縁を切ったほうがいい』という事。ダメな人付き合いや交友関係を続けると自分までダメになってく経験があるから、仕事も友人関係も周りには自分が尊敬できる人を置いたほうがいい。本当にしょーもない人付き合っちゃダメ。
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「重いから別れた」的な話聞くたびに、この「愛が重い」って厳密に言うと違うよなって感じる。ただ愛情深いって意味なら別れようとは思わないじゃん？別れたい場合って「今何してるの？」「どこ？！」とか自分勝手に愛情を押し付けてくるから別れたくなる。愛が重いんじゃなく「愛がウザい」んだよね。
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とある飲み屋で店番の1人の女性の出勤日だけガチ恋客が多いって話になった。その子はほんわかしてにこやかな感じの子。周りの男性陣は「魔性だ、魔性だ」と囃していたが、勝手に男側が勘違いして惚れていくのを、女側の原因で惹きつけてるみたいな『魔性』と呼ばれるのも大概迷惑な話だなと思った。
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最初のころは紳士的で良い男性だなと思ってた人が、仲良くなり始めたら急に「君も歳だもんねー」みたいな失礼ボケ始めて一気にやだなと思った事がある。彼氏でも男友だちでも、仲良くなると急に容姿とかイジりだす人多いんだよな。アレ冗談とか関係なく普通にムカつくからやめたほうがいいぞ。マジで。
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「『好き』はプラスの表現だから誰からでも伝えられたら嬉しい」と勘違いしている男性が多いのは、一方的な好意で迷惑をかけられてないからなんだよな。この見た目になって口説かれるとき勝手に身体触られたり、付き纏われたりしたらわかるけど、好きでもない相手からの「好き」は面倒で怖いものだぞ。
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昔面接を受けた企業で「そこにある鉢植えの木の葉、黒色に見えるんですがどう思います？」と聞かれ、どうみても緑で意味がわからず、曖昧な解答しかできなかった事がある。後に面接アドバイザー的な人に話したら「正直に意見を言うかで内部告発等するタイプか見てるのだろう」との事。怖い質問だった。
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前に友人の女の子に開口1番「太った？」って聞いた知人男性がいたから「そんなの女の子に聞くことじゃないですよ」と言ったら「ごめん、ごめん。俺太った子好きだからさ」って弁明してきて、その情報全然要らないし、あなたが好きだからって他人の身体的特徴は気軽に触れていい話題ではないんですよ。
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知人でゲイの男性が、ゲイであることを隠してないとたまに「あ、ゲイなの？俺そういうの全然偏見ないんだよね！ほら、ゲイの人って面白いし、なんか話し方もオネェ口調っていうの？笑えるしさ」みたいな接し方をされると言っていたことがある。「それが『偏見』なんだよねー」の言葉にうんうん頷いた。
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恋愛において情緒のない男性が苦手だ。プレゼントを「現金で良くね？」と言ったり、旅行や外出を「疲れに行くようなもんじゃん。家でいいよ」と言ったり、たしかに合理的。でも、一生懸命何かを選んでくれた事や、過程を楽しむって事も必要なんだよな。全部合理的に生きるなら、恋愛なんて必要ないよ。
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本当に精神的に不安定な人と恋愛する時は相当覚悟したほうがいい。どんくらいの覚悟かというと「発狂して暴れたりするのを、仕事や友人関係に支障きたしながらなんとか2年関係続けてやっと向こうも安定してきたなってある日、突然他の人と姿を消した」ってなっても精神崩壊しない自信が必要なレベル。
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なんか口説く時ベターな行動より『好きな人にされたら刺さるベスト』を初手でやろうとする男いるよな。例えば急に呼び捨てしてみたり、いきなり身体に触れてきたり「キュン！」的なの狙う奴。そんなんいいから丁寧に話したり、距離保ったり『嫌われない行動』とってくれよ。好きになる以前の問題だわ。
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性的に相手を見てるのを伝えることが「良いこと」だと思ってる男性がいるのにびっくりする。これはたまに女性もいて、ナンパや痴漢の被害を「自慢？」みたいに思われたりすると絶望する。男女の意識の違いもそうだけど、性被害に遭ったことのある人とそうでない人の圧倒的な認識差からくる地獄がある。
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「モテたい男は大胆な行動より嫌われない行動を」って呟いたら、男たちから「ボディタッチとかしまくって脈ありか判断してる。それで拒否する奴は脈ないから嫌われて構わない」ってリプが結構来た。男のその程度の気持ちでやることが、女性の一生のトラウマになるかもしれないの地獄でしかないのだが。
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自分が10代や20代に言いたいのは、他人の人生に適当なこと抜かす大人に騙されるなってこと。令和になっても「若者はもっと挑戦しろ」だの「俺が若い頃は〜」だの言う年長者がいるが、人それぞれ能力には差があるし、成長度合いも様々なんだから。立ち止まってもいいから、大事な選択は自分が決めなよ。
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「酒を飲んだ時の姿がその人の本性」という話は、酒によって脳の理性のストッパーが外れているからとされる。また老化でもこの理性のストッパーは外れやすくなる。つまり、今酒に酔って暴力的になったりセクハラする姿はその人の『数十年後の姿』とも言えるから、ヤバい奴と早めに縁切る指標にできる。
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男女両方見て思うけど「女性の容姿」に触れる繊細さは、やっぱ男性の比じゃないよ。メディアも周りも「女は美しくあれ」を押し付けてくるから。ある女友達は学生時代たった1度の「デブ」という言葉で未だに拒食症に苦しんでるし、また別の女性も「ブス」という言葉で醜形恐怖症。そんくらい重い言葉。
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人間関係の不満はコップの水ぞ。言いたいことを我慢してるうちにコップがいっぱいになったら、もう次からは小さなことも我慢ならなくなる。だけど、本当に捨てなきゃいけない大量の水はそこではないから、いつまでも不満は溜まったまんま。そうなる前に定期的に水を捨てる機会を作ろう。大事な人ほど。
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自分は男女両方好きになれるから思うけど、「本当は同性といるほうが楽しいし気が楽だけど、同性とはセックスができないから、仕方なくイライラしたりムカムカしながら異性と恋愛してる」って人結構いると思う。性器の違いさえなければもっと恋愛は自由なのに、その違いがあまりにも大きい。難しいね。
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婚約指輪の相場は「年齢×1万」もしくは「年収×0.1」というネット記事を見て、ああ…もう「給料の3ヶ月分」みたいな時代ではないのだなと、ちょっと感慨深いものを感じた。あれ、バブル期前の広告なんだけどな。
フリーで活動しております、元セクシー女優で作家の「大島 薫」です。いまでもノンホルノンオペ。Youtubeは隔週水曜日で更新したい。漫画や絵も描いてます。著書「モテたいと思っている男ってなんであんなに気持ち悪いんだろう〜本当にうまい女性の褒め方〜」お仕事の依頼は ooshima.kaoru@gmail.com まで。