三陸沿岸部の場合、概ね40~50年周期で大津波は発生します。つまり、あと30年ほどで同様の大津波襲来の可能性があります。「1000年先に伝える」ではなく、毎日確認するべきことなんです。私たちは津波常襲地域で暮らしているのですから。
いずれにしても2011年当時、過去最大の津波災害、三陸地域の重大な災害史が、ごく限られた場でしか伝承されていなかった。三陸沿岸で暮らす多くの者がその事実を知らずに世界屈指の「津波常襲地域」で危険な生活を続けていた。わずか115年前の大災害伝承ができていなかったということ。
本日6/15は1896(明治29)年「明治三陸地震津波」発生の日です。図版は同年発行「臨時増刊風俗画報第119号大海嘯被害録」掲載の扉絵。描かれた兜や幟は、当日が旧暦5月5日端午の節句だったため。 東日本大震災の津波発生までは国内史上最大の津波。しかし2011年当時、これを知る者はごく少数だった。
昭和三陸地震津波発生の日①  90年前の今日、3月3日は昭和三陸地震津波発生の日。1896年旧暦5月5日端午の節句に発生した明治三陸地震津波から37年後、1933年3月3日桃の節句のことでした。  この津波をきっかけとして、日本では津波防災という概念が生まれたとされています。⇒続く
2022.10/3発売の『AERA』2022.10.10-17 No.42合併増大号にてリアス・アーク美術館「東日本大震災の記録と津波の災害史」常設展示をご紹介(P26-27)いただいています。 巻頭特集、表紙が羽生結弦さんという豪華版、保存版です。 ご興味のある方、お近くの書店でお求めください。
本日の河北新報第7面、座標に博物館法改正に関する原稿を寄せています。 けっこう重大な問題なのですが、一般的にはあまり知られていない内容です。ご一読ください。
リアス・アーク美術館 東日本大震災発生10年特別企画『あの時、現在 そしてこれから』展の無料配布パンフレットを公開いたします。 その4 P6~裏表紙 #つながるおもい  #東日本大震災  #気仙沼
リアス・アーク美術館 東日本大震災発生10年特別企画『あの時、現在 そしてこれから』展の無料配布パンフレットを公開いたします。 その3 P4~P5 #つながるおもい  #東日本大震災  #気仙沼
リアス・アーク美術館 東日本大震災発生10年特別企画『あの時、現在 そしてこれから』展の無料配布パンフレットを公開いたします。 その2 P2~P3 #つながるおもい  #東日本大震災  #気仙沼
リアス・アーク美術館 東日本大震災発生10年特別企画『あの時、現在 そしてこれから』展の無料配布パンフレットを公開いたします。 その1 表紙~P1 #つながるおもい  #東日本大震災  #気仙沼
本日、3月3日は1933(昭和8)年「昭和三陸地震津波」が発生した日。 伝承のため沢山の石碑がつくられ、宮城県内に伝承施設が30か所ほど設置されました。 浸水域は災害危険区域とされましたが、戦後、それらの伝承活動と災害対策はリセットされてしまいました。 同じことを繰り返してはいけません。
本日2/5より、リアス・アーク美術館、東日本大震災発生10年特別企画展『あの時、現在 そしてこれから』オープンしています! 観覧無料、フルカラー8Pパンフレット無料配布。 内容豊富なため観覧には1時間ほど必要。合わせて「東日本大震災の記録と津波の災害史」常設展示(有料)もどうぞ。
農家のおじさんは続けて「俺だぢも、いっぺえ見だら、美術作品の良し悪しが分がるようになんだべが?」と。「そうです!だから美術館に来てください!私が解説しますから」と私。「よし!今度見に行ぐがら、よろしぐ! 乾杯!」ということに。 朝までたくさん飲みました。
専門家同士、腹を割って話せば共通点も多く、いずれは理解しあえるものですよね。気仙沼に来てから、そういう経験をたくさんしました。
「専門家だがら、米見ればすぐ分がんだ!」と。私も一言、「そうですよね、私もこう見えても専門家なんです。一般の人の何百倍もの美術作品を見てきました。だから、見れば分かるんですよ」 すると、おじさんは「なるほどな!そいづはそうだ!しづれいした!」ということで仲良しになりました('ω')
気仙沼に住んで2年目のある日、農家のおじさんに「学芸員は美術作品ば見で、いいだの悪いだの言うげど、なにで判断してんのや? 俺だづにはさっぱり分がんねげんと」と言われました。 「お父さんは一等米と二等米をどうやって見分けるのですか?」と問い返すと、「ばがやろ、俺は専門家だぞ!」と。
「きれいごとにしか聞こえない」 あの日以来、被災地で生きてきた者の本音として、どうしても必要な台詞だったと私は感じています。 帰ってきた彼女が何事もなく受け入れられ、地元で活躍するという展開は間違っている、そう感じていたところにこのセリフ。正直救われました。 これは個人の意見です。
リアス・アーク美術館 「東日本大震災の記録と津波の災害史」常設展示 改めて、今一度 あの震災に向き合ってみる 良いタイミングなのかも。 大事な人と一緒に、 休日を美術館で過ごしてみては ('_') N.E.blood 21も開催中です。