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鬱になって一番ショックだったのは本が読めなくなったことなのだ。どれほど美しい詩を読んでも心象風景が全く浮かばないし、文の構造が複雑だと三行でも内容把握が難しいし、そもそも集中が持たなくて2頁も読まないうちに本を放り出したくなるから、その時は生き甲斐を全て奪われたようで絶望したのだ
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鬱病の辛いところは「趣味でリフレッシュ」ができなくなることなのだ。映画を観ても内容が頭に入ってこないし、好きだった小説や詩にも全く心を動かされない。頭に霞がかかったようになって、1日中ネットサーフィンして罪悪感にかられつつ導入剤飲んで眠る生き地獄の無限ループなのだ
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1日14時間勉強して東大早慶私立医学部に合格したときは4年後まさか自分が勘当をくらい友達からも絶縁され大学を中退し精神疾患を抱えて引きこもった挙句青木ヶ原で首吊って失敗し結局底辺宿に住みながら格安ソープランドでボーイをして日払いで命を繋ぐ生活を送る事になるなんて思ってもみなかったのだ
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カルト教団の2世として過ごした日々について書いたのだ。
脱会や大学中退、絶縁、勘当、施設での生活など色々思い出しながら書いていたら2万字近い怪文書になってしまったのだ…。
暇つぶしに読んでくださると嬉しいのだ〜
(それでは皆さまお元気で!)
note.com/akaikebasutei/…
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19歳まで新興宗教の2世信者だったけど本当に生き地獄で、親戚とは縁が切れるし大学進学は許されないし戸別訪問では暴言吐かれて病むし家ではメンブレした姉が包丁振り回してるし、脱会したらしたで全友人から「悪魔」扱いだし家は追い出されるしバ先でも虐められるし、樹海しか逃げ場所が無かったのだ
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質問があったので、
渡辺雅男 (2003) 「現代日本における資本家階級の発見」,『階級——社会認識の概念装置』所収
(少し古いので最新の研究はフレンズのご教示を乞うのだ)
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自殺を真剣に考える人が支援の手をしばしば拒否してしまうのは「この人の親切を裏切らないためにも生きなくては」という重圧を背負いたくないからなのだ。当人にしてみれば自死は苦痛から逃れる最終かつ確実な手段だし、全てを奪われた以上、多分その権利を躊躇いなく行使する自由だけは死守したいのだ
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ただ、ここで出し抜けに自戒したいのは「私たちうつ病患者の苦しみはどうせ私たちにしかわからない」と思わないことなのだ~(当事者主義のテーゼを極限まで推し進めると徹底した個人主義(私の苦しみは私にしかわからない)に行き着くけれど、本当のところ自分でさえ自分のことはよくわからないのだ、、)
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鬱病患者に一番かけてはいけない言葉は「でもお前◯◯できてるじゃん」なのだ。あれは別にやりたくてやるのではなくて、ベッドの上で1日中沈んでると発狂しそうになるから仕方なくハードルの低いものに手をつけてるだけなのだ。99%の行動が無理になったあとに残りの1%まで否定されたらもうお終いなのだ
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東大の学生団体で働いてたとき、自分が昔その宗教の信者だったのが同僚の方達にバレて散々からかわれたのだけど、他にもゲイの方向けビデオをネタにしたり、駅前のホームレスの方を小馬鹿にしたりしてて、この方達は将来官僚やら政治家になるのに憲法すらまともに読んだことがないのかと啞然としたのだ
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ソープランド勤務が理由で物件探しでは審査前にはねられ、金欠ゆえ消費者金融の審査には軒並み落ち、カ◯ト教団出身のせいであちこちで白眼視を受け、おまけに宿暮らしで住民票を実家(勘当済み)から移せないので行政の諸手続はなかなか手がつけられず、今日も窮屈な社会で窒息しかかっているのだ
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