326
「どういう事ですか?」と聞いていると「うちは子どもは自閉症で大変。私が仕事をやめても良かったけど、私の方が3倍くらい収入があるし、夫の業界や職種では同じ収入になる事が見込めないから辞めた。でも、料理が好きとか掃除が好きという人はいるけど、無償でずっとしたいと思う人はいないよね」
327
女性上司はお子さんが自閉症で夫さんが専業主夫。家族がとても仲良しなので「家族円満の秘訣は?」と聞いたら「夫の前で【仕事ができる男の話】をしない」と言っていて「みんな好きな仕事で大金稼げるならそうする。子どもの事があって夫は仕事やめたけど10倍稼いでたらやめてない。そういう事よ」と…
328
留学生の時はアメリカ人は得だと思っていたけど、あり得ないレベルの無責任な親も多いし、教育は親のノウハウや財力に頼る部位が大きすぎて優秀だが恩恵を受けない人も多く、その上別の国ですでに天才として大成功した人が沢山来る。アメリカに生まれるという事は有利もあるけど重いハンデもあると思う
329
運動習慣をつけたくて調べると何を見ても「寝る直前の激しい運動NG」とあるけど、夜型&先延ばし人間なので「やらんよりはマシやろ」と睡眠直前に運動していたら、なぜか早い時間にやるようになった。最初は【正しく】できなくても、できる事をするうちに自然に【王道】に近づいてくる事ってよくある。
330
とにかく男子は「僕の方ができる!」というポジション、女子は「私にもできる!」というポジションを見せるのがモチベーションを生みやすい傾向があるとかなりはっきりと感じている。なぜかと言われても、経験上、そういう傾向があるとしか言えない。ただどう正しく使うかっていうのは難しいと思う。
331
これを既婚の友人に話したら「旦那に何かを改めてほしければ、比べようもないくらいのクズな人間の話を一緒にして盛り上がると改善するっていうのはあるよ!うちも共働きで家事ほとんどしなかったけど、自分の事さえもしない人の悪口とかで盛り上がっていたらなぜか改まった」と言っていて面白かった。
332
ボランティアで家庭崩壊を経験しているお子さん達と関わっていて、女子は「女性初」「バリキャリ」など【成功例】を話すと「私も!」と憧れを元にやる気を出す子が多いけど、男子は完全に逆で「底辺男」「クズ」などの【悪い例】を紹介すると【俺はちがう!】とマウントをやる気にする子が多いと思う。
333
お礼の手紙を書き「ボランティアで子どもと勉強をしているけど、なかなかやってくれない」と新たな悩みを書いてたら「【やって】と言わずその子ができる事を【何分でできる?】と聞け」と言われ、それもとても効果があった。経営者は気難しくて敬遠されている人でも人心の理解は深い人が多いと思う。
334
昔ある偉い人に私の私生活の怠け者っぷりを相談したら「やりたくない事は【かかる時間】だけ考えなさい」と言われその日の夜から「シャワー面倒くさい→20分」「洗濯物畳むのやだ→10分」と、【時間だけ】になったら動けるようになった。【作業】は嫌だけど【終わる時間】には希望があるからだと思う。
335
日本で育った私の感覚からはアメリカで宗教を大事にしていて、やたら神様神様言うと感じる人達でも、意外と【モノを大事にする】っていう事も、【約束を守る】っていう事もしない人多いな思う。日本人は「宗教は特に信じていない」と言う人でも、どこか【敬虔に】生きていると言える人は多い気がする。
336
念の為だけど、もちろん【男のくせに】という女性も、女性として生まれた事以外に何かないのかと思う。理論上は【自分に自信がないと大人しくなる】と思いがちだけど、自分に自信がないから人のせいにする、人に攻撃的になる、自分がされる前に先に傷つけておきたい、という人も意外と沢山いる。
337
【白人だから偉いんだ】の人達は、自分が『白人』という事以外にあまり威張れる物がないのだなと感じる。そうしたら【年長者を敬え】という年長者は長生き以外大してやり遂げた事がないんだなと思うようになって【女のくせに】という男性は男に生まれた事以外に何もないんだろうと思うようになった。
338
アメリカに来て就職したばかりだった時、ある日本人の方が有名な起業家の方と知り合いで「〇〇が言うには…」「〇〇と長電話して…」とよく話していて陽キャ凄いと思ってたら、最近その起業家の方にお会いできる機会があった時に「全然知らない。たまにそういう人もいるから気にしないで」と言われた。
339
私の場合は仕事してボランティアで多少散財もできるようになったけど【自分がメンタルの泥沼から抜け出したので、そういう人を助けたい、でも生活費も必要だから仕事としてしたい】と思う人の気持ちわかる。ただそう思う人に適性があるかはわからないから資格取得プロセスは丁寧に作られるべきと思う。
340
以前【なぜ自分のメンタルがやばい女性が心理カウンセラーになりたがるのか】というツイートを見かけたのだけど、【人を助けると自分が救われる】【人の回復を見ると自分が大きく回復する】事を、意識的にではないけれど、かなり明確に本能的にわかっているので、そういう衝動が起きるのだと思う。
341
その後、その男の子は普段と同じで相変わらず口が悪くて、女の子はいつもと同じでほとんど何も言わなかった(学校では一言も話さないらしい)。二人とも学校では問題かあると思われている子達なのだろうけれど、私はなんてまっとうな良い子達なんだろうとしか思わなかった。権威というのは難しい。
342
免許証を返してもらって、警察官が行ってしまって、運転席でため息をついてたら、同じく後ろの席に座っていた女の子が「This will help」と、椅子から乗り出してきて私の手に消毒剤をドバドバとかけてきた。目が真剣で「この子は嫌なふうに触られて気持ち悪い感覚を知っている」と暗い気分になった。
343
私は、その子は普段の言葉が乱暴で学校でも何度も深刻に注意されているのを知っているのですが、「乱暴な言葉を巧みに使いこなせる子は丁寧な言葉づかいもわかってやっているんやな」と感じると同時に「この子は警察官には丁寧に話さないと危ない」という事を誰かに教えられた事があるなと感じた。
344
自分の免許証をその警察官に渡していたのだけど、「明日は何してるの」「休みはどう過ごしてるの」と全然返してくれない。後ろに乗せていた普段は言葉が乱暴な黒人の男の子が「お巡りさん、少しでも遅れると僕たちの保護者にこの人がとても怒られるので、行ってもいいですか」ととても丁寧に言った。
345
ボランティアで子どもを何人か連れていたら、警察官に呼び止められたのだけど、事情を聞かれたのは最初だけで、後は笑顔がいいねとか言って髪や手をべちゃべちゃ触られて参った。アメリカに来て職場等で女性を見下すような発言を聞く事は本当になくてそこは快適なんだけど警察官に触られるのは4回目。
346
悪い所属を離れても優しく迎え入れてくれる場所があるかどうかで「悪い場所から抜けられるか否か」が決まるのだと思った。どっちも嫌な場所なら、プライドを選んでしまうのは合理的でないように見えても最後の自尊心を守っていると言える。大事な人が悪い方向に行っても、反対しすぎないようにしよう。
347
「どうしたらこの結婚は間違いだったとすぐに認められたと思いますか?」と聞いたら「悪い事が起きた時、自分の能力が低いせいと思わない事。私は人を見る目がなかったと自分を責めてて遅くなった」と言ってて、「自分を責めるのは、一見責任感がある事のように見えるけど、萎縮・無気力を生むだけと。
348
どうして初期段階で結婚をやめなかったのかと聞いたら「プライドが高かったんだと思う。間違っていると周囲に指摘されるのが嫌だから、違和感があっても間違っているのは周囲だと元夫と言っていた」と言ってて、カルトもそういう「あっちが間違っている」とずっと思っている人達が残っていると思う。
349
その人が結婚していた期間はなんと30年。かなり初期で結婚に後悔したものの、もう子どもがいて、元夫さんは裕福で「お母さん」「奥様」として自分の生活を確立すると、結婚そのものは嫌と思いつつも、元夫の方はモラハラだけど浮気はしない、生活費も少ないけどくれていたので、離婚は怖かったらしい。
350
元夫との交際を周囲に大反対されて結婚した人が「皆に反対されて、私しか彼の良い所がわからないんだって正義感と優越感と義務感で闘志が湧くし、その後やっぱり変だと思っても、親きょうだいに【ほら見ろ】と言われるのが嫌すぎて別れる決断に時間がかった」と言っててカルト信者と同じかもと思った。