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鶯丸は歓喜した。必ずかの近侍曲を獲得せねばならぬと決意した。鶯丸には秘宝の里がわからぬ。鶯丸は、縁側の達人である。日記を書き、馬に握り飯をやって暮らしてきた。けれども大包平に対しては、人一倍に敏感であった。
ーー走れ鶯丸 序文より抜粋
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#日本文学介入大包平
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク 決シテ瞋ラズ
イツモスベテノ闇ヲ蹴散ラス勢イデ笑ッテヰル
サウイフ大包平ハ イイゾ