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私が「日本サンライズ」に入った1983年は、ガンダムのヒットからまだ3年目で、中小企業の町工場がたまたまヒット商品を出してしまったくらいのかんじの、社員全員で(もちろん外注さんも含めて)バスを連ねて慰安旅行に行くようなアットホームな会社でした。
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インボイスの件、消費税を始める時は零細業者に配慮して免税制度設けますんで導入させてくださいみたいなかんじだったのに、急にドロボーみたいな言い方されるの地獄なんですけど。そもそも「消費税は預かり金ではなく対価の一部」という判決が出ているのに、フリーランスを悪者にするミスリード。
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「サンライズ」という会社がなくなるそうですが、それは1994年4月に、突然、旧経営陣がバンダイに株式を売却して去るという事から始まった事なので、逆に四半世紀もよく持ったなぁというのが素直な感想です。
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この時、何も知らされていなかった富野さんは、Vガンダム製作中に秘密裏に話を進め、ガンダムごと身売りして莫大な株式売却益を手にして去っていった旧経営陣に対して、まるで自分が身売りされたような感覚に襲われ、旧経営陣の殺害を考えたそうです。(実行はしていない)
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国がホントに「アニメ」が世界でビジネスできる産業だと思っているなら、「クールジャパン機構」とやらで垂れ流している税金の1%でも、新人アニメーターが食べられるようになるまでの支援とかに使えないものかと思う。
news.yahoo.co.jp/articles/44885…
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「ガンダム」の商標を持つ創通も、2019年10月にバンダイナムコに完全子会社化されてしまったので、これでバンダイナムコは「ガンダム」の全てをその手中に収めた事になる。
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それでも、吉井社長、内田社長といったスタジオから叩き上げが経営陣にいた頃は辛うじてサンライズらしさが保たれていた気がするけど(銀魂に私を呼んでくれたのは内田さん)経営陣がほぼバンダイナムコ出身者で占められるようになるとそれもだんだん薄らいでいったような気がする。(個人の感想です)
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2015年には、すでに「サンライズ」の半分がバンダイナムコの名を冠したBNPとして分割されその名を奪われているので、今回のサンライズ消失はついに来たかというかんじです。
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「ZZ」の1話がなんであんな事になっているかと言うと、制作が間に合わなくて急遽、特番を作ったけど、局が「これ1話じゃ無くね?」と納品に難色を示したのを「これが1話です!」と言い張って納品したため、本来の1話が2話になり、以後、再放送もこれが1話となっているのです。
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サンライズは、イベント時には「監督、監督」と言ってクリエイター扱いするけれど、二次利用時は「権利者」では無いので「部外者」扱いで蚊帳の外にされて、だいたい一般人と同じタイミングでネットとかではじめて情報に触れるので、一般人のように反応してしまいました。
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最近のアニメは、制作期間が長くてどのへんでピークがくるのか予想しづらい。前は放送中が一番忙しかった。全話納品が増えたせいだが、その主な理由は中国の考査で、放送3ヶ月前には考査にかける必要がある。国内でペイするのが難しい状況では海外番販は必須なのだ。
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この前、スタジオで色決めの時、「私がサンライズに入った頃セル絵の具は108色しか無かった」という昔話をしたけど、若い人にはピンと来てないかんじだった(苦笑)
そう「ボトムズ」は108色で全てのセルを塗っていたのだ。
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主に真ん中の青いヤツが原因かと思われるが、これデザインとしては良く出来たパロディだと思うんだけどね(苦笑) twitter.com/takama2_shinji…