1
も私
名前のない雑用はする人決まってくるね
これね、何回も言うんだけど
「気づかないんですよ」
「気づいた人がやれば良い」で終わる
そうなんだろうね、気づかないんだろうね
気づかないからやらないから
その作業の面倒くささにも気づかない
で、指摘した方が
「細かいことで怒る人」となるのよ
2
楽ですよねぇ」っていったら
家で「あんなこと言う必要ない」ってしこたま言われたのを思い出すね
じゃあ翌日からお茶づくりを彼がするかというとそんなこともなく
職場でも
ゴミを集めるのはいつも私
「出しときますよ!」とかめっちゃ笑顔で言われるけど、私も出しとく係がいいわ
コピー用紙の補充
3
夏になるとお茶をひたすら作り続ける
お茶のポット洗うのも
水筒を洗うのも
粗熱とるのも何もかも面倒
そんな時ふと
元夫が
「節約のため水筒もっていってる」って義家族にドヤってて
「やっぱり〇〇くんは偉いねぇ」ってなっていて
私が
「〇〇くんは机に出された水筒持っていくだけですから
4
わからなかった
息子も気づいたら通わなくなったけど特段「その後、様子どうですか?」なんて聞かれることもなく
向こうからしたらフェードアウトした親子なのだろう
これの何が不登校支援なんだろう、と今でも思っている
5
息子が不登校になった時
不登校支援センター的なとこに相談した
機会的に「親子カウンセリングを受けてください」と言われ受け始めた
仕事を休んで時間をやりくりして通いカウンセラーの質問に答える日々
これ、なんの時間?の疑問が募り
「で、これ受けてたらどうなるんですか?」とある日聞いてみた
6
「うーん、お前の名前はなんだっけ?」とかとぼけた顔して、また笑いをとる
私に言われたわけではないしその子がどう思ったかはわからないけど
すごい胸が苦しかった
その先生が「素直で明るい生徒は応援したいんだよな!」とか言ってて
あー、そういう人なんだって
子どもながらに軽蔑したな
7
高校生の時
生徒ともフランクに話してて
ノリが良くて面白くて生徒から人気の先生がいたけど私は苦手だった
「生徒をダシにして自分の笑いをとる人」だと思っていた
例えば
クラスの中心のような生徒には
「おいおい!もう、お前のことは覚えたからなぁ!」とか言って笑いをとった後
大人しめな生徒に
8
保護者さんから
「家庭でもできる良い教材ないですか?」とご相談を受けることも多く
先日の無料サイト紹介の続きとしてつらつらと紹介してみようかと
①NPO法人スマイル・プラネット
教科書準拠のプリントが公開されています
②すらぷり
UDデザインの無料プリントを公開されています(みやすい)
9
福祉というのは
当たり前のことを剥奪されていたりもとから備わっていなかったりする人に
当たり前を届けるものだと思っているから、そこに「感謝が必要」とは思わないのです
感謝をしていただいたらそれは受け取りますが
感謝をされないことに憤る支援者に対しては「変なの」と思います
本当は
10
あなた自分の地域の支援学校どんなとこか見たことありました?みたいな人が言っちゃう
本当にそうなのか?
見ていないのに体験していないのに先入観、聞き齧り、イメージ先行してないか?
支援学校がいいよ!とか
言ってるわけじゃなくて
「本当にそうなのか?」というところに立ち止まるのは大切
11
支援学校の高等部で
友達を作り一緒にお出かけしたり恋人を作ったりする子はたくさんいた
し部活をしている支援学校は少ないそうだがあるとこはある
問題は支援者自体もそういうことを知らないこと
保護者さんからそういう話があった時に
「じゃあ支援学校じゃ難しいですね」とか言っちゃう
あれ?
12
時々、保護者さんから
「普通の高校生活を送らせてあげたいから支援学校は考えていない」と聞くことがあります
「普通の高校生活とは?」と聞くと
普通に授業があり友達がいて、彼氏や彼女を作ったりカラオケに行ったり部活をしたり‥という話がでます
支援学校は自治体の色があると思いますが
13
保育士のすごいところとして
「遊びの引き出しが多い」とか
「子どもの扱いがうまい」とかよく言っていただけますよね
では、なぜ遊びの引き出しが多いかというと、遊びが発達において重要なことを学び子どもの発達に合わせた遊びの手段を学び実践で活かすために練習を重ねているからであり
14
私と関わる誰かが勝手に
「ryoさんにはもっと明るい人になってほしいんですよ」とか言って
私が明るくなるための関わりをされたとしたら気分悪い
私自身が「明るくなりたい」と希望して
「じゃあ明るくなるためには何ができるか」を一緒に考えてくれるならいい
子どもに対しても同じと思う
15
「どういう子になってほしいですか」
よく聞かれます
例えばそこで
「明るく思いやりのある子になってほしい」
「自分の意見が言える子になってほしい」
いろんな意見が出てくる
でも、
私はそういうの全部違和感で
そもそも
「どういう子になってほしいか」という質問が好きじゃない
16
「合理的配慮を受ける」
それを拒否する子もいます
大人が「当たり前のこと」
「恥ずかしいことじゃない」といくら話しても
「その子の属する子どもの社会」を生きるのはその子自身です
例えば
「合理的配慮はメガネをかけるのと同じ」という説明がある
これは「メガネはもはや当たり前でしょ?」の
17
オープンクエスションが苦手な子は多いです
「どう思う?」と聞かれた時の
「どう」というのがどこまでの範囲を言うのか
どの概念までが許されるのか
質問の意図性が伝わっていない場合も多い
そのことに対して
「この子はオープンな質問が苦手」とするのか
「私の質問の仕方が悪かった」
とできるのか
18
息子がバイト代をしこたまため込んでるので
「これ、どうすんの?」と聞いたら
「高3なったら予備校行くからそのために貯めてる」と
えー!私、家にお金ないアピールしすぎたかなー
予備校代とか進学費用はなんとかなんとか用意するつもりだったんだけど、余計な心配させてたかなーと焦ってたら
19
春休みなので
私のおすすめの無料教材サイトを紹介してみようと思う
①やんちゃワーク
公認心理師、保育士などが制作
年齢別ではなく課題別
個人的には「こんな時なんて言う?」
「どうしてだと思う?」などの子どもの考えを知れるような教材がとても良い
②わくわく教材
特別支援の教員が制作
20
福祉の仕事をしていると
「優しいんだね」と言われることがあるし採用面接してると志望動機で
「昔から優しい性格と言われるので向いていると思う」という人もいる
常々「優しい」とはどのようなことを言うのだろうと悩ましい
「自分は優しいから福祉の仕事が向いてる」というのは結構危険な香りはする
21
これは実際
障害児や障害者と接してる人ならわかると思うけど
彼らは別に
「純粋」でも「優しい」でもないよね
当たり前に
俗っぽいことが好きだし
意地悪もするし
なんなら排除も差別もする
「障害者は純粋で優しい」という先入観
「優しくしなければいけない対象」とすること
適切な理解とはいえない
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「そんなことで変わるかな」って思った
でもまぁ、やってみたよね
そしたら
本当にわかりやすく子どもたちの笑顔が増えた
「私は今まで無知であるせいでこの子たちを無自覚に傷つけてきたんだな」って思った
無自覚な攻撃って自分が気づくまで攻撃し続ける
これは私的教訓
無知の自覚と柔軟さと素直さ
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学童で働いてすぐのころ
10年くらい前かな
発達障害児についての研修を初めて受けた時
氷山モデルも感覚過敏や鈍麻もその時初めて聞き何もかも新鮮
先生が
「否定ではなく肯定で声をかける」って言ってて
走りませんではなく、歩きましょうというの
最初は「そんなバカな」と思ったよね
視覚支援も
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と、笑われて終わったんだって
その次の日から学校に行けなくなった
いつも笑顔でいい子
あの子は問題ない
そう言われる子がふと、
苦しい言葉を出した時
そんな時こそ
「あなたらしくない」
「あなたなら大丈夫」
ではない緊急事態だということ
私もそのことを学ばせてもらいました
息子から
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私の息子はずっと
「明るくていい子です」と言われてきたんです
でも、本当はすごく無理して外で頑張ってるのを知ってた
けどそれは親の私がわかっていればいいと思っていた
でも、
中2の時、本当に体調が限界で息子が思い切って担任に相談したことがある
そしたら
「お前がそんなことで悩むわけない」