最近はもはや、Twitterで馬脚をあらわす議員はまだ可視化されているだけマシで、他にもSNSをやっていないだけで非科学的な思考を基に出鱈目な政策を進めようとしている議員が山ほど居るであろうことを考えて暗澹たる気持ちになりますよね。 twitter.com/kharaguchi/sta…
アビガンについては、昨年4月頃に「厚生省にコネのある人はみんな飲んでます」とか酷いデマを言ってた現役研究者もいて心底怒りを覚えたものです。件の研究者は最近ではしきりに「エラーカタストロフの限界」説を唱えてますけど懲りないですよね。 科学的に決着がついたようで良かったです。 twitter.com/kumehayato/sta…
某先生がゴリ押しの、イベルメクチンのCOVID-19に対する治療効果を調べた複数の研究の”メタ解析”を行ったと主張しているIVMMETA.comというサイトがありますが、何ヶ月も前から擬似科学だと批判されています。ここまで酷いサイトを参考にしている現役の研究者がいるというのは信じ難い話 twitter.com/GidMK/status/1…
「私は反ワクチンではありませんが」の枕詞は世界共通ですね。 twitter.com/CaulfieldTim/s…
IVM has NEVER been recommended for prevention or treatment of COVID-19 in Japan. This is totally BS. Also, Tokyo Medical Association has now become the source of misinformation. Very disappointing. twitter.com/PierreKory/sta…
8月に科学的根拠のないおかしな発表をして、あげく誤情報に利用されてしまっている東京都医師会はマジで反省した方が良い。 twitter.com/VaccineWatch/s…
東京都医師会、胡散臭すぎてついに海外の医師からその存在自体を疑われる事態に。 twitter.com/GrumpyOldDoc/s…
引き続き、海外のイベルメクチン信者の方々は日本の感染者・入院者の抑制にイベルメクチンが効いていると主張しているようです。私もリプライ喰らいましたが海外の方の罵倒としつこさは一味違いますね。 それと誤情報に利用されている東京都医師会はきちんと反論しないといけないんじゃないですか? twitter.com/GidMK/status/1…
Merckの経口COVID-19治療薬molnupiravir、臨床試験の最終解析の結果、入院or死亡を抑制する有効性は30%と、中間解析の48%よりも見劣りする結果になるようです。効果があるのは間違いなさそうですが、特効薬と呼ぶのは厳しいかも。 twitter.com/megtirrell/sta…
新しい変異ウイルスの出現に対してワクチンメーカーのコメント。 Modernaは60日以内に臨床試験を開始できるため律速段階は試験と承認のプロセス。 BioNTechは2週間以内にウイルスの変異が免疫逃避かどうかの実験結果を得ることができ、6週間でmRNA改良、100日以内に出荷可能。 twitter.com/megtirrell/sta…
mRNAワクチンでなければここまで早く改良して最初のバッチの出荷まで出来ません。凄まじいスピード。
改良型のmRNAワクチンを作るまでの工程はおそらく以下のような感じです。私の想像ですが大きくは外れていないと思います。 twitter.com/VaccineWatch/s…
「十分に発達した技術は魔法と見分けがつかない」 クラークの法則です。あなたが理解できなくても既に実現しています。 twitter.com/hanakihideaki/…
「政府は早急にオミクロンの生ウイルスを輸入して研究に使わせろ」と息巻いている研究者がいますが、必ずしも必要ないと思います。 新型コロナウイルスの研究は相当進んでいて、配列さえ分かっていればオミクロンの配列を持つDNAを合成し、RNAに変換すれば感染性のウイルスを試験管内で合成可能です。
例えばこの論文。今年6月に発表されたもので、ウイルスの配列を持つDNA断片を合成し、これを繋ぎ合わせることでウイルスRNAを作り感染性ウイルスの作成に成功しています。 DNA合成は比較的簡単なので早ければ2週間くらいで作成可能なのではないでしょうか。 nature.com/articles/s4146…
また、シュードウイルス(偽ウイルス)といって、新型コロナウイルスのスパイクを持つ別の種類のウイルスを使う事で、感染性などを調べることも可能です。こちらは簡便性や実験の安全性などの面から、生ウイルスよりも広く汎用的に使用されています。こちらの方が作成は速いはずです。
オミクロンのリスクが世界で共有されている今、世界中のラボが公開されたウイルスの配列を基に、上記のような方法で組換えウイルスを作っていると思います。これらのツールは実際のウイルスを使うことなく、簡便かつ安全に感染性や病原性を解析する事が可能です。
最終的には分離した本物のオミクロンでの検証が必要という点は同意しますが、生ウイルスを輸入するというかなり面倒な事をしなくてもウイルスの研究は可能です。むしろ取り扱いの面から組換えウイルスやシュードウイルスの方が精密な研究が可能です。 もうすでに世界中で取り組まれているでしょう。
追記しますが新型コロナウイルスは「クラス3」の病原体に指定されており、BSL3というかなり高度な実験室でないと取り扱いできません。病原性の高さから仕方のない事ですが、研究には大きな制約となります。そう言った意味でも、より簡便な施設で取り扱えるシュードウイルスは大きなメリットがあります
ワクチンメーカー各社が「2週間以内にオミクロンがワクチン接種者の免疫を逃避する可能性があるかどうか調べる」というのは、つまりこういう事です。実際には1週間くらいでオミクロンのシュードウイルスを作って、接種者の血清で中和されるかどうかを試験するのだと思われます。 twitter.com/vaccinewatch/s…
1990年代のヒトゲノム計画の国際ゲノムプロジェクトに対抗して、ゲノム解読に大きな貢献をした、Craig Venterという研究者がいます。彼はゲノム解読プロジェクトの後、合成生物学を専門とする研究所を設立しました。
言われなくても大学からずーーーーっと生物の勉強やってますよ。笑 ウイルスが生物かどうかはひとまず置いといて、折角なので「人工的に作られた生物の話」しましょうか。 twitter.com/imoame0801/sta…
その研究所の大きな成果として「化学合成した核酸から作った生物」があります。約100万塩基の微生物のゲノムを、既知のゲノム配列情報から合成して他の微生物に移植することで、完全に合成された生物を作りました。 これがJCVI-syn1.0という人工細胞で、2010年発表の話です。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20488990/
さらに同グループは、「最小のゲノムを持つ生物」の作成に挑戦します。先述の合成微生物のゲノムから生存に必須でないと思われる配列を除いていき、JCVI-syn3.0という約50万塩基、473遺伝子という「最小の生物を合成」しました。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27013737/
という訳で、化学合成したゲノムから生物を作る事は既に10年以上前から実現されている上、そのゲノムを削った「最小のゲノムを持つ生物の作成」にも既に成功しています。元ツイートの方は、当然これくらい知っているのでしょうね?