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夫から「今日は服を着てるから外で昼食食べる」とLINEがきた 毎日着なよ
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職場で今年初めて顔を合わせたり、取引先に電話するたび「本年もよろしくお願いします」とぎこちなく挨拶しあうやりとりが毎年新鮮に嫌すぎる
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幽霊とゴキブリは外で見るならともかく自宅に出たらと思うとまじで腹立つ、あちこちから怒られながら得た金でどうにか暮らしてる部屋にあんなの出てきて寛ぐこともできないなんて、絶対許せない
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仕事でどえらいミスをやらかして、「1万円出すから何とかなってくれ!頼む!」と祈ってたら取引先の頑張りで何とかなってしまった 金が惜しくなる前に、駅前のマクドナルドに飛び込んで寄付した
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小さな女の子が気付かず落としてしまったぬいぐるみを、女性が走って手渡しに行った光景を見て 周りの人々が明らかにホッとした顔をしていた
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夫の在宅勤務も半年を超えたが、机も椅子もないまま毎日タンスに置いたPCの前に突っ立ってるスタイルを維持しててかっこいい
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職場の人達が「飲食店どんどん潰れるだろうね」「まあ飲食店なくなってもやっていけるけどね」と話してて、そうかもしれないけど…今までみんな超お世話になったでしょ…と涙が出てきてトイレに逃げてしまった
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地元の古い喫茶店兼洋食屋に夕飯食べに行ったら、常連ぽい青年が女の子を連れて入ってきて「この子、彼女」とお店の奥様に紹介してて、なんか昭和の東京を感じた
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性格悪い店長の美容院に行ったらアルコール消毒液を手にビチャビチャかけられ、窓もドアも開放して吹きっさらしの中マスクのゴムを取れないようねじって付け直され、人を信用してない人はこういうとき頼もしいなーと思った
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美容院で小さな女の子が「可愛くしてください」と言ってカットしてもらってて、出来上がって「かわいい〜」「お姫様みたい」と自画自賛していた
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仕事中の夫にコーヒー淹れたりすると「あっすみません、ありがとうございます」と完全にビジネス対応される
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スーパーの野菜売り場で、お父さんに連れられた小さな女の子が「あっパパの大嫌いなブロッコリーだよ!」と大きな声で報告していた
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朝、通勤電車に乗ってるとみるみる心がささくれ立ってきて「べつに誰も敵じゃないからね」と呪文のように自分に言い聞かせる
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実家に電話したら「家から出ず毎日草をむしっている、そろそろむしるところがなくなってきたから梅雨に入ってまた生えてくるのが楽しみ」とよくわからない話をされた
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今年もまた、熱燗の徳利が熱くて持てない夫が萌え袖でなんとかしようと頑張ってるのを、鍛えられた手指の私が「貸しな」と注いでやる季節がやってきた