姫路まで行くのはちょっと…という皆様に、グッズの通信販売のご案内です。 当館初めての試みのため現金書留のみで恐縮ですが、よろしければぜひ。 8/31(月)までですが、品切の際はご容赦ください。 詳しくは→hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/b… #兵庫県立歴史博物館 #驚異と怪異 #コロナに負けるな
と言っても、これは中国のチワン(壮)族に伝わる「天狗」です。日本と違い、中国では「天狗」は日食や月食を引き起こす魔物として知られています。なぜ魚のような形なのか、詳細はよくわからないのですが、太陽や月を呑むというところから、大魚のイメージで捉えられたのでしょうか。
この天狗が日本に伝わったのは、7世紀のことです。『日本書紀』によれば、舒明天皇9年(637)に大きな星が東から西へと流れ、雷のような大きな音を立てたのに対して、遣隋使として中国への留学経験があった僧が「天狗」と呼んだことが記されています。この時の「天狗」は、明らかに隕石です。
また、1827~29年頃には、越中(富山県)立山に「くだべ」と名乗る獣が現れ、これから名もなき病が流行するが、私の姿を描いた絵を見る者はそれを逃れることができる、と告げたという話が記録されています。この「くだべ」を描いた絵も展示する予定です。