臨床医JW(@sensibleclinic1)さんの人気ツイート(新しい順)

51
「葛飾区老人ホーム新たに98人感染確認、計168人」 「区が立ち入った時には広がっていた」 新たにというには多すぎる数で見つかり始めた時は蔓延しているという例です。検査でも100%は防げませんが、定期で行えば早く気づけて最小限にできる可能性はあり、ハイリスク場所では標準予防と共に重要です。 twitter.com/nhk_news/statu…
52
医師国家試験は「ベイズの定理」が絶対正しい前提ですので、有病率が低いと偽陽性が増える理論も例外なしのように錯覚します。 「PCRのように偽陽性の主因がコンタミである検査では有病率が低いほどコンタミによる偽陽性は生じ辛く必ずしもベイズ通りではない」事が盲点になるのはこのためと思います。
53
「医療先進国のはずの日本、なぜ遅れる国産ワクチン開発…技術育てず蓄積なし」 「2010年有識者会議がワクチン開発の推進等を提言するも政府は生かせず」 「ワクチン臨床試験の予算をカット」 研究を軽視する姿勢を本当に改めないと私たちのような国は衰退するばかりです。 yomiuri.co.jp/medical/202104…
54
コロナ診療の中で、もう少し早く診断できたのでは…と残念に思うこともあります。診断まで数日遅れるだけで家族など身近な人の接触時間も増えますし、接触者数自体も増えますから、感染拡大リスクが高まります。 やはり早期受診・検査と初回陰性でも再検する事が感染拡大防止に極めて重要と思います。
55
ワクチン2回目翌日は、微熱程度でしたが強めのだるさを感じました。一時的と知っているので薬で耐えて働けましたが、実際のCOVIDやLong COVIDの方々がいつ改善するかわからない症状で苦しんでいることが頭に浮かび切なくなりました。 ワクチンや防疫検査等で1人でも多くの方が予防できる事を願います。
56
非流行地であったり、コロナの診断や検査自体を普段していなかったりすると、医師側でもコロナのはずがないという思い込みが発生して検査をためらうことはあるかもしれません。 しかし今はいつどこで突然流行するかわかりませんので、有症状者への検査は敷居をさげて行うことを徹底すべきと思います。 twitter.com/sensibleclinic…
57
「大学野球部クラスター 感染者42人に」 「10人ほどが発熱や味覚嗅覚障害を訴え大学の契約病院を受診したが、PCRは必要ないとされ検査を受けられなかった」 このようなことがある限り、検査の必要性を述べ続ける必要があります。 記事中のコーチの対応もかなりひどいです… www3.nhk.or.jp/lnews/fukushim…
58
だいぶ普及した入院や手術前等のスクリーニングPCRですが、陽性率は低いですが実際に感染がわかりクラスター回避に有用であったと思われる例も当然あります。 未然に防いだ場合はニュースにはなりませんので検査の重要性は広まり辛いのですが、特に流行地のハイリスク場所では極めて重要と感じます。
59
「軽症状でみんなが検査を受けに行くと医療がひっ迫する」というイメージが残っている方もいると思いますが、現在は有症状者への検査は十分可能な状態です。 むしろ「軽症状の段階で検査を受けて対策することで感染の連鎖を断ち切り医療のひっ迫が防げる」と思って、積極的に検査を受けて欲しいです。
60
「精神科病院のコロナ感染リスクは約3.9倍、死亡も3.6倍」 予防策に協力困難な方が多い可能性や、病院の特性上PCR等が行い辛く早期発見が難しいなどの要因が推測されますが、これだけ多い以上、入院患者さんと職員を守るための詳細な原因検索と重点的介入が必要です。 kobe-np.co.jp/news/sougou/20…
61
医師免許は更新不要の終生免許ですが、この制度は見直す必要があると思います。 人のふり見て…ではありますが、知識がupdateされていない紹介状などをみることも結構あります。 毎回国家試験レベルだと医師不足になりそうですが、最低限の必修問題と専門分野の選択試験くらいは必要だと思います。
62
「党大会前にPCRを実施し当日は会場で抗原検査」 無症状者にも検査が有用と広めたことには意義がありますが、有用とするならばまず国民に十分推奨・提供してから最後に自分たち、として欲しい所でした。 特に病院や施設等では、感染したら致命的になる方がたくさんいます。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
63
当初はPCRが足りず、インフル等の迅速検査やCT等を行った上でどうしても必要な時だけPCR、という状況でした。 そのため「37.5度4日間」「うちで治そう」など検査抑制的啓蒙がなされてしまいましたが、余裕が少し出た今はそれを打ち消すくらい印象的な「早期検査推奨キャッチコピー」が必要と思います。
64
ワクチン後の問題はまずは全て副反応を疑うべきで、そうしないと重大な事を見落とす可能性があります。また副反応でない事を証明できないなら保障が必要です。 一方副反応かどうかは、発生率、未接種群の発生率との統計学的差の有無、説明可能な作用機序の有無等から冷静かつ科学的に判断すべきです。
65
「検査しても治療薬がなく方針が変わらないから不要」というPCRに消極的な意見は風邪診療の基本でした。 しかしコロナにおける検査には、個人の後遺症への認定意義や、周囲への感染拡大防止という「防疫的意義」もあります。 臨床医の盲点であったこれらも今後の感染症教育で重視すべきと思います。
66
ワクチンは良いデータも出始め期待していますし受けようと思いますが、長所だけ述べて接種が当然という啓蒙には違和感も感じます。 この記事後半にはmRNAワクチンの問題点も述べられていますが、専門家目線で重みを感じます。 問題点も理解の上で決めるのが良いと思います。 rnaj.org/component/k2/i…
67
初診時に軽症状のため検査を受けられずに診断が遅れて感染が広まるケースは本当に残念です。 感染者数が減り追跡しやすくなった今だからこそ、軽症状でも早期検査という啓蒙が患者さんだけでなく医療機関側にも改めて必要ですし、偽陰性の問題から1度陰性でも再検を、という概念も広まって欲しいです。
68
病気はコロナだけではないため、常に他疾患も考える必要があります。 しかし、深部膿瘍や胆道感染など他に症状の原因があるにも関わらずコロナ感染が同時に判明する方も増えてきました。 他疾患があってもコロナを否定できない流行状況ですので、ますますPCR等の検査は積極的に活用すべきと感じます。
69
検査による診断は、治療や隔離による収束を目指すだけでなく、変異株等のモニタリング・対策等にも重要ですが、「軽症でも検査」という意識は未だ十分浸透していません。 最初に「37.5度4日間は家で」のような抑制的啓蒙が広まってしまったことも一因ですが、それを上回る啓蒙が改めて必要です。
70
診察では積極的にコロナを疑わないような症状/所見であってもPCR等の検査を行なうと感染が判明することがあります。この経験を繰り返すたびに検査の有難さを再認識しますし、逆に言うと経験していなければ「この程度ならおそらく風邪なので検査は不要」というような診療を今もしていたかもしれません。
71
PCRは高精度ですが、臨床検査としてのPCRでは偽陰性は時に問題になります。「感染成立からの期間」で体内、採取部位のウイルス量が変わることが一因で特に感染直後は注意です。 でもだから検査が無意味ではなく理解して使うことが重要で、疑わしければ隔離して再検、スクリーニングなら定期検査です。
72
「2つの医療機関でコロナを疑われず帰宅→死亡後陽性判明」 主訴が「足に力が入らない」で難しかったとは思いますが、今は倦怠感でもコロナが鑑別にあがります… 診断できるのはPCR等の検査だけですから、検査を大げさに考えず広く行なうべきです。 ご冥福をお祈りします。 news.yahoo.co.jp/articles/e25d1…
73
以前若い医師がベテラン看護師さんに横柄な態度で話していてムムムと思ったことがあり、内容的にもその看護師さんの方が患者さんの病状を圧倒的に正確に理解していたのですが、若い医師のプライドを傷つけずに上手に正解に誘導してあげていて感動しました… 仕事も人格も素晴らしい看護師さんでした。
74
「神奈川自宅療養者5千人に急増」 「血中酸素飽和度が低い人には1日1回電話」 血中酸素飽和度が低くても1日1回だけの電話対応… もう本当の非常事態ですので一般病床を削ってでも低酸素の方は入院できるようにしてあげて欲しいですが、その場合強力な行動制限も広く行わないと病床が減るばかりです… twitter.com/asahi/status/1…
75
「陰性証明」は「100%の非感染証明」と誤解されやすいので用語は問題ですが、陰性確認に行って陽性が分かり感染拡大を防げる例はあります。 100%の非感染証明ではないから無駄として分断を助長するより、「陰性証明は非感染の証明ではない」ことを啓蒙しながら感染拡大予防に活用する方が建設的です。