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5kg痩せた。全身脱毛をした。メイクも上手くなった。髪も巻けるようになった。服装も大人っぽくなった。香水も付けるようになった。付き合ってた頃よりずっと可愛いはずなのにどうして今の私をあの頃と同じように愛してくれないの?どうしてあの頃みたいに可愛いなあって頭を撫でてくれないの?
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あのさ、私になら何しても許されると思ってない?慣れるのと適当になるのって違うよ、きっと。付き合ってから雰囲気悪くなること増えたよね。あなたが変わったの?それとも私が変わったの?付き合わないほうがよかった?全部私の考えすぎなのかな。ねえ、あなたは少しでも考えてくれてる?
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「付き合ってください」そう言われて私は泣いた。単純に嬉しかった。と同時に、私たちの未来には「一生添い遂げる」か「いつか別れる」の二択しかないと悟った。今この瞬間、好きな人に告白されながら考えることじゃない。分かってる。けれど、そんな考えをどうしても捨てきれない自分がいた。
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私が綺麗になったのは私の努力の成果。それを「俺のおかげだね」って。私の目を何度も腫らしてたくせに、どの面さげて言ってるの。スキンケアも、メイクも、ヘアセットも、素敵な服も全部私のためだから。あんたのためなんかじゃないから。勘違いしないでほしい。たまたま横であんたが見てただけだよ。
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【特報】
『純猥談 私もただの女の子なんだ』
10月10日(日)、YouTubeにて公開。
youtube.com/junwaidan
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【短編映画公開】
純猥談「私もただの女の子なんだ」
YouTubeにて本編公開しました。感想コメントお待ちしております。youtu.be/Vik2DAJDKy4
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私はガサツだから、下着は上下バラバラが普通だった。でも彼に会ってから変わった。上下揃ったレースのついた下着、流行りのメイクにダイエット、マツエクも定期的にして、彼の好きそうな服を着る。いつでも彼に会えるように。私は彼の都合のいい女でいいんだ。
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【お知らせ】
純猥談、漫画連載が始まりました。
第1話公開中「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです。」yanmaga.jp/comics/%E7%B4%…
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【お知らせ】
純猥談、読み切り漫画が公開されました。
無料公開中「ごめん、また強がった」yanmaga.jp/comics/%E7%B4%…
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【お知らせ】
純猥談、読み切り漫画が公開されました。
無料公開中「私、結婚するかも」
yanmaga.jp/comics/%E7%B4%…
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5kg痩せた。全身脱毛をした。メイクも上手くなった。髪も巻けるようになった。服装も大人っぽくなった。香水も付けるようになった。付き合ってた頃よりずっと可愛いはずなのに、どうしてあの頃みたいに「かわいいなあ」って頭を撫でてくれないの?今の私を、あの頃のように愛してくれないの?
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【お知らせ】
純猥談、読み切り漫画が無料公開されました。
「一度寝ただけの女になりたくなかった」yanmaga.jp/comics/%E7%B4%…
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【漫画「純猥談」 × This is LAST】
「私、結婚するかも」This is LAST @ThisisLASTBAND feat.純猥談
MVを公開しました。
youtu.be/lwTCnC_lkbQ
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【お知らせ】
純猥談、読み切り漫画が無料公開されました。
「出会って10年目、夫の不倫に気づいてしまった。」yanmaga.jp/comics/%E7%B4%…
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【予告】
短編映画「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」、明日純猥談YouTubeチャンネルにて公開予定です。
youtube.com/c/junwaidan
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【短編映画、公開】
「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」(9分57秒)
YouTubeにて短編映画本編を公開しました。
youtu.be/tSeVqYERYp4
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写真を撮る彼氏の姿を、一度も見たことがなかった。私の前で初めてカメラを向けたのは、ポスターに映った綺麗な女優さん。「写真撮ってるの初めて見た」「すごい可愛いって思ったものしか撮らないからね」彼は笑って言った。今でも、彼のスマホに私の写真は1枚もない。
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お泊まりで生理になった時、彼氏の本性がわかるらしい。5歳下の今の彼氏は「部屋でゆっくりしよう」と抱きしめてくれる。けど、遠距離恋愛だった同い年のあなたに「じゃあ会う意味ないね」と突き放されたのは、今でも忘れられません。自分の欲求より大切だと思える人に、いつか出会えるといいですね。
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可愛い下着に見向きもせずに「どうせ脱ぐのに」と言ってホックを外した彼氏。違う。違うんだよ。欲しかったのはそんな言葉じゃなくて、「可愛い」の一言だったのに。今日も可愛い下着を身につけて彼に会いに行く。言ってもらえるか分からない「可愛い」を期待して。
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「SNSに彼女はのせない主義」付き合ってた時言ってたね。じゃあ、今隣に写ってるその子は何?私とはツーショットなんて撮らなかったよね?カメラを向けても、「写るの苦手」って顔を背けたよね?流れてきたストーリーには、嬉しそうに笑ってる君。変わったね。私じゃ君は変えられなかったみたい。
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君と付き合ってから「太いね」と言われた脚が、「無さすぎ」と笑われた胸が、「ぐちゃぐちゃだな」と馬鹿にされた髪が、私の全部が大嫌いになった。君と別れてからは健康的な脚が、動きやすい小さな胸が、癖のあるふわふわの髪が愛おしい。自分を愛せるのは自分しかいないんだ。君がいなくても大丈夫。
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君に振られたくなくて、君の好みに合わせて可愛い女の子を演じた。大好きな読書もお菓子を食べるのもやめて、君と同じゲームを始めて。いつも笑顔を絶やさずに元気に話して、君にベタベタくっついて。そうして、君の愛で満たされたはずなのに。なんでだろう、私はどんどん空っぽになっていく。
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「2人で出かけない?」異性からの誘いに私が返す言葉は「すみません、彼氏がいるので」。だけどみんなに優しい私の彼氏は、誰からの誘いも断らない。ねえ、あなたが好きなのはよくご飯に誘ってくる女友達ですか?今携帯をいじりながら背中を向けられている私ですか?優しいって、なんだろうね。
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「婦人科で検査してきたんだけど、話があって」メッセージへの返信は「え?子供できた?」私、あなたにピル飲んでって言われて飲んでるんだよ。「ううん、違う。癌かもしれないって」震える手で伝えたのに。「妊娠じゃなくて良かった」その返事はあまりにも酷いと思いませんか。
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「俺からは絶対振らないよ」付き合って何ヶ月かしたとき、彼氏に言われた。純粋に嬉しかった。だって、お互いに初めてを捧げて、本気で結婚を考えられる人だったから。でも結局振ったじゃん、そっちから。やるせなさを噛みしめながら、彼と彼の今の恋人との仲睦まじいインスタを眺める。