僕は一人でいる時より、集団の中にいる時の方が寂しくなることがあって、その理由がわかった。 気持ちが通じてない人達と一緒にいると、より孤独感を感じやすい。 表面的に会話してても、素直に自分の気持ちを出せないと寂しくなる。 たとえ少人数でも気持ちの通じ合う人と一緒の方が温かく感じる。
「しっかりしている人より甘えられる人が自立する」 「自立とは依存先を増やすこと」 依存先を増やして、それぞれの依存度を低くすれば「自分は何にも依存してない」と思える。 こう思える状態こそが自立。 僕も困り事によって頼る先を変えている。 頼る先が沢山あるのは凄く安心する。
以前ある会社の人から良いことを教わった。 ほうれんそうよりも こまつな「困ったら、使える人に、投げる」 きくな「気にせず休む、苦しいと素直に言う、なるべく無理はしない」 これらを大事にしている。 ちんげんさい「沈黙する、限界になるまで言わない、最後まで我慢」 はやめるべきだって。
人は落ち込んだ時、他人に話を聴いてもらい、共感され受け入れてもらうとエネルギーが湧いてくる。 気合いをかける、励ます、助言する、これらが常に有効とは限らない。 うんうんと丁寧に聴き、辛かったね、と共感してもらう、この影響はとても大きい。 傾聴は大切な対人スキルだよね。
その人と付き合いを続けるか否かは、あなたを大事にしてくれるかで判断すると良いよ。 一時的に優しくすることは誰でもできるけど、大抵の人は徐々に優しさが薄れてくる。 いつまでもあなたに優しくしてくれるのだとしたら、その人はあなたを大事にしている。
たまに誤解されてるけど、厳しい言葉で叱責しても、子どもに強い心は育たないよ。 子どもの頃にその経験をした人とカウンセリングで会うと、むしろトラウマになってる方が多い。 筋トレと違って、負荷をかけたから強くなるものじゃない。 その子に合わない育て方は、やめた方が良いよ。
小学生時代の「皆勤賞」って、見直した方が良いと思う。 これが小さい頃から「休まないことが良いこと」という価値観に繋がって、休みが必要な時にも休みづらくなるから。 うつで休職するのに「周りに申し訳ない」と思う必要ないのに。 休むことは悪いことじゃないってことも子どもに教えてほしい。
僕の経験上、自己肯定感の高い人は他人を批判しない。 自分に自信がないから他人を否定して相対的な自分の地位を上げようとする。 でも他人を批判すると自分の評価が低くなることに気づいてない。 自信満々に見えても他者批判する人は、劣等感を持ってるのだと思って、批判は聞き流しておこう。
自分のことを責めてしまいがちな人には、「自分と全く同じ状況の人がいたらどんな優しい言葉をかけてあげたい?」と尋ねている。 すると、その答えはそっくりそのまま自分に向けた優しい言葉になる。 しかも自分から出た言葉だから無理なく受け入れられるのですごく気分が楽になる。
自分を大切にしない人が他人を大切になんて出来ない。これをもっと多くの人に知ってほしい。
世の中にはできることとできないことの間に「できるけど疲れること」があって、そこに時間を使うとどれだけエネルギーがあっても足りなくなる。接客業ができるとしても、あまりにも神経をすり減らすなら自分には向いてないと思ったほうがいい。
「厳しいことを言ってくれるのが真の優しさ」なのではなく、「厳しいことを受け取りやすい優しい言葉で伝えてくれる」が真の優しさなんだと思う。
「もうしんどいです、これ以上は頑張れません」って言ってる人に「みんなもしんどいんだよ」って返すのは、シンプルに相手の心を壊すことだってもっと世の中に広まってほしい。
自分にひどいことをした誰かを許すか許さないか、それは自分で決めることで他人からとやかく言われることじゃない。まずは「そんなひどいことされたんだから許せないのも無理ないよね」と自分を許してあげればいい。
恋人でも夫婦でも友人でもいい関係が続く人たちって、「相手が大事にしたいものを大事にする、たとえ共感できなくてもいいから、大事にしたい気持ちを尊重にする」ができる人なんだと思う。
「正しいことを言う時は少し控えめにする方がいい。正しいと言うことは相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい。」という吉野弘さんの言葉が好き。人間関係の問題はたいてい自分と相手の正しさのぶつかり合い。だから常に自分が正しいとは思わないように気をつけたい。
ストレスフリーで働いている先輩たちが口をそろえて言うのは「少しでも休みたいと思ったら休む。休んだら仕事がまわらないっていうけど、一人休んで潰れた会社なんて聞いたことない」。仕事に支配されない人生を歩んでいる人の言葉は重い。
メンタルを病む原因の9割は「他人の気持ちを推しはかりすぎ」であって、もっと自分優先で優しくなって良いってことを義務教育に導入してほしい。
自分が好きなものを話した後に「私、それ嫌いなんだよね」って言われると、もう二度とこの話したくないって思うほど嫌な気持ちになる。世の中、本当のことだからといって何でもかんでも正直に言えばいいってもんじゃない。
他人に親切にするとストレスに強くなる。親切にするとオキシトシンという幸せホルモンが出て、ストレス解消になるという研究結果がある。自分も他人も幸せになってwin‐winになれるなら、こんな素晴らしいストレス解消無いよね。
怒りの感情は本当に大切な時のためにとっておこう。他人に怒るとコルチゾールというストレスホルモンが出て、身体にダメージを与える。どうでもいい相手なら怒らずスルーしておいた方が時間もエネルギーも無駄にならない。怒るべきなのは自分の大切なものが傷つけられた時だけでいい。
陰口を言われるようになったらあなたの勝ち。人は明らかに自分より格下の人には陰口を言わない。自分には勝てないと思う人から、弱い自分を守るために陰口を使う。陰口言っているヒマがあったら自分を磨いてレベルを上げれば良い。その努力が出来ない時点で、あなたに勝てるわけがない。
尊敬できる人と付き合うべし。性格って一緒にいると感染するもの。尊敬できない人と一緒にいると、自分もそうなってしまう。でも、尊敬できる人と一緒にいれば、自然と自分も同じようになれる。「この人みたいになりたい」って人を探してみよう。
自分で自分を苦しめること ①いたくもないグループで群れる ②頑張れない自分を責める ③他人の悪口ばかり言う ④無理して良い人を振舞う ⑤何でも自分だけで解決しようとする ⑥幸せになっちゃいけないと考える ⑦睡眠を削る
カウンセリングをしていて気づいたこと ①心の休養をとることに罪悪感を持たなくていい ②自分を大切にすることが家族や同僚を大切にする ③頑張れない時には頑張らない方が良い ④誰にも干渉されず一人になる時間が自分を守る ⑤家族だろうと嫌なら離れて大丈夫