小学生の「体験格差」 低所得世帯の3分の1で学校以外の活動「1年間に一度もない」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) news.yahoo.co.jp/articles/e3822… 大学入試は筆記一発にするのが相対的にマシである,というお話はこれに起因する.多面的に評価するほど金持ちが有利になる.
博士課程の待遇については色々あるけど,明治大学は学振DC1採用で学費3年無料になるのは,もっと広まって欲しい情報である.
日本語で論文を書いていて思ったけど,日本語版Grammarlyが切実に欲しい.論文以外でも報告書等で使えるし,割と需要があると思うんだけどなぁ.
結構な地方国立は修士から定員割れだし,博士に至っては学年毎に一桁前半も珍しくないですからね.加えて,研究者になれる人なんて極一部なので,地方からみて「研究者を目指す人が大学院に」なんて幻想なんですよ.
残念ながら,日本の論文数の低下のニュースに憤るのが「普通」と思うのは狭い世界でのエコーチェンバーで,世間の平均は「そんなことより俺の給料を上げてくれ」です.国民の目線は,科学技術の発展より今日の飯なのですよ.
定期的に出る「アカデミアの給料が安い」問題.根本的に「優秀な人が集まる場所は高給であるべき」という思い込みがありそう.業界の給料は必ずしも能力では決まらない,という前提を共有できない人とは議論が成立しないんだよね.
「研究時間の確保」の話題で1つ言えるのは,8時間の連続した研究時間で得られる成果は,1時間の研究時間×8日の成果では全く及ばないということです.ここは月単位等で合わせるのではなく「まとまった時間」をどうやって確保するかで議論しないとダメなのです.
議論で厄介なのは「知ったかぶりする人」より「知らないふりが上手な人」ということを思い出した.無知を装って,自分の言葉で後々自分を縛るよう絶妙に操作した情報を伝え,相手の思考をコントロールしてくるタイプ.
かつて女性を冷遇し自身は安定したポストを得て,そういうポストにいながら女性優遇策を遂行という形で若手男性を犠牲にすることで,自分達は何も傷つかず罪をチャラにしようとしているわけですからね.何重にもあくどいというかなんというか...
某女性枠のお話で,ことある毎に「女性比率を」という某女性PIとお話する機会が先日あって,ラボの女性比率が1割切ってるから「何でラボ内の女性比率増やさないんですか?」と何気なく聞いたらめっちゃ地雷ワードだったらしく,文句言われまくった...
これって,巷でよく聞く「男性が多数派だから男性の意向が通る」という説に対し,PTAという女性中心の組織で「会長だけは男性にやらせる」が女性の意向って反例になるわけです.男性が立候補しても,女性が反対すれば余裕で過半数取れて女性を選べますから.
毎年学生に言っているんだけど,やはり「徹夜禁止」「忙しくても土日の片方は休むこと」「研究以外に趣味を持つこと」の3つは言い続けたほうが良いな.心を折らず持続的に頑張るためには,やはりこの3つが必要.
アカデミアに来てから嫌気がさすパターンは「教育の勘違い」か.教育を「研究室に優秀な学生を囲い込み,教育という名目で,自分のプロジェクトを手伝わせて論文を出す」という意味に捉えている人もたまに見る.優秀じゃない学生は見たくないって人.
反応は「私の代わりになる優秀な女性はいないから」「まぁ若手の男性は気の毒だけど仕方がないよね」くらいだったので,まぁ何というか,真の邪悪はシニア世代で推進派の男性だろうな,とは思うわけです.
これは統計データとしても出ていて,大学で学びながら「将来どうしようか」を考える学生がかなり多い.色々学び挑戦することで自分の適性が少しずつ見えてくるので,高校の頃に自分の適性を理解できる方が珍しい.
「研究者に体力が重要」というのは,国際会議等での社交術から納得感があるんだよね.国際会議に行くと,懇親会という名の飲み会を夜通しでやって,翌朝のセッションに出てくるような人達がゴロゴロいるし,そのプロセスで人脈を作っているから,「酒が飲めない,体力がない」は明らかに不利.
これは,F0が低いほど声帯振動周期が長いという物理のお話.周期が長い=推定すべき振幅値の数が多いということなので,推定パラメータが多い分相対的に難しいわけです.
「学会参加で講義を休講にする」という行為そのものに否定的な意見をぼちぼち見かけますけど,大学教員は最先端の研究を入手し学生指導に活かすことも仕事の1つ.最先端の研究を続けるためには,最先端の情報を交換できる場に行くことは,本来「業務」として重要なのです.
せっかくオンライン講義が一般的になったので,「台風が来くことが予想された時点でオンライン講義へ切り替えても良い」を制度化してほしいなぁ.文科省がGOサインだしたら,喜んで導入する大学は多いと思うんだけど.
ゼミ配属で女性優遇する際の教授の弁明って,かつて女性限定公募推進の某男性シニア教授が「合法的に若いねーちゃん雇って逃げ切れるからいい時代になったわ.HAHAHA(要約」って笑っていたのを聞いていただけに,根っこの思想は近いんだろうな,と思っていたりする.
ちなみに,話を聞く限りPTA会長をやりたがる人ってかなり少数派だと思いますが,「にも関わらず」女性比率が圧倒的に多い組織で男性が担当することになる理由が重要なわけですね.端的に言えば,世間の大半は「女性を組織のトップに」と思ってないってことです.
仮に男性が立候補しても「男性は相応しくない」の声が過半数なら会長にはできない以上,男性がなりたい/なりたくないに関わらず,女性の過半数は男性をトップに置くことを肯定的に評価している,と解釈すべきなわけです.その理由までは分からないけど,データからはそういう解釈ができる.
この書き方が禁止ならどう書けば良いの?って疑問が出てくるわけですけど,一番簡単なのは「関連するところで〇〇の研究があるが,本論文とは△△の点でコンセプトが異なる」という形で関連研究を引用しつつ,土俵が違うってことを説明するやり方ですね.
mext.go.jp/mail/index.html もし大学でおかしいと思うところがあるなら,SNSで愚痴ってないで文科省の窓口から意見送ったら良いと思いますよ(解決はしなかったけど返事は頂けて,大学担当者と折衝までした経験がある)
VOICEVOX No.7のテストで作ってみた紹介動画wほとんど調整なし(本文での『デフォルト』をややいじった程度)で,これくらい喋ってくれました.#AIセブン #VOICEVOX