26
NHK特集ドラマ『流行感冒』を書かせていただきました。原作は志賀直哉の「流行感冒」。100年前に日本でも起こったスペイン風邪の大流行。現在のコロナ禍と驚くほどによく似た状況、心の綾が描かれます。主演の本木雅弘さん・安藤サクラさんはじめ素晴らしいキャストで立ち上がります!お楽しみに。 twitter.com/nhk_dramas/sta…
27
劇場からフロント全員マスクの着用が義務付けられて、スタッフやお手伝いさんのマスクを買おうと思って街に出たけど、薬屋さん・コンビニを、十軒以上探したけど買えたのが7枚入り2袋だけで、結局別な街で購入してきてもらった。あの、どこに行っても買えないんだという体感、ちょっとゾクッとした。
28
演劇を愛そう。
カンパニーが渾身の力を尽くして良質の公演を創り、それが目の前の観客の心を揺さぶり、劇場が演劇の喜びで結ばれる、あのありふれた、素晴らしい瞬間を忘れないで。
劇場での記憶が、人の一生を変えることもある。
揺らぐ今だからこそ、自分たちの力を信じよう。誇りを持って。
29
自分や見ていた人たちが即座に「今のハラスメントじゃないですか」と申し出るのが難しくても「今の発言や態度はリスペクト忘れてたんじゃないですか?」などの言い方はできるかもしれない。
30
事態がおさまらなかったら、これからの公演のひとたちも、きっと大変かもしれない。純粋に作品を創ることに打ち込んでいたいけど、演劇を取り巻く環境にすごく左右されてしまうんだなぁ、と改めて。
31
特にうちはお客様の年齢層が比較的高めだから余計に、というのもあるかもしれない。私の母も、電車に乗ることなどに対して不安を覚え、大事をとって、劇場に来られなかった。母のような人が他にもいたかもしれない。
そういう母の想いや、気にかけてくれていても来られなかった方を想うと切なくなる。