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声が失くなって3ヶ月。僕の囁く声は聴き取りづらいようで、妻も母も何度も聞き返しては諦めて会話にならない。けれど娘は何故か僕の声を聴き逃さないので、娘に話す事が圧倒的に増えた。娘に「愛してる」。娘が妻へ「愛してるって」。幸せな言葉が家族へ駆け抜けるのが嬉しくて、実はわざとの時もある
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昨日は妻の誕生日だった。妻が苺を切って、僕が生クリームを泡立てて。ふと、気が緩んでしまい、涙が止まらなくなってしまった。1年経って祝える嬉しさと、来年はわからない悲しさと。「泣かないで」。背中から聞こえる妻の声も、泣いていた。神様。どうか妻にとって、素敵な1年になりますように
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昨日は母に一部だけどがんが小さくなったと話したら泣いていた。そんなこと1度もなかったから
そしたら母が弟に電話して、弟が泣いた
そんな弟が僕に電話して来て泣いて話にならなくて、弟の奥さんに替わったらやっぱり泣いて
僕も泣いた
隣で妻も泣いた
沢山の人に支えられて
僕は生きている
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病院までの車中、妻は泣きっぱなし。僕が励まして、笑わせて、ようやく妻が笑うから、今度は僕がほっとして、気が抜けて泣き始める。すると泣かないで、泣いちゃうから、と妻がまた泣き出す。励ますにも、僕ももう涙が止まらない。悲しいけれど、妻に出会えて良かったと思う。嬉し涙も混ざってるかな?
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立て続けに俳優の方の訃報を目にする。友人も先月亡くなり、幼なじみも今月自殺した。必死に生きようとする身からすると、目の前に広がる現実は、とても生きづらいものでもあるんだなと苦しくなる
おはよう未来✨
僕は生きたい。四葉を見つける確率で笑うのでもいい。大好きな人と笑い合いたい🍀
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絶不調続きだ。「昨日より今日、今日より明日!」でどんどんキツくなっていく。入院したら面会謝絶。それは絶対に避けたい
おはよう未来✨
目が覚めればそこは未来。まだまだ大丈夫?それとも頑張って2月?僕の未来は一体いつまで?大好きな人達へ愛の言葉を忘れずにかけなきゃ。可能なら抱きしめて
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ダメな時はすぐ救急車呼ぶよ、と確認したら妻が泣き出した。きっと死が迫ってると感じるんだと思う。僕も感じる。そして2人が思うのだから、本当かも知れないと怖くなる
おはよう未来✨
大丈夫だよって妻を抱きしめた。大丈夫なのかな?僕も泣いてしまう。まずは深呼吸から。泣きながらでも少しずつ
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もうダメだって気持ちが心にしっかり根付いていた。だけど肺の水を抜いたら、少しスッキリ。これならまだいけるぞ、と我ながら単純。でも、それでいいよね
おはよう未来✨
シンプルでありたい。青空が心地良い。妻に会いたい。もっと良くなりたい。沢山の声が嬉しい。ありがとう。本当にありがとう
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娘の中学準備。ジャージ上下だけで1万円超え⁉️他にも、カバンや靴、予想を超える金額に「困ったね」と妻は笑顔。と思ったら、泣いた💦
お金ない?
妻がまた笑った
そうだけど、違う
また泣く💦
一緒に準備出来るから
今度は、僕が泣く💦
なんとも面倒な夫婦だけど、同じ宝物を持っていて、嬉しい✨
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朝4時頃、胸の痛みで起床。仕事で疲れているのに、妻が薬を準備してくれた
「ごめんね」の言葉は「ありがとう」に変えたはずなのに、気がつけば口をつく
起こして、ごめんね
寒いのに、ごめん
起こしてくれて、ありがとう
頼ってくれて、ありがとう
軽妙に切り返す妻に、救われる
本当にありがとう
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昨日、あまりの体調不良で急遽病院へ。医療麻薬の増量、ステロイドの処方に、妻が涙。実は前日の夜も、妻が泣いた。現実を受け入れられない、と。僕は…本物の大バカだから。妻が笑わない。夜の散歩へ。一緒にお風呂。ザクロジュースを作って…少し和らいだかな?生きたい。もっと笑顔にしたい🌷🌹🌻💐
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おはよう未来✨
今日は久しぶりに妻と2人、電車に乗って外出。電車に乗るのは1年ぶり。カバンに #ヘルプマーク を付けて乗った
すぐに席を譲ってくれた
妻がさりげなくハンカチをくれたので、涙を拭いた。嬉しかった。優しさがいっぱいだ
おはよう
おはよう
ありがとう
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ホーム画面に風船が浮かんでる。友人からLINEがたくさん届いてる。妻と娘からおめでとうのハグ。実家の両親から1日フライングで電話が。こんなに祝福を受けたら余裕で生きていける。たくさんの笑顔と、たくさんのありがとうで生きていきたい。おはよう未来✨本日も晴天なり🌈心から感謝。ありがとう
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昨日は通院日。今の薬は2回で終了。そして次の薬がない。「治療をやめる選択肢もあるよ」と。いやいやいや。なんとかあがいて次の薬を見つけた。僕の隣、涙を拭く妻の目元が白い毛だらけ。ハンカチに付いたチビたちの毛だ。僕が泣きながら1本1本払うと、妻が笑った。そう、まだ笑える。探そう命の道を
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「誕生日おめでとう」
妻と娘に起こされた朝は、気持ち悪さマックス(笑)だけど、感謝と吐き気では「ありがとう」が勝つ
誕生日より、余命宣告の日を迎える方が感慨深いけれど、それでも、嬉しい
あれ?
今日誕生日だっけ?
なんて来年も迎えられるような
そんな1年にしたい
素敵な1年を凄そう
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椎骨に転移していた。首、胸、両腕、腰、両脚。全身、至る所に転移。この前娘と観たドラえもん。のび太の先生の言葉を思い出す
「目が前向きについてるのは何故だと思う?前へ前へと進むためだ。振り返らないで明日を向いて頑張れ」
さぁ、戦おう!
おはよう未来✨
ゆっくり、のんびり、と
いこう🐌
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娘の足は「骸骨腫」。良性の骨腫瘍だった。歩くと痛いので、手術して治るまで、パパにして欲しいことを娘に聞いた
もっとママを大切にすること
もっとパパが元気になること
ママが嬉しかったら、パパも嬉しくて、娘が嬉しくなって、足が治るらしい。そんな話をされたら、なんだか僕まで治りそうだ。
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この前、娘が妻に抱きつき、泣いているのを見てしまった。見えない所で苦しんで、そんな顔1つ見せずに娘はいつも笑顔だ。抗えない現実を知ったなら、もっと揺るぎない愛情を届けたい。苦しい思いをさせてごめんね。本当に謝ったらもっと苦しくなるから、君の大好きなビーフシチューを作ろう。何度でも
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昨日は実に7ヶ月ぶりのおでかけ。自主期間中、僕は3度の入退院で娘は1人で過ごし、妻は遅くまで仕事で頑張ってくれた。昨日は葛西臨海水族園へ。妻が運転、娘は車椅子を押してくれて、相変わらずの感謝ばかりで僕は何度も泣いてしまった。愛すべき人、愛すべき時間が満ち溢れていて涙が止まらなかった
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娘が妻に抱きついて泣いているのを見てしまったけれど、その時、妻も泣き出したのを僕は知っていて、その涙はすぐに僕の涙に変わった。この悲しみはどこへ行くのだろう。悔しさも、苦しさも、娘の分も、妻の分も、僕が全部拭ったなら、今日みたいな青空になるかな。どうか、みんな幸せであって欲しい🍀
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動かない体。止まらない咳。たまに関係ないのに家族にあたってしまう。妻も娘もわかってくれる。そのことが更に苛立ってしまう時がある。頑張って耐えているのだから。戦っているのだから。そんな優しさに応えられない。これは、悲しいのかな?苦しいのかな?涙が止まらなくなる。ごめんね。ごめん。
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土砂降りの日「もし降り続いたら迎えに来て欲しい」と娘
「えっ?パパ行っても平気?」
僕は躊躇した。ハゲで顔もむくんでパンパン。見るからに病人だ
「それで?パパはパパでしょ」
「ごめん。変なこと聞いたね」
僕は声を上げて泣いてしまった。いつでも、どこでも、僕はパパだった。ありがとう
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「あと3、4ヶ月なのに、まだ1年大丈夫なんて勘違いしていたら嫌だな」なんて悲しんでたけど、いやその前に「あと1年」が欲張ってる考えになっているなんて
おはよう未来✨
もっと欲張りたい。2年、3年、5年。すべては「生きてこそ」だから。泣くも笑うも生きてこそ。だからもっともっと欲張りたい🐌