これらの理由から「海外で骨延長手術をやって失敗した患者を受け入れない」という病院が増えている、という状況に繋がるのかな?と個人的には推測します 今後骨延長手術を希望する方もいるとは思いますので、よく知っておいていただきたいです
また健康保険の利用に関して ・自由診療と保険診療を併用する混合診療は禁止 ・健康保険の目的からはずれるような行動の結果、病気やケガをしたときは、健康保険の使用ができなかったり使用が制限される というルールに抵触する可能性があり、この場合保険診療一本の病院では対応不可となります
手術の際の侵入経路や神経血管系の処理、使用したインプラントなど、一番知っているのは当然執刀医になります 他院手術の場合この情報が全く無いところからスタートします 再手術の場合、瘢痕などもできているため、神経血管系が通常の解剖学的走行から逸脱している場合もあり困難を極めます
再手術がなければどこでも診れるだろ!と思うかもしれませんが、最初は手術不要であったが後々に再手術をせざるを得なくなる状況に進行する場合もあります そこから転院だ、情報交換だとやるのは、特に緊急時などは様々なロスが大きく患者側の損失につながる為、最初から執刀先へ行けとなります
また使用したインプラントは、たとえ国内の転院であっても使用メーカーがわからないと再手術ができません。 海外で手術された場合、日本に無いものが使用されている場合もしばしばあります という再手術時のリスクを減らす目的から「基本的に合併症治療は執刀医がすべきである」となるわけです
ではここからは、当初の話題である「海外で骨延長手術をやって失敗した患者を受け入れない」という病院が増えている、ということに戻ります。 まず知っておいていただきたいのは、外科界隈の暗黙のルール「基本的に合併症治療は執刀医(あるいは施設)が診るべき」というものです
まずめちゃくちゃざっくり手術の内容に触れると、「両脚の骨をわざと切り、骨を治そうとする自分の治癒力を利用して、毎日地道に骨を伸ばしていく」という手術になります 創外固定や髄内釘などを使用する手術で、この手術自体は小児整形領域などでは比較的よく目にします
さて合併症に関しては、創部感染や変形癒合、癒合不全や骨髄炎まで、軽微なものから永続的に残るもの、命に関わる重篤なものまで存在します
「海外で骨延長手術をやって失敗した患者を受け入れない」という病院が増えているとのツイートやまとめ記事が多いので、一整形外科医として考察してみようかと思います あくまで個人の考察なので全ての病院が必ずそうとは限りません リスクについても知った上で手術に臨んでほしい 以下、連ツイ
本日10月29日は『世界乾癬デー』 鱗屑と呼ばれる皮膚の粉を伴う盛り上がった紅斑が全身に出る病気で、爪の変形や関節炎を伴うこともあり、整形外科でも関節炎の鑑別疾患として知られています 人口の約0.1%と決して少なくない病気 そして他人にはうつりません、これめちゃ重要! これだけでも覚えて!
なお、元ツイは出産はデトックスなど誤った記載から始まり、最後まで間違いっぱなしで終わります 初めての育児のためわからないことだらけで、SNSに流れる情報を頼りに育児をなんとか頑張っている家族もいると思います このような情報に振り回されないように.....
塩屋が塩を売りたい気持ちはわかるけど、健康被害を生むような内容は流石に看過できないよ ネットには明らかに間違った医療情報がまあまあ落ちているので、とにかくみんな引っかからないように気をつけてほしい 少なくともフォロワーには引っかかってほしくないので、こういう発信は続けていきたい
「離乳食は手作りで良質な塩を使って濃い味で」という塩屋のツイートを見ましたが間違いです 食塩は0.5g/体重1キロ当たりで中毒症状が現れるとされ、1日の塩分摂取目安量は 生後 0-5ヶ月 0.3g 6-11カ月 1.5g 程度が推奨されます! 2015年には塩分過剰摂取で女児が亡くなっています、騙されないで
帯状疱疹は水疱が神経に沿って痛み等と共に出現する疾患で、誰もが発症するリスクあり さらに50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち約2割は3か月以上痛みが続く帯状疱疹後神経痛に移行したり、顔面神経麻痺などの重い後遺症が残ることも 50歳以上の方は予防にワクチンが重要なのは知っておいて欲しい
ゴンズイは釣り含むマリンレジャー全般で遭遇する可能性のある毒魚 背びれと左右の胸びれの付け根に硬い毒棘が1本ずつあり、ゴンズイが死んでも毒は失活しない為、死体すら危険 刺されたら ✔︎可能なら棘を除去 ✔︎傷口から毒を絞り出し消毒 ✔︎患部を40~50℃の湯につける ✔︎医療機関を受診 twitter.com/itocleanprojec…
子供の転落事故はある程度傾向があるので、子供と接する機会がある方はこれだけでも知っておいてほしい ・夏頃から転落事故が増加 ・3~4歳の転落事故が最多 ・2階からの転落でも中等症(要入院)と診断されている事例が多い ・窓が開いた部屋で子どもだけで遊び、起こる事例が多い 子供の命を守ろう👦 twitter.com/ortho_fl/statu…
これだけは守って🙇‍♀️ ✔︎ベランダに物を置かない ✔︎窓に補助錠を設置 ✔︎室内の窓の近くに物を置かない ✔︎窓、網戸、ベランダなどの劣化を定期的に点検 ✔︎子どもだけを残して外出しない ✔︎子どもだけでベランダで遊ばせない ✔︎窓や網戸に寄りかかったりさせない news.yahoo.co.jp/pickup/6442460
試験を合格したプロの集団!とか謳っておきつつ、よく見ると「未経験可能!研修は2週間!最後に独自の試験!」とか
この世には「医療系っぽい肩書きだけど、実は誰でも名乗れる」という、資格ですらないものがまあまああることは知っておくべき
定期的に同様の事件が起きているんですが、なくなる気配がありません たまたま重傷者が出なかっただけで、フロントガラスの破壊は更なる大きな事故を引き起こす可能性もあり極めて危険な行為です 器物破損で終わらせるのはちょっとちがうのでは? 直で当たっても交通事故誘発でも平気で死にますよ? twitter.com/livedoornews/s…
警察庁の交通事故に対する統計では、 ・全体の死者数は減少傾向、高齢者の割合は増加 ・歩行者の死亡事故では横断歩道以外の横断中が最多 ・高齢者は高齢者以外と比較して横断違反が多い となっております 外来においては、事故の患者を診ない日のほうが少ないレベルです 気をつけて生活しようね
ちなみにこの詐欺はえきねっとに限らず、「個人情報の入力が必要な大手サイト」には全て偽サイトが作られる可能性があります 過去に何度も被害を見てきました 詐欺に引っかかる人を減らしたいので、皆さんぜひ知っておいて そして必ずURLとリスティングかどうかの確認をする癖をつけてください!! twitter.com/ortho_fl/statu…
Googleで「えきねっと」を検索するとロシアの偽サイトに誘導される件、これ実は昔からある詐欺サイト誘導 本家そっくりに作られているが、ドメインは本家と一部違う(今回は.ru) 本家より上に表示されるようにリスティング広告を必ず使用しているので、スポンサーや広告の表示を回避するのもヨシ!
医師として言わせてもらうと、オタクだろうがフェミだろうが献血してくれたら、そのおかげで助かる人間が一人増える 整形外科でも輸血を用意することは日常茶飯事 献血をしてくださってる方々、本当にありがとう 同時に、献血ボイコット扇動は他人の命を奪いかねない行為なんで、マジやめてください
骨折治療中の方から「運転はOK?」と聞かれると「もし痛みで咄嗟にブレーキ踏めずに子供轢いたりしても病気のせいではなくあなたの責任ですよ」と伝えるが、それでも運転する人には「自分の子供が轢かれたとして、骨折してるのに運転してたらどう思う?」と聞くと、ハッとした顔をして車で帰っていく