1
癇癪を起こして暴れる子。
私はそういう子を落ち着かせる対応を任されることが多い。最初は「どうすれば落ち着いてくれるんだろう」と手法を考えていたけど、関わっていくうちに「この子は自分のイライラと戦っているんだ」と感じ始めた。
私は、イライラと戦うことを支援するやり方へと変えてみた→
2
それから、一度暴れたらなかなか落ち着くことができなかった子も「少し落ち着いた……」と自分から言えるようになってくれた。
支援って「その子を1人にしないこと」なのかもしれない。自分をコントロールしようと葛藤する"孤独な戦い"を"孤独"にしないために、私たちは支えることを求められている。
3
「あの子は"問題児"だ」
そう言って、特定の子を徹底的にマークし、ちょっとでも気になる行動があると、怒鳴って指導する方がいる。
怒鳴られた子の"問題行動"は、減るどころか増えていく。
その子を"問題児"にしているのは、その職員なんじゃないかと思えてくる。
4
特別な配慮が必要な子に対して「特別扱いはできない」って、意見をよく聞くけど。
特別な配慮っていうのは特別扱いではなく、その子が"普通"に過ごせるよう環境を整えていくことであり、視力が弱い人が眼鏡をかけるのと一緒なんだ。
「特別扱いはできない」と言って眼鏡をとりあげたりしないでしょ?
5
「子どもが困っているから支援をする」ではなく
「大人が困ってるから指導をする」に、なってしまっている時がある。
しかも、これがまた、気づかないうちにそうなっているから、困ったもんだ。
ちゃんと振り返りをして、「指導」ではなく「支援」を増やしていきたい。
私は支援員なのだから。
6
「暴力はダメ」「暴言はダメ」
小学生にもなったら
ダメなものくらいわかってる。
だから、ダメなものはダメと
教えたところで行動は変わらない。
大切なのは
なぜ、ダメだとわかっていて
やってしまうのか。
それを知らなければ、
根本的な解決に至るわけがない。