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在宅コロナ診療のコツは「悪化スピードを意識する」「見た目で重症度を測らない」こと
SpO2 85%でも呼吸苦がなく、会話ができる。前日まで独歩なのに、翌日意識消失していたケースもある。
今までの感染症と違うよ、悪化スピード速いから酸素導入の見極め注意🙆♂️
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都内コロナ在宅患者さんが激減している。
①新規陽性者が減っている
②病院にスムーズに入院できている
特に②の寄与が大きい。2週間前は、どんなに粘っても入院できなかったのに、今ヤバい人は電話一本30分で入院調整できるようになった。
都内の病院さんがベッド調整してくれているお陰です🙏
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患者さん「先生、コロナの人の診察をしていますか?」
利確「しています」
患者さん「私、コロナが怖いのでそれならちょっと他の在宅医療の先生にお願いします」
コロナの診療をすると、既存患者さんが逃げていきます。
コロナ対応、全く割りに合いません🙅♂️
利確クリニック、ピンチです。
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コロナ在宅医療で、私が一番怖いのは閉院リスクです。
実際私がコロナになっても、ワクチン済みなので重症にならないと思います。しかし、その間クリニックは閉院となり、数百万以上の損失です。雇用も守れるか不安です。これが、個人開業医がコロナ診療を恐れている一番の理由ではないかと思います。
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2週間前:コロナ患者さんが溢れ、入院不可。酸素全く足りず、必要な人に届かない。日本の医療か疑うレベル。
現在:重症コロナ患者さんは、基本的に入院できる。酸素設置はスムーズ。
この2週間で東京のコロナ在宅医療事情は劇的に改善しました。野戦病院感満載の、今後忘れられない出来事でした。
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東京コロナ検査会社がパンク。検査提出すると、通常翌日くらいには検査結果が出ていたのが、もはや4-5日間かかるようになってしまった。
→検査結果が出なくて、患者さんや家族からキレられる私がかわいそう。
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僕ははっきり言って、地域とか患者さんよりもスタッフの方が大事。
身体的に危害を加えられそうな、危ない雰囲気のある人は、即座にこちらから診療中止とする。その人が今後どうなるかは知らない。管理者として、スタッフを守る事が第一優先だ。
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医者が撃たれた事件において一番議論されるべきは、訪問診療が危ないとか、患者さんへの寄り添い方とかではない。
キレたらぶっ放す人間に銃所持許可を与えた事だろう。
銃所持厳格化を求めます。本当に必要な人は少数のはず。
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この前に不動産屋さんや大家さんと話をして驚かれた事。
アパートで誰かがお亡くなりになっても、私のような在宅医が介入していると、告知義務が発生するような事故物件にならない。
死去した後に警察に届け出る必要はないし、スムーズにその後の処理が進む。
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在宅医で緩和医療に携わっていると、4,50代で癌の方もみる。やりたい事を我慢をして「仕事をやめたら」とか「いつか」とかに取っておくのは違うなと思うようになった。家族を大切にし、あと何回親と食事できるのか数えるようになった。やりたいことがあるなら、すぐにやろう。
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医者10人中100人が感じている事だけど、「話せばわかる」というのは、ある程度の前提条件がある場合にのみ通じること。医療現場において「話をしても全く分かり合えない」なんてよくある話。
私は理解してもらうのはとうに諦め、淡々と自分の仕事をしています。はじめから諦めているとストレスが最小限
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コロナの第7波は、今まで一番大きい波になる気がする。怪しいなと思う人がほぼ陽性になるし、感染力もめちゃ強い。家庭内はほぼ全滅。感染者数は倍々で増加する勢い印象。みなさん、今まで以上にお気をつけください。
現場からは以上です🙋♂️
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クリニックが発熱外来をやめる理由は、発熱者からのクレームもある。
・時間外に来て診察できない事にクレーム
・混んで待つ事にクレーム
医者だから困っている人を助けたいのは当たり前なんだけど、場所や時間のキャパに限界がある。医者も人間だからクレーム続くとずんと来るよ。
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発熱外来でメンタルが壊れるスタッフが多いけど、患者さんから「どうなっているんだ!」と言われたら社会・政府に怒るといい。「どうなってるんですかね!政府の不手際ですよ!私も怒ってます!」
そうすると患者さんから「まあまあ先生」みたいな感じになる。秘技「あなたの味方ですよ作戦」です。
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夏なので怖い話をします。コロナ往診依頼があって行くじゃないですか、そうすると自宅にいないんですよ。怖いなー、怖いなーと思って電話すると、近くのチェーン店でご飯食べてるのでちょっと待ってくださいと言われるんです。コロナ感染者全員が自宅待機を守っていません。思ったより身近にいます。
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なぜ重症者に医療が行き届かないのかというと、軽症者が診察・検査・救急要請といった医療資源を過剰に使っている現状があります。
医療者側は、基本的に診療拒否などはできません。診療が必要ないと思いゆっくり説明する時間もないし、そうするとGoogleマップに星1つとなるのでやってられません。
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医療崩壊している現状があります。コロナ往診ではほとんどの方が「ありがとう、先生もお体気をつけてね」なんですが、中には「何故こんなに受診出来ないんだ!この1年間何してたんだ!」とお叱りを受ける場合があります
病気はコロナだけではありません。ずっとコロナを含めて真剣に対応してきました
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発熱外来って、病気はコロナだけじゃない。検査でコロナじゃなくて「あー、よかった」ではあるんですが、じゃあこれ何の熱だとなります。咽頭炎・肺炎・中には腹部疾患なども。サウナのような防護服を着て、患者さんの大行列の中それらを見逃さないようにするのは、精神的・肉体的にとてもハードです。
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「医療が受けられないと怒る」のは何故か。長らく日本では水と安全と医療はタダのようなものだったから。海外とは違い、どの専門科であってもほぼ当日に対応してくれる。
救急車が来ない事・入院できない事なんてなかった。急激に増える患者に医療キャパが限界を超えてしまい、対応できなくなった。
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今コロナ関係の医療者で一番ケアが必要なのは、最前線の救急隊員かもしれない。炎天下の中防護服を着て、病院に一つずつ電話して全て断られて、それを繰り返す。患者・家族からは何故搬送できないのか詰められる。行政が「このような場合は不搬送になる事がある」と周知して現場の隊員を守るべき。
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医者がやってはいけない投資ランキング
①開業
昔は良かった。今は全く儲かりません。勤務医+バイトが最強です。
②不動産投資
ワンルーム嵌め込まれニキになるのがオチです。不動産は儲かりません
③株式投資
日中チャートを見れない医者には不向き。数百万のマイナスになるだけです