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大きなことを言わせてください。
今、ニコニコカドカワ祭りというCPをやっていて、KADOKAWAの本を買っていただいたら50%分の図書カードをプレゼントしています。
図書カードでの還元なので、それで自社の商品でないものを買っていただくことも多いかと思うのですが、私は構わないと思っています。
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愛媛県が「読書券」を追加で発行へ
www3.nhk.or.jp/matsuyama-news…
「去年11月、自宅で過ごす時間の充実につなげてもらおうと、1組2000円分を2万セット発行し、県民からの応募が相次いですぐに募集が締め切られ」
うらやましい…。
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細かい応募方法や対象の書名などは
kadokawadwango.net
をご覧いただけますと幸いです。
今後も各種CPを準備しておりますので、たまにHPを覗いていただけますとうれしいです。
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また、”紙を買うと同一タイトルの電子書籍をプレゼントする”という施策も実施しています。
これは、読者に対しては利便性を高めたいと考えて行っているものですが、
販売チャネルという点でみると、電子書籍の販売チャネルをリアル書店にも持ってくるということをイメージしています。
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全国の書店さんでKADOKAWAの本を買っていただいて、アプリでレシートを読み込ませていただくと、20%分の図書カードネットギフトをプレゼントするキャンペーンが始まりました。
また、今回は抽選で3回に1回の確率で最大1万円図書カードネットギフトをプレゼントをするキャンペーンも行います。
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twitterでも #みんなとにかく本が好き というハッシュタグで、皆さんの本に対する想いを語ってもらおうという施策を行っていますが、
これも自社の商材を語ってほしいというよりは、TLに本の話題を増やすことで、少しでも本を買うことのきっかけになるといいな、と思って行っていることです。
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読者にとってはこれが書店へいく1つのきっかけになってくれればいいと思いますし、
書店さんに対しては、物流や利益率の問題などがすぐに解決できない中、再販制度下で実施の難しい価格施策を行うことによって、せめて誘客の一助をしたいという想いがあります(おこがましくてすみません)。
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なので、直木賞もそうなのだけれど、書店員さんの選ぶ本屋大賞のノミネートは嬉しさを超えて驚いている。
もう僕が心配する必要はなくて、加藤くんは本当に作家なのだ。
本当におめでとう。加藤さん。
sanspo.com/geino/news/201…
「書店の棚に『加藤シゲアキ』のプレートができるように書き続けたい」
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デビューの時から見てきたので、加藤くんについての言及が多くなってしまうのだけれど、
アイドルだから読まない、という業界内の雰囲気はかつて感じていた。
そしてそれは「ピンクとグレー」を読んで、文章は完成されていないものの、素敵な小説だと思っていた僕には口惜しかったのだ。
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ああ、泣けてきた…。
本当に嬉しいんだな。ぼくは。
きっとぼく以上に加藤くんは色々と感じていたはずで、それを完璧には覆すことのできないぼくの力のなさにすごく口惜しかったのだった。
でも、深緑さんの本もすごくいいし、宇佐見さんの本もすごくいいので、僕が書店員さんなら決められない。
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もちろん会社の施策なので、しっかりと利益が出るように、色々と考えています。
ただ、僕としてはこうした施策をきっかけにして、「本に関わるすべての人」と共に、少しずつデジタルなどの力を使って新しい出版のエコシステムについて考えていきたいという想いがあります。
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つまり、本当のゴールは施策ではなく新たなエコシステムの構築という未来にあるものだと思っています。
少しでも多くの方と一緒に本を楽しむことのできる2か月になりますよう、
そして、なるように色々と走りながら考えていきたいと思います。
皆様、引き続きよろしくお願い申し上げます!