星を飲んだ菓子屋(@hosiwononda)さんの人気ツイート(新しい順)

人の手を渡る古書にはいくつも思い出がある。群像劇にしたらどんなに面白いだろう。 梅田の古書店でバイトのじいさんを電車賃分口説いて感動させたときの話とか機会があったら話したい。
店員は店の一番奥に座って本を読んでいたが顔を挙げると同時に叫んですぐに鍵をとってガラスケースに飛びついた。私はまっすぐランウェイでも歩くように進みながら「どうしてわかったんですか?」と聞いた。 「あなた以外誰もこの本を手に取る人がいませんでした」 と言われた。そりゃそうだ。
東大でもこの本は書庫にしまってあって、申請したら書庫の扉の横に古い机と椅子があって監視の元、ここで読めと言われた。 だから倉敷の小さな古本屋で見つけたときは運命だと思った。ボーナスが出るまでずっと思い出しては大丈夫だ、私以外に買う人はいないと思って気を確かに持っていた。
#本当に言われた漫画みたいな一言 「お待ちしておりました!!!」 就職したての頃、今はなき古本屋のガラスケースに幻の専門書をみつけた。出してもらって実在を確信し、値段に泣いて戻した。 後日、ボーナス当日に会社の制服のまま店の扉を勢いよく開いた私の顔をみた店員が叫んだのが上の台詞。