#書 #正岡子規    大砲の      どろどろと鳴る         木の芽哉         子規の句
#書 #正岡子規   紅梅の      隣もちけり          草の庵         子規の句
#書 #正岡子規   一枚の     紙衣久しき         予感かな         子規の句
#書 #俳句   椿落ちて     一僧笑ひ        過ぎ行きぬ         麦水の句
#書 #カワラヒワ   河原鶸      青唐松の        折れし秀に         水津柳芽
#書 #建国記念の日   草の根に     日の行きわたる          建国日        三田きえ子
#書 #長谷川かな女   母思ふ     二月の空に          頬杖し       長谷川かな女
#書 #マンサク   まんさくに      水激しくて          村静か         飯田龍太
#書 #俳句   鳥の啼く      梢は寒き         二月かな         衞美の句
#書 #俳句   早春の      湖眩しくて         人に逢ふ         横山房子
#書 #俳句   黄水仙     人の声にも        揺れゐたる         村沢夏風
#書 #与謝蕪村   旅人の     鼻まだ寒し        初ざくら        蕪村の句
#書 #正岡子規   崖急に     梅ことごとく         斜めなり         子規の句
#書 #小林一茶   牛の子の     顔をつん出す          椿かな         一茶の句
#書 #中村草田男   ひた急ぐ     犬に会ひけり         木の芽道        草田男の句
#書 #永六輔   干からびた      湯揚ふわり          春一番         六輔の句
#書 #猫の日   そこだけが      暖かいのか          猫五匹        永六輔の句
#書 #俳句   葉脈の      日に透く        天皇誕生日         和田順子
#書 #永六輔   春浅し     庵主の素足        ひたひたと         六輔の句
#書 #松尾芭蕉   春もやや      けしきととのふ          月と梅         芭蕉の句
#書 #俳句   節分草     つめたき風を        よろこびて         坂本宮尾
#書 #ホオジロ   頬白の     塀の外にも        ゐるらしき         市川 葉
#書 #俳句  二月尽    かみなりおこし        ちと買うて         小松真帆
#書 #バイカオウレン   黄連の     小花の瞬き          一番星         岩間民子
#書 #高浜虚子    書を置いて      開かずにあり          春炬燵         虚子の句