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毎日が限界でコップの水が溢れてしまいそうな精神状態なのに惰性のように働いて誰も傷つかないように生活をしてそんな日々が壊れないまま何年も何年も続いているのが不思議だ
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自殺することが正解とは思わないけど生活における苦しみを終わらせる方法が自殺しかない
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感受性がつよすぎるせいで生きるのが辛いひとはどうか人間に期待することができなくても美しい景色や芸術に期待して生きていこうね きっとあなたは間違っていないと思う
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ひとから好かれたとか嫌われたとか、そういうことに感情を惑わされずに、窓から吹いてきた気持ちのいい風とか海に触れたときの感触とか、花瓶の中でだんだんと腐っていく花とか煙草の煙が膨らんでいく光景とか、そういうものに動かされて生きていたい
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日々「助けてほしい」と思いながら生活しているけど「どうしてほしいの?」と訊かれると、自分でもどうしてほしいのか分からないから、助けてほしいなんて言わないようにしている
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自殺するくらいなら学校や会社を辞めたらいいと主張するひとたちは学校や会社を辞めてからも人生が続くことまでは想像できていないみたい そこまで見越してみんな死にたがっているのに
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自殺したロックスターよりも泣きながら生きている君のほうがかっこいいよ
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別れるときに「ずっと一緒にいるって言ったじゃん」と言ったら苦笑されたことがある 世間知らずだから、ずっと一緒にいると言ったらずっと一緒いてくれると思ってた
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腕を切っているひとを小馬鹿にしたり精神薬を飲んでいるひとをメンヘラと呼んだり、想像力が足りないんだよ。そこにどんな不幸や苦悩があったのかなんて幸せすぎて想像もできないんだよ
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林芙美子の葬式で読まれた「彼女は生きてるうちに酷いことをしたけど、あと数時間で灰になるから許してあげてほしい」という川端康成の弔辞がすごく好き。自分も灰になったら許されたい
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ひとから告白されて「好きじゃないんだ」と言ったら「あなたが私を好きかどうかなんて関係ない、
このままだと殺しそうだから付き合ってよ」と言われた時も、震えるくらい素敵だと思った
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「手首を切るくらいなら◯◯をしよう」みたいな言葉、最初に見たときこんなに自分よがりで想像力に欠けた言葉があるのかと絶句したけど、世間的にはある程度受容されたり面白がられたりしているみたいで、吐き気がした
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普通に暮らしているように見えるひとのなかにも、紙一重のところで「冷静でいられるかよ」と叫ばないで生きているひとが沢山いるということを知っている
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精神病院で暴れているところを数人に取り押さえられて「こんな人生で冷静でいられるかよ」と叫んでいた女の子のことをたまに思い出して、泣きそうになる
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高校生のとき「自分のことが嫌いになりそうなときは、わたしに優しくしてくれたことを思い出してね」と言ってくれた不登校だった女の子がいて、その言葉のおかげでいまも生きている
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自殺しちゃった友達、安いハイボールを何杯も飲みながら「自殺未遂したら怒ったり泣いたりするひと、死にたいって言ったら死なないでほしいと言ってくるひと、みんな嘘つきだよね」と笑っていた。自分にだけ、その気持ちを伝えてくれて嬉しかった
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「幸せってなに?」「ただの言葉だよ」
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「無理しないでね」「無理しないと生きていけないよ」
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自殺した途端に自殺したひとたちにやさしくするくらいなら、その時だけ涙を流すくらいなら、死にたいけど生きているひとたちにもっとやさしくしたほうがいいんじゃないの
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精神科に行ったら主治医が「今日も存在していて偉いね」と褒めてくれたから「存在とても得意です」と答えた
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「自傷って何の意味があるの?」なんて訊くひとがいるけど意味なんてないよ。あんたが吸うタバコも、消化されて排泄されるだけの食事も、かわいい女の子にこっそり寄せている好意も、何の意味もないよ。人生なんて意味のないことの繰り返しだよ
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六法全書を読んでいたら「好きでもないひととセックスするのは犯罪だよ」と書いてありました