2401
緊急事態。
母親のトイレがつまり、廊下まで水浸しだというので行ってくる。
業者を呼ぶことになるので戻れないと思う。
2402
母親の玄関を開け、真っ暗な廊下の明かりをつけようとしたところで足を滑らせ危うく転倒するところであった。
トイレから玄関までの廊下が水浸しであった。
トイレは完全に詰まって水があふれ、バリアフリーの寝室へと流出していた。
2403
雑巾などで足りるわけもなく、捨ててもよいパジャマやTシャツを廊下に敷き詰め、通路を確保したところで業者に電話。
どうせまた表示価格の何倍にもなる隠れ経費を請求されるだろうが背に腹は代えられない。
業者到着まで40分。すっかり廊下、寝室を拭き上げる。
どうだい、兄弟。
2404
私は作曲ができるだけでなく、廊下の水拭きもできるのだ。しかもトイレの水だ。
どうだい、兄弟。
2405
業者はその場でみつもりを出力した。拍子抜けするほどWebの表示価格通りだった。近年稀にみる「騙さない業者」
バズーカ砲のような装置で吸引と加圧を繰り返すものの、一向に水は流れない。
押しても引いても動かない。
5番窓口のヒラサワのようだ。
2406
「ダメですね」
と業者は言った。
むむむ。これは追加料金を発生させるための演出か?という心の声を聞きつつ
「どうするんですか?」
とステルスは言った。
「トイレ外します」
来た来た来た来た。
2407
「だってコレですもん」と業者はバズーカ砲で圧をかけてみせた。
その時、ズゴーー!!という轟音と共にトイレは流れた。
業者は喜びの表情で
「流れました」
と言った。疑ってすみません。
追加料金は無かった。
2408
それから2時間ほどして再び母親から無言電話が来た。
また詰まったのか?!
駆けつけるとトイレは詰まっていない。「どうした?」と寝ている母親に言うと背中を向けたまま
「廊下の電気消して」
私はアレクサか。
2410
2411
懸命な諸氏は既にお気づきかと思う。
地軸のずれによって生じたこの世界線の私は以前の私ではない。
はじめましてオマエタチ。
私がヒラサワです。
またこんど!!
2412
1:冬季に長袖の下着を着用したとする。
2:その上にカッターシャツ等を着たとする。
3:そこでコートを着ようと袖に手を通すと下着の袖だけが上にまくれ上がり、カッターシャツの袖は不動を貫く。
それが私の不可思議体形。
2413
しばらく放置されていたギターアルバム5曲目が完成した。近日世話役公開される。
急げ残りの着火!
2414
私のTWをそのまま私にリプライするだけの、出来立てのアカウントは何のため?しかも他人の写真を使ったようなアイコン。
誰か教えて。最近多すぎる。
売り買いされるアカウントのアリバイ作り?
2418
明日の取材に備えて「時計じかけのオレンジ」を見直す。地球から来る取材陣のために、記憶を鮮明に蘇られておかなければならない。
あれは1971年公開の映画だが、今見るととても分かりやすい。とりわけ世界を二枚剥がせた人々にとってはリアルだ。
あいつらエグイもの飲んでるぜ。
2419
主人公の口癖「ハラショー(ロシア語)」が「ホラーショー」と訳されていてガッカリした。
1971年は冷戦の真っただ中で、鋭利な若者が使う「ハラショー」はタブー突き抜け感があり、それなりの人々の間で流行った言葉だ。
2420
鋭利な若者?
とんと見ないね。
皆言いなりだ。
映画の中で
「自己選択ができない者は人間じゃない」的なセリフが2度語られる。
ほらね。今見るととても分かりやすい。
2422
ある自主的な発案を自分では恥ずかしくて出来ずに押し殺してしまっていることも他人に言われればできることもある。
あるいは、初めから有り得ないとして意識の底に封印してしまっているものを他人が掘り出すことがある。
互いに演出し合うとはそういう掘り出し物をするということだ。
2423
私は笑顔を使ったパフォーマンスの隠し弾を持っているが、おそらくその弾は一生放たれないでしょう。
笑うステルス。
2424
えーい
stolen
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しんしんと冷え込む夜の帳に足を取られながら、身に覚えのない抗いがたき尿意に強いられた八甲田山脱出のようなトイレ行脚に星空を見上げ
「天は我々を見放した」
と嘆いて、ややお漏らししてしまった貴方へ。
犯人は私です。