1
オオカミ再導入の話は一般の人にやたら受けがよいので、土器を読む的な支持の広がりがいつ起こってもおかしくない。不安の火種である。過去に当研究科に入学した社会人学生の人の中にもあれを高評価する人があった。あかんところを述べたり、論文を紹介したりしても、彼にはひびかなかった。
2
環境教育の最初の一歩は身近な自然に愛着をもつことであって、そこにある「問題」を知ったり、それに対して行動したりする事とはちがう。よく言われることだけど、これを知らない人が多い。小学校の先生や、勤務校の学生の人の中にもいきなり「問題」を扱いたがる人がちょいちょいいる。
3
5
@kobo_umuki 近所に超大手人材派遣企業のグループ会社の農地があって、そこには草刈りルンバがあります。バッテリーが低下すると自動的に充電器に戻って充電がおわるとまた草刈りをする機械です。これが24時間年中無休で稼働していて、聞いた話では、これが動いているとイノシシが来ない、とのことでした。
6
@kKMGOS77Izd8aBH 淡路島の農民車を知るには近野さんのサイトを見るに限ります。多様な農民車を独自の基準で分類整理された偉業にぜひ触れてほしい(「分類と形式」)。また、みんなが気にしている法的な側面もしっかりと調査されています(「法的農民車考」)。オススメですよ。
tkn203s.starfree.jp
7
非常勤先の「自然再生」に関する授業では、なぜ劣化した自然を再生する必要があるか、という問いかけをする(なぜ生物多様性を守る必要があるか、ではなく)。ある学生の人、「劣化した自然環境をそのままにしておくと、みんなそれが普通だと思ってしまい、それがさらなる劣化を招くから」と答えた。
8
水産庁のレッドリスト(pdfにリンク)。最初の10行くらいで口が開きっぱなしになって、最後まで目をとおしたら袖口で目をごしごししてから二度見するよ。法的拘束力のないレッドリストでへんな忖度しないでほしい。これは水産庁にとって後世に残る恥文書では?
jfa.maff.go.jp/j/sigen/attach…
9
生物の方言名をまちがいだとおそわった子はその方言名を捨てるかもしれない。それで方言名の絶滅が早まってしまったらもったいない。
大人でもそうで、近所の80代の人から「わたしらは○○と呼ぶけどほんまはちがうんやろ」としょっちゅう言われる。その都度「○○でええんですよ」と補強してる。
12
朝ドラで「気象予報士 全国津々浦々計画」。生物保全の技術者も全国津々浦々に欲しい。基礎自治体ごとに保全生物学の知識を持つ技術職員が1人はいてほしい。地域の価値を理解し保全につなげる職員を雇用すれば地域のためになる。でも現実には、当地では県の環境部局でさえ生物系技術者が足りてない。
13
獣害対策は公共事業化してほしいなあ。どこの農家も自衛してるけど、このままでは中山間地の農業が成り立たない。すでに成り立ってなくて、ほとんどの農家が自分の代で止めると言ってる。中山間地の農地の生物多様性はあと10年でガタガタになる。
15
善意にもとづく環境破壊的な環境教育は、小学校の環境教育の体制に問題の根がありそう。小学校の先生方は、膨大かつ多様な日常業務の傍らで、施策として降ってくる環境教育もこなさないといけない。しかし、小学校に環境学や生態学の専門家はほとんどいない。学ぶチャンネルも時間も限られている。
16
そうした状況で環境教育を展開するために、外部の団体や個人に協力を依頼することが多い。この依頼先に環境科学や生態学の知識が不十分な場合、問題のある”環境教育”が学校教育の場に入り込む。地元の団体側から小学校にアプローチがあったら、小学校は断ることが難しいかもしれない。
17
うちの子供の通う小学校では、環境学習の時間に海にEM泥団子を投入していた。熊のための称してどんぐりをまく団体も小学校で環境教育をやっている。これ、どうしたらいいんだろう。小学校での環境教育を実施する個人や団体の適格性をどこの段階で判断できるだろうか。
18
それにつづけて、”生物多様性を壊す人は、将来の利益を低く見積もり、現在のコストだけを見ているから”と書いてあって、将来の利益をただしく見積もることは大事だなあと思ったり。
19
学部生の授業で「なぜ生物多様性をまもらないといけないのか」を尋ねてみたら、経営学部の学生の人が「経済的合理性があるから」と答えてくれて、おもしろかった。
20
21
22
23
2020年4月4日購入。エソのパックだけど、ラベルの影からちがう子がチラ見え。かもじゃこっぽいが、どういうことだ?開けてみたら、こういうことだった。かもじゃこ(テンジクダイ)にトカゲエソの細かい歯がしっかり食い込んでいて、なかなかドラマチックなパックだった。 #たまねぎ島のスーパーの鮮魚