今回のコロナ禍で分かったことは、相当な映画好きでも、家だと集中して観られないから、自粛期間は家でほとんど映画を観なかったという意見が散見されたこと。映画館の良さはそういったふと目に触れる余計なものを一切排除して没入できることにあるんですよ。
だから、「集中して観たければ家でひとりで観ろ」は結構暴言であり「映画館という環境でその作品を楽しみたい」と思っている人を邪魔する、「最低限のマナーも守れない人」は忌み嫌う存在であるわけですよ。
片付け系の本をたまにパラ読みすると、本については実に冷たい。「読みたくなったらまた買えばいい」って大抵書いてあるけど、本をよく読む人なら知っている。『読みたい時にその本は手に入らない』のだよ。
映画を頻繁に観る層の方が「ファスト映画」というネーミングを知らなかったという事実が、需要がその層にはないというのを物語ってますね。
断捨離推奨する人たちは、「一年読まなかった本はこれから先も読みません」というけど、読むんだよね、買ってから4年後とか普通にある。