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「天気の子」公開時も思ったけど、フィクションの登場人物で非常識だったり稚拙だったり挑発的、反社会的だった場合の風当たり、キャラクターに対して「許せない」と感じてその感情がそのまま作品評価に繋がってしまうケースがとても増えたな、と実感する。
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感情的断片的で、分析のない好きか嫌いか、それ以上に許せるか否かで議論される事が多く、もちろん作品における正義や道理は多様なものなので、そこで自分に近い思想の偏りが生じるネット口コミとは、とても正直だけど乱暴なのかもな、と思うようになりましたね。
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一昔前は基本的に作品評価をメディアとして読めるのは評論家やライターのものが多く、彼らは数多の作品を見てきた玄人なので許容範囲も感受性も広いんだけど、今は全ての視聴者が感想を発信できるので、むしろ作品を見る事も感想を語る事も不慣れな玄人でない人々がマジョリティだから、
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これ「君の名は。」あたりから少なくとも東宝アニメーションではデフォルトの仕様で、今ではかなり主流になってて嬉しい傾向。UDキャスト導入が2016年夏以降で、その頃公開作品のディスク化から広まった記憶があるな… twitter.com/hisibird/statu…
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「すずめの戸締まり」芹澤に狂う側とダイジンの事しか考えられなくなる側に分かれるけどみんな草太さんと鈴芽ちゃんは幸せになってほしいと思ってる印象で、やっぱり新海誠作品のヒーローヒロインは強い
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草鈴
できない約束(という願い)
#C101新刊 「すずめさんといす」に入る1篇です
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②キャストに関して
観客にどのキャストに関して聞きたいか挙手で投票、一番多かった芹澤に関して。監督は「なんで芹澤が一番なの?笑」
芹澤はハリウッド流3幕構成においてミッドポイントに登場する重要なキャラクター。当初から神木くんにお願いする前提でいていざオファーしたらまさかのNG
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神木くんは瀧というキャラを大事にしたいなど新海ファンだからこその真摯な理由で断っていたが、監督はどうしても神木くんでないと成り立たないと確信し説得。瀧とは全く違う演技を自分ができれば、という条件で了承。声色のパターンを電話越しに幾つも聴かせてくれて、比較的低い声を選び演じて貰った
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2023年5月24日
#岩戸鈴芽生誕祭2023
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あり、今回はまっすぐ届けようと思った。自分の娘には震災の記憶がなく、今回のキャストでも震災への印象が薄い世代が多い。自分が書き変わるような出来事だったのにまるで共通言語が抜け落ちているように感じた。今ならまだ、共通体験として残せるのではないか?覚悟を持って作った。
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④(ここから質問を受ける)なぜ実際に起きた災害を扱ったのか
入場者プレゼントにほぼ答えが書いてあるが、東日本大震災は自分が書き変わるような体験だった。自分の仕事はエンタメを作ること。自分にできる事はなにか?をずっと考えて作品を作っていた。過去2作で届けられると思っても届かない部分が