1
SNSでは愚痴らないようにしてるけど、たまにはね。
某劇団への殺陣指導でのこと。何回か出向いた時、自分の知らない振付がいつの間にかついていたのでどうしたのかと聞くと、別の殺陣師?殺陣が特技の役者?にお願いしたとのこと。そこまで広くない舞台なのに全員刀を振り回して乱戦を行い。そのシーン
2
だけ、基本を無視した殺陣になっていた。
「このままでは絶対に怪我人が出るからせめて刀を振り回して殺陣をするのは止めた方が良いです。」と忠告したにも関わらず、演出家も一部の役者達も『カッコイイから』とその殺陣を止めようとしないので「分かりました。その代わりそのシーンについては一切
3
責任を負いかねます」と申し出ると、僕はその作品から降ろされて、問題のシーンを作った人物が後任となりました。
後日、その現場で仲の良かったスタッフから「先生、やはり問題のシーンで額が割れました」と聞きました。
大きく振り回した刀が後ろで戦っていた役者の額に当たったらしいです。
4
6針程縫ったとか。
今一度、殺陣やアクションは『やり方を間違えれば』取り返しのつかない大怪我をしてしまうということを肝に命じた方が良いと思います。
何度も基本的な動き(振付ではなく殺陣をする為の身体の動かし方)を繰り返し学んでから、役を入れたりスピードを上げたりしないと本当に危険です
6
現代は殺陣をやりたければ誰でもできる環境になっています。だからこそ今一度考えてほしいのです『本当に安全第一で殺陣をやっているのか』を。
指導する側は最低限、救急箱の準備や労災保険への加入等、何かあったときのために対処できるような環境にしないといけないはずですjapanactionguild.jp
7
Twitterではバズれば自分を宣伝しても良いという文化があるようですがやりません。
【その代わり殺陣をやる全ての人へ】
殺陣やアクションでの労災保健に誰でも加入できるようになったので一度検討を
#ジャパンアクションギルド
japanactionguild.jp
#日俳連アクション部 nippairen.com/jaunews/post-1…
8
殺陣も様々な流派があり考え方や指導方法も違います。だけど絶対に怪我をさせないという思いは共通です。
最後に一つだけ。
現場によっては本当に狭い空間で行う場合があります
⏬二人が入れ替わる際の横幅は1m程の狭い空間ですが『何年も稽古を重ねれば』安全な殺陣はできます(音声ありでご覧下さい)