豊崎由美@アンチ維新(@toyozakishatyou)さんの人気ツイート(古い順)

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→と同時に、その当時は明かされていなかったけれど、脳血栓か何かで倒れて片方の腕がよく利かない状態だったにもかかわらず、フランス製のウォッカをぐいぐい飲み、我々にもぐいぐい勧めてきた、自身のマチズモ幻想を守ろうとする姿もよく覚えている。→
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→ここでちゃんと言っておきたいのは、わたしのベストセラーを斬りまくる原稿で文藝春秋から出ていた「Title」が全面リニューアルに追い込まれたことが、「噂の真相」の1行噂では「石原慎太郎の怒りをかった」ことが原因とされてましたが、ちがいます。→
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→あの原稿に怒って、社の偉い人に命じて「Title」を全面リニューアルに追い込んだスモールアスホール野郎は渡辺淳一です。石原氏は鼻で笑って「どうでもいいよ」と相手にもしなかったそうです。→
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→芥川賞選考委員としての酷い選評や都知事時代のあれこれで、わたしは石原慎太郎を批判したし、大嫌いでした。でも、その一方でいくつかの傑作を遺した小説家として、メディアで見せるのとは正反対の貌を持つ魅力的な人物としても記憶に残したいと思っているのです。→
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→中国飯店での会食で石原氏がもらした「政治家になって損をした。政治家になんかなったから、俺の小説は正当に評価されなかったし、批評もほとんど出なかった」という言葉。わたしの「石原さんは政治家ですか、小説家ですか」という問いにその場で初めて気色ばみ、→
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→「小説家だよ。小説家に決まってるだろ!」と答えたこと。「震災は天罰だという発言は政治家としてはアウトです。なぜ、小説でそれを書かなかったんですか」という問いに「ああああ。そうか。そのとおりだ」と暗い表情を見せたこと。→
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→とてもスケールが大きい文学作品の構想を語り、「書いてくださいよ!」と興奮するわたしたちに、「もう、ダメだな。年をとりすぎてしまった。政治に時間を取られてしまった」と淋しそうに笑ったこと。そういう石原慎太郎のことも覚えていたいと思う次第です。
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早すぎるでしょ、賢太。 慊いよっ。
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西村賢太作品の主人公は問題がありすぎるという内容のツイートが散見されますが、だから「嫌い」なのはいいですけど、だから「ダメ」はそれこそダメ。世界はポリコレ的に正しい人ばかりで成り立っているわけではないし、そういう「正しい」人しか出てこない小説なんて味気ないと、わたしは思います。
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でもって、「西村賢太作品の主人公のような人物を登場させてもいいけれど、今の時代においてその場合は、作者からの批判的あるいは批評的な眼差しは必要不可欠」とも、わたしはまったく思わない者です。ただ、ゴロッと存在していればいい。それをどう見るのか読むのか感じるのかは読者の自由です。
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直木賞選考委員の一部は、ずっとそう。出身国以外を舞台にした小説なんて海外ではフツーに存在していて評価されてきているのに。なんかもう情けなくなる。 twitter.com/sengaiakiyuki/…
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日本人は日本を舞台にした日本人の物語を書くべきである。少なくとも直木賞はそういう作品に与えられるべきである——と、林真理子氏と伊集院静氏が考えているのだとしたら、その根拠を示してもらいたい。それが選考委員をつとめる者の最低限の責任です。
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こんなバカバカしい基準のせいで、これまで直木賞は海外を舞台にした作品のほとんどを落とし、SFやファンタジーを排除してきた。 お訊きしますが、じゃあ、長年にわたって選考委員を務めてきた宮城谷昌光氏の中国史に素材を求めた作品群を他の委員の皆さんはどう思ってたんですかね。
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一日一冊本を読むという人、瞬間記憶みたいな特殊能力の持ち主でもない限り、わたしは「読んだ」ことを疑う。飛ばし読みしてるか、流し読みしてるか、ページをめくっているだけではないのか。 本はゆっくり読めばいい。じっくり読むのがいい。
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アニメの『平家物語』素晴らしかった。原作の膨大なエピソードの取捨選択、その手際が見事。で、このアニメに感じいった方に熱烈推薦したいのが、宇月原晴明の『安徳天皇漂海記』(中公文庫)なんです。海の底に沈んだ幼い帝の物語を宇月原さんがどのように語り直しているか。一読驚嘆必至の傑作です!
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是枝監督の入学式辞が素晴らしいですね。若い世代への励ましであり、挑戦状でもある。読むと、「どんな人間になりたいのか、なるのか」と自問することになる。 waseda.jp/top/assets/upl…
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失敗したくないから岩波文庫に入っているような古典ばかり読んできた、というツイートが流れてきて思い出したのは30年以上前に川本三郎さんにもらったアドバイスだ。曰く「昔の小説を読むのは年をとってからでいい。若いうちは同時代を生きる作家を応援してあげなさい」。守ってきたつもりです。
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鴻巣さんのおっしゃる通り。逆なんですよね。翻訳が出ていない受賞者こそを紹介してほしい。そのことで小説好きの知見が広がるし、大手メディアの報道の後押しで受賞作の翻訳が進むかもしれない。 日本村の狭い了見にはほとほとうんざりです。 twitter.com/yukikonosu/sta…
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ナンシー関が亡くなってから今まで、テレビでちょっとどうかと思うようなことが起きるたび「ナンシーならどう書いただろう」と思い続けてきた。 これからは社会で何か起きるたび「小田嶋さんならどう考察してくれるだろう」と思い続けるだろう。小田嶋隆は、そういう唯一無二の書き手なのである。
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安倍晋三を「英雄」にしちゃいけません。なぜなら、単純な話、そもそも英雄なんかじゃないからです。どんな死にかたをしようがダメなものはダメ。
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さて、葬儀も終わったことですから、メディアもそろそろ安倍晋三の「罪」のほうの追及もすべきじゃありませんか。 しかし、この2日間の「安倍マンセー」報道にはびっくりしたわ。こうして歴史は権力側に都合のいい方向に語り直されてしまうのだな、と。
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国葬! はぁあ? 税金いくら使うと思ってんですか。そんなお金があるんなら、生活困窮者にさらなる支援を! #安倍晋三の国葬に反対します
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【謝罪と訂正】文学賞メッタ斬り!チャンネルの芥川賞候補作を紹介する回で、鈴木涼美さんの『ギフテッド』に関して「主人公の母親が、70年代に青春時代を送った人のように描かれているのが違和感がある」と発言しましたが、この作品の「現在」は2009年頃なので、まさに70年代の若者でした。
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トランス差別は絶対にあってはならない。でも、一方で女性を自認する人たちのプライバシーの侵害を恐れる気持ちも無視してはならない。だから、後者の人たちの望みを一方的に「差別」と決めつけ、対話も拒否する姿勢はおかしい。そんな状況が、トランスの皆さんの明るい未来を生むとは思えない。
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自分が好きな「訳」を選んで読めばいい。新訳を否定するのは不毛でしかない。いろんなタイプの日本語の『若草物語』やドリトル先生が存在するのは、まちがいなく豊かなことなんだから。 という意味で、新訳が出ても旧訳も引き続き読める環境であってほしい。