地上の赤、天上の青
旋律のように 連なり、重なり、流れる
透ける陽の 彩したたかに 思い出と消ゆ
未来へ
遠い夏の乱反射
澄んだ虚空を見上げて「孤独」の意味を知る
僕のいのちの音
実在しない過去を探して
花の影に隠れて
時間軸を逆行しない限り、永遠に追いつけない
ひとり、千年待った恋
魔法
万華鏡に映るおぼろげな過去
時空を超えて、会いたい。
桃のようなつぼみがくるりと花開く
憂き世の花
太陽が咲く瞬間
初秋、凛々しく
深まりゆく秋に風鈴が鳴る
ある年の暮れより、未来へ愛を込めて
曙光に透ける
吉祥 蝋梅、福寿草、水仙
凍ったあなたは永遠にあたたかくて
鳴りやまぬ青が、そこにいた