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たびたび酒で記憶を無くす同業者がいるのだけれど、最近かなり自覚しはじめて「なあ、正直に言ってくれ……俺のこの話を聞くの何回目だ?」とか「今話したこの会話も、また俺、忘れちゃうんだろうな……」って記憶喪失ループ系の主人公みたいなこと言うようになってきてる。
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タピオカミルクティー、実際によく飲んでいる方々から「あれはオシャレアイテムなどではない、小腹が空いた時や疲労時に瞬時に糖と炭水化物を摂取でき、加えて片手で飲めるので犬の散歩や移動中などにも便利、しかもおいしい、ヴイダーインとかの更なる進化系」との知見を得た。
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「たたききゅうりとかナムルとか、調味料で味付けしたあと時間置くと野菜の水分が出てきて水っぽくなっちゃう系のつまみは、乾燥わかめを少量ぶちこんでおくと余計な水分を吸ってくれるので時間置いても水っぽくならない」というのが最近得た知見。
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むかし、某映画がヒットしてる時に自分も観に行ったんだけれども、まったくわからなかった。微塵も面白いと思わなかった。でも大ヒットしていて、みんな泣いた泣いたと言っている。これはどういうことなのだろう? と思って、他の人の感想を検索して大量に読み込んだ事があった。結果、わかったのは→
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漫画のコマ割りに関しては、かわぐちかいじさんが新人賞の講評で「コマ割りは作家の生理的な部分なので、そこに良し悪しの口出しはしない」というようなことを(うろ覚えなので正確ではないです)仰られていたな。かわぐちさんほどヒット作を出し量も描かれてる方の言葉なので、僕はそっちを信用する。
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これについては「宮崎アニメの背景には消失点がない」「消失点を点でなく円で取ってる」みたいな話を聞くけど、一番わかりやすいのは湖川友謙さんのアニメーション作画法にある「二支点透視画法」かな。絵の支点を複数置くことで意図的に錯覚現象を起こし空間を広く見せてる。twitter.com/Masa_Ikku/stat…
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僕は映画のスクリーンには「よくできた虚構」を求めて観に行くので、その中に自分を重ね合わせるとか、自分を観て泣くような趣向は持っていない。だから全然わからなかったのだ。スクリーンを通して自分を観るようなタイプの映画があり、僕はその手の映画の観客ではなかった。それがわかって良かった。
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まあ、そういうことから、全然わからんなーって思った映画を観たあとは、感想を読み漁って、他の人の鑑賞と自分の鑑賞、何が違ったのか分析してみると、だいたい納得できたりする。なにせ映画自体は同じものが流れているのだから、差異が生まれるとしたらそれは個人個人の視点、映画への姿勢でしょう。
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リングフィットアドベンチャー、リングを男性ボイスに設定して3ヶ月くらい毎日きっちり声聞きながら運動して親交を深めたあと、設定変えて女性ボイスにすると『ある日とつぜん親友がTSして女の子になっちゃった』という例のシチュエーションを疑似体験できるので、興味のある方は試してみてください。
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感想の大半が「鑑賞者の自分の話」で埋められていたこと。映画の内容に対して、キャラとかストーリーがどうこうじゃなく、みんな映画を観て思い出した「自分の思い出」「苦労話」を長々と語り、それで泣いたと書いてあった。スクリーンを通して自分の思い出を観て泣いていたのだ。それで合点がいった→
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「ナディアを褐色キャラにした庵野監督の先見性」みたいな話見かけたけど、そもそもナディアは貞本氏監督で進めてたし、褐色なのは元ネタの宮崎駿監督の企画書の少女がインド系で、それはさらにジュール・ヴェルヌの神秘の島から来てる。このへん月刊アニメスタイルのナディア特集号に全部書いてます。
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本日、判決より2週間が経過したので、言い渡されました「懲役1年2か月、執行猶予3年」が確定しました。執行猶予の期間は、この確定日より始まります。石井裁判官の「児童に対する性的搾取を助長し、社会の健全性を害する悪質な犯行」という言葉を重く受け止め、厳しく自戒して過ごしていきます。
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漫画家友達と「原稿あがった直後って、肉体はヘロヘロで一秒でも早く寝て回復したいのに、精神のほうが異常にハイになって興奮してて、体力ゼロなのに全然眠れない困った状態になるよねー」と話してたらすごく頷かれた。漫画家あるあるでいいのかな、これ。