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これからプロの小説家になる人に言いたいこと
・デビュー2作目がいちばんキツいけど慣れ
・最初辛いけどずっと辛いから慣れ
・最初に書いた作品なんてすぐ絶版になるから気にするな
・完璧を目指すな、駄作で金貰ってこそプロ
・努力はよく裏切るが、怠惰は決して裏切らない。
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この話、ぜんぜん盛ってないんだ……
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救急搬送されている最中救急隊員から意識確認された「名前は?」「鈴木輝一郎」「職業は?」「小説家」「わかりました──本部本部、患者、意識混濁してます」自著は死んでも持ち歩け同業者たちよ #ドクターに言われた衝撃的な言葉
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予選落ちの原稿を山ほど見た経験から断言する。「いずれか」ではなく、「ぜんぶ書いてない」のがほとんど。
著者に確認してみると、著者自身も把握していないのがほとんどだ。君の頭の中のシーンは、作ってなければ、伝わらない。 twitter.com/umsesyvoaWyftn…
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かんたんにミステリを書く方法。
1)死体を転がす。
2)死体の5W1Hを列記する。
3)2でつくった5W1Hを逆から追い込む。
推理小説は応募数が少ない。乱歩賞は「該当作なし」がない。ミステリは穴場だぜ、小説家志望者諸君。(鈴木輝一郎小説講座より)
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どこだったかの新人賞で「異世界禁止」ってのがあったが、「主人公が孤児」「児童養護施設育ち」を禁止できないものか。受講生の作品に目を通しているんだが、今月、この設定ですでに5本目を読んでいる… 「設定が面倒くさいから孤児にしておこう」ってのは、読めちゃうんだ、こちらには。
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「どうやったら小説家でプロデビューできる人かどうかの見分けがつくんですか」と質問。これは簡単。「誰にも読まれる宛のない、一銭にもならない原稿を、居もしない将来の読者に誠実に向けて書ける人」。才能の巧拙は関係ない、というよりそこそこ才能があるほうが挫折する。(鈴木輝一郎小説講座)
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小説家業界で生き残るのに禁句が2つある。「売れない」と自分でいう人は消える。「仕事ください」と言う人は消える。 請負仕事なんで、「売れない」って言う人に注文する出版社はいない。仕事はもらうもんじゃなくて作るもんだ。(鈴木輝一郎小説講座)