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横浜・元町商店街。歩いているとのどが乾いて喫茶店を探す。「無」という名前に興味を惹かれて入ってみた喫茶店。アイスコーヒーをお願いすると、巨大な珈琲の氷がざぶんと漬かった、何事もすべて吹き飛んでしまうような、現代彫刻のような一杯が。時間があれば最後の一滴まで味わいたかったなぁ。
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桜の、一枚一枚の花びらではなくて。花の形がそっくり残って落ちているものを拾って帰る。水を入れたお皿に浮かべて家に置いておく。そうすると、うっすらと香って、春が部屋にもやって来る。蕾だったものも翌日には花開いていて可愛らしい。
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西日本のものと東日本のもので花くらべ。線香花火は、西と東で様式が違うようで。斜め上にかざすのは西の「スボ手牡丹」で、斜め下に提げるのは東日本の「長手牡丹」。どちらも美しく花開いて、静かに、ささやかに、夏の行き越しを思う。
本や映画、美味しいもの。 出版のお仕事。旅・町歩き・蕎麦・ジャズ・古書店・美術館・猫・短篇小説。身の回りにある美しいもの。虹。日本酒とワイン。モロッコ、ジョージア、ポルトガルに行ってみたい。 twilog.togetter.com/mocchan24 twpro.jp/mocchan24