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行きつけのスーパーで、家族7人3日分の大量の買い物を済ませ、自転車の前後に乗せて帰っている途中
大通りを渡ったところで
突如、警察の方(多分)に止められます。
何事?
「運転手さん、今信号、赤でしたよね?」
いやいや、この交通量多い交差点でそんな危ないことするわけないでしょ。
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自転車で赤切符切られた話
先日呟いたらレポート需要があるとのことなので、つらつら書いていきたいと思います。主観と心の声がうるさいと思いますが、気が向いたら読んでみてください。
遡ること3週間ほど前
仕事が休みだった義理母に0歳息子を預けて、自転車で買い出しに出ました。
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恥ずかしいことに、私にはその認識がまっっっったく無かった。自転車は歩行者の仲間だから、同じ信号を守るものだと思い込んでいた。
違った。
自転車は軽車両(たしか免許の学科で習った)。あくまでも車の仲間なのだ。
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が書かれたから、わかったよここを走るのね、と、車通りがない時はその矢印の上を走ることもあった。
たまたま、今日もそうだった。
あの矢印の上を走っている時は、当たり前だけど車道を走っていることになる。
車道を走っている以上は、車道の、つまり、車と同じ信号を守らなければならないのだ。
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青だったから渡ったんですよ。
「青だったのは歩行者の信号です。車道の信号は赤でしたよ」
???そりゃそうでしょ…?
「運転手さん、今車道を走ってきたでしょ?守らなきゃいけないのは車道の信号です」
このあたりでやっとなんとなくわかってくる。数年前から、車道に自転車はここを走れよ的な矢印
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この認識がないままに、スクランブル交差点を、歩行者の信号を見て、車道を渡ってしまった。
(すぐ横の横断歩道の上を走れば問題はなかった)
これが今回の私の敗因である。
ただし、ここまでしっかり理解して腹に落とすまでに、2週間ほどかかっている。
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さらに言うと、車道を渡ったとこ横断歩道を渡っていた作業着のおじさんの通行を妨げたというのである。おっと、という感じに、すこし足を止めた、とのことだった。
信号無視と、歩行者妨害。
2つ重なってしまうと、さすがに見過ごすことができない、とのことだった。
おっさん!!!😂
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この時点での私の正直な気持ちとしては
『んなこと知らないし教えてもらってない!みんな同じ渡り方してるよ!?こんなちまちま取り締まりするより他にすることあるでしょーが!!(失礼極まりない)』
言いがかりをつけられた憤りと、たまたま通りかかってしまった運の悪さをひたすら嘆くばかり。
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間に合うかなぁ……
むすこ、そろそろお腹すくなぁ……泣いてないかな……
悶々と色々なことが頭をよぎりつつも、だんだんとことの重大さを認識してくる。
「これをもとに後日、警察へ出頭して取り調べを受けていただきます」
まじかよ。ガチなやつじゃんよ。
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止められてから、私が何をしたのかの説明、状況の確認、身分の確認、赤切符の作成、なんか調書?状況説明書?の作成を路上で立ったまま行うこと小一時間。
ああ、買ったお肉があったまる……
こんなことなら、ちゃんと弱ペダ履修しておくんだった………(?)
お母さん用事があるって言ってたのに
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赤切符をもらい、やっと解放されて帰路についた。
義母と、夜帰ってきた夫に状況を説明すると一緒に怒ってくれてちょっと救われるも、
落ち込みMAXである。
翌々日、用事でまた自転車に乗ったけれど
手は震えるわ軽く吐き気をもよおすわで
ああ、これがトラウマってやつだ。。。
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警視庁の担当の方はハキハキ元気なお兄さん。
「突然取り締まりにあってびっくりしたでしょう?状況をみますと、もしかして車道の信号に従うことをご存知なかったんですよね?歩道に歩行者が多かったから、避けて車道を走られていた、そうですよね。普段から優しい運転をされていると思います。
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そして3週間後、出頭の日。
子供達を保育園に預けていざ出発。
入口で赤切符を提出し、少し待って
まずは警視庁の方とお話。
(赤切符に事前に署名しておく場所があったのガン無視してた。恥)
これは、先日捕まった時と同じく状況の確認を改めて行う感じ。
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日が経つにつれてトラウマはすこしずつ改善された。
周りを観察してみると、
たしかに車道を車道の信号に従って走っている自転車がいる。
でも一方で、私と同じ乗り方をしている人もいる。
認知度としては、どのくらいのものなんだろう。。
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同じく状況の確認。
「この状況で信号無視は考えにくいですが、もしかしてご存知なかった?このくらいの世代だと、義務教育中に自転車の講習が徹底されてないグレーゾーンなんです。自転車の乗り方を一切聞いたことがないって方も多いんです」
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ちなみに、今ウー●ーイーツの配達員さんが1日に5人くらいは出頭してくるんだって。大変だ。。
次は、また少し待って、検察官の取り調べ。
ここで罪になるかどうかが決まる。
取り調べブースの後ろには六法全書が積んであり、書類の自動運搬装置が動いていた。
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でも、もしこの状況で事故になってしまうと、かなり重い罪になるんです。今後はどうか気をつけていただければと思います」
もう頷きすぎて赤べこ状態。
私がこの3週間、悶々と考えていたことを全部言ってくれた。
優しくて泣きそうになった。
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『もうしません』と言う書類にサインをして今回はおしまい。
最初は怒りが強かったものの、徐々に己の無知が恥ずかしくなりました。
知らなかったで済んだら法律はいらないってなもんです。
子供たちのためにも前科持ちになるわけにもいかないし、
何より単に危ないし、
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自転車、これからはいっそう気をつけて乗ろうと思いました。
子供達もこれから1人で自転車に乗ることも増えるだろうし
きちんと伝えていきます。
ここまで読んでくれた人いるのかしら。
ありがとうございました。