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『桜が咲き始めると1学期を思い出して憂鬱です。だから私は自分の袖の匂いを嗅いで気分を紛らわし夏を待ちます』というメールアドレスに変更したら誰かと交換するとき大変やから止めておきます。
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「ガムシロップ」の「ガム」ってなんやろ?そう思い辞書で調べてみたら、『砂糖シロップに「アラビアゴム」を混ぜたもの…』それが「ガムシロップ」らしい。「アラビアゴム」語感強過ぎる。言葉の強さだけで言うたら、アラビアゴムをアイスコーヒーで薄めて食うてるみたい。
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普段からテンションが高く気の強い人がカラオケで唄う時に声が小さいと妙な哀愁を感じます。なんか愛おしい。反対に僕みたいなタイプがカラオケで唄う声が異常に大きいと急にどうしたんやろ?と不安になってしまいます。でも僕は声大きいです。
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お店でトイレを借りた際、トイレの中に長く滞在しすぎると戻るのが妙に恥ずかしくなる。何か理由が欲しい。なんらかの事件に巻き込まれた事にしたいが難しい。トイレをピカピカにみがき、腕をまくって出たとしたら、良い人になるか?変人が勝つか?
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いくつになっても焼肉の網の上で焼かれる野菜の食べるタイミングが解らない。『まだ早い』の次が『黒こげ』。良いタイミングが解らない。
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朝から大阪の劇場で出番。その後、次の劇場へ移動するため相方と一緒に二人でタクシーに乗り込みドアを閉めた。その直後、運転手さんが『お一人でよろしいですか?』と相方に質問していた。完全に僕が見えていなかった。もはや影が薄いとかじゃなく透明人間の域に達している。今日は絶好調のようだ。
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中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』(集英社文庫)が書店に並んでいます。何度も読み返した大好きな小説です。僭越ながら巻末に感想を寄せさせて戴きました。この作品は僕に「生きろ!」と言ってくれます。この文庫を膝に縫い合わせ、椅子に座る時や、靴紐を結ぶ度に読むことにします。皆様も是非。
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中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』(集英社文庫)が書店に並んでいます。何度も読み返した大好きな小説です。僭越ながら巻末に感想を寄せさせて戴きました。この作品は僕に「生きろ!」と... p.twipple.jp/HNo1h
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タワレコに置いてある『風とロック』好きでよく読んでました。その2月号の表紙が自分だなんて驚きです。祖母に見せたいです。今日から配布されるそうです。興味無い方もジャケットに忍ばせておけば銃弾を防いでくれるかもしれません。 blog.magabon.jp/kazetorock/ #月刊風とロック
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閉店に先立ち暖房を切られている。とても寒い。客は僕だけ。店員さんはすぐ帰れるよう既に自転車を軒先に出している。あと2ページだけ読みたかったのだ。次の店に行くと後50ページは読んでしまう。どうしよう…。葛藤するふりをしつつ、もう次の店にいる。
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提灯を見ると不思議と落ち着く。自分が日本で生まれたからか、ただの先入観か。暗い外国人を見ると少しだけがっかりしてしまう。粗末な観念だ。ブラジルにも暗い人はいる。嫌々カーニバルに参加してたりする。スペイン、アメリカ、大阪にも暗い人はいて石ころ蹴りながら帰っている。でも皆たまに笑う。
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公園で遊んでいた子供に、『おっ、又吉じゃん。めずらしい』と言われました。昔よく通っていた定食屋を数年振りに訪れた際に店の主人が言いそうなセリフと雰囲気でした。
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小池昌代さんの『ことば汁』という6つの幻想的な物語による短篇集が文庫になりました。不思議な感覚に引き込まれました。一つの作品を読む度に世界が広がり強烈な余韻が凄かったです。とても面白かったです。本好きの方にも、これから読んで行こうと思っている方にもお薦めです。
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ずっと、ねずみ男になってみたかったのだが念願が叶い今日浅草でやっとなれた。『妖怪談義』というライブがあったのだ。途中、自分がねずみ男であると本気で信じてみたら、景色が違って見えた。自分からカビの匂いがした。風呂に入りたくないと思った。その副作用か?今、鼻血が出ている。
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まただ。さっきすれ違った人と、しばらくして再びすれ違った。本来なら気まずい場面だろうけど、そんなこともあるかもと想定していたので僕は大丈夫です。
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雪が降ってるからとはいえスーツを着用したオジサンとオジサンが相合い傘のうえ携帯附属のカメラで自分達を撮っていて可愛かった。それを見ていた僕は足を滑らせ2回転んだ。北海道出身の後輩ジェントル君は『僕はね、転ばないんですよ』と言っていたが理由は聞かなかった。
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なぜ、ボブ・ディランの声は体内に浸透しゼリーみたいになってプルプル動くのか。BGMで流れてきたが泣けてきて本が読めない。ボブ・ディランと同じ声の嫌な奴に出会ったら慣れて少しは抵抗できるのか。それとも嫌な奴のことさえ好きになってしまうのか。
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このあと、【NHK総合テレビ】の生放送『おやすみ日本 眠いいね!』という番組に出演します。午前0:50~2:50くらいまでの予定らしいですが、終わる時間は未定らしいです。眠れない人達が眠りやすくなるように色々やってみる、一風変わったゆったりとした番組です。
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カフェで長い時間読書していて久しぶりに顔を上げたら、いつの間にか店内の照明がグッと絞られていて凄まじくムードが出てる時あるよね。自分が場違いなとこにおると不安になります。17時からはbarです。
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バスを待っているようにしか見えない人が、バス停じゃないとこにいた。
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実家に帰った。Jリーグ開幕の年に何かの景品で当たったヴェルディのコップが、いまだに現役で活用されていて驚きと哀愁を感じた。それでお茶を飲んだ。
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コインランドリーが好きだということを忘れていた。だから昔から使ってみたいと思っていたコインランドリーで洗濯している。なぜか自販機では簡易漂白剤しか売ってない。簡易洗剤がない。だから近くのコンビニで洗剤を買った。色々あって、これで家に洗剤が3つ並ぶことになる。柔軟剤は2つだ。
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『元旦』という言葉は1月1日ではなく、1月1日の朝を指す言葉らしいですね。たしかに『旦』という字は地平線から朝日が出ているような図に見えます。そんなことはどうでもよくて、明けましておめでとうございます。
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一年の終わりは『大晦日』ですが、そもそも毎月最後の一日を『晦日』というらしいですね。そんなことはどうでもよくて、今年一年ありがとうございました。
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門松を数えながら歩いている。門松の佇まいは五十代の頑固な父親のようだ。門松は少なくとも十代の女子とは似てない。百個、数えたら帰る。そう思ってたけど、あまり無いから五十にする。あれは観葉植物だから数にいれれない。