河村彩(@ayachika1)さんの人気ツイート(新しい順)

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水野忠夫『ロシア・アヴァンギャルド』ちくま学芸文庫から名著復刊!詩、絵画、文学理論、演劇の前衛が革命とともに爆誕し、挫折するまでを描きだす。僭越ながら解説を書きました。感慨深い思いでいっぱいです。それにしても水野先生の詩の翻訳は素晴らしいな。
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八束はじめ『汎計画学』を数ヶ月かけて読む。計画によって人間も社会も未来もコントロールできると信じた革命期ロシアの、政策、文化、芸術、建築等々のネットワークを考察したとてつもない本。その壮大さに、読んでいて頭を殴られた気分。まさに鈍器本。
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この本を読むと、今のロシアの状況はアフガン戦争の時とよく似ているのがわかる。十分な訓練を受けないまま危険な戦場に送られ、理由が分からないまま人を殺し、上官から屈辱的な仕打ちを受け、手脚を失った姿で帰還する。動員を何としてでも避けようとするのも当然だ。 twitter.com/ayachika1/stat…
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ロシア語はウクライナの人々にとっても大切な言語です。ロシア文化の一端はウクライナ出身の芸術家や文化人によって作り上げられています。言語と文化は複雑で、国家によって分断させられるものではありません。今、ロシアについて学ぶことは、敵対と分断ではなくむしろ共感と連帯を生み出すと考えます
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呼びかけの内容がどのようなものか分からないので断言できませんが、学問を通した個人レベルの交流を禁止し学ぶ機会を奪う権利は、たとえ大使館でも無いと思います。日本の研究者や学生が、ロシア語とロシア文化を通過して、ウクライナを含めたロシア周辺の国に興味を持つというケースは少なくないです twitter.com/UKRinJPN/statu…
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リュドミラ・ウリツカヤ『緑の天幕』地下出版に携わるイリヤを中心に描かれる、ソビエト時代を生きた人々の群像劇。多くのロシア人たちがウクライナ侵攻に強く反対しているが、取り締まりが厳しく、SNSに書くのも勇気がいる状況。まるで今のロシアはこの小説の時代に逆戻りしたかのよう。
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こんなにたっぷりと社会保険料を支払ってきたのに、ワクチンはストップ、罹患しても入院拒絶で自宅療養を強いられるとは。 #こんなひどい政治は初めてだ
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『革命の印刷術 ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論』(河村彩編訳、水声社)の見本ができあがりました。ロシア構成主義・生産主義のグラフィック論、装丁論、メディア論の中から優れたものを選んで訳しました。内容は写真の目次をご確認ください。アマゾンでは取り扱いがないのでご注意を。
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初級の教科書にはあまり出てこないけれど、ロシアに行く前におぼえておくべき単語はштука「〜個」。市場でпять 5ください!とか言うと、ジャガイモ5キロ背負って帰るはめになるからね。
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科研費プロジェクト「歴史的アヴァンギャルドの作品と芸術実践におけるジェンダーをめぐる言説と表象の研究」のホームページができました。ドイツ、イタリア、ロシアのアヴァンギャルド芸術に関わるコンテンツやイベント情報が今後発信されます。ぜひご注目ください。tufs.ac.jp/ag/
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ルイーズ・グルック、単行本の翻訳はないのかと思ったら、紀要で翻訳を発表されている方がいるよう。優れた作家や作品に目配りをしている人はいるものだな。 researchmap.jp/sekine-michiyo
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ノーベル文学賞が発表されたとき、すでにその作家の代表作が翻訳されていて、日本語で手軽に読めるというのはすごいことだと思う。毎年日本の文学研究の蓄積と層の厚さに感心する。そして、十数年後にはこんな恵まれた環境はなくなるだろうと危惧している。
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つまり、恐ろしいことに、人事と資金でコントロールするという企業的な発想が正義であり、自由を主張することのできる学術や芸術のような特権的な領域が憎いという感情を、少なくない数の人々がすでに持っているのではないか。
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愛知トリエンナーレのときもそうだったけど、現在の政治による芸術や学術への介入の仕方はあまりに粗雑すぎて、表現の自由や学問の自由を標榜しても、もはや議論が噛み合わない。
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ほんの1ヶ月程度の準備期間で全授業をオンライン化させたとき、大学は本当にすごい所だと思った。普段はアナログな年配の先生も新しいソフトやシステムをマスターして難なく授業を運営されている。大学人の学習能力や授業に対するプロフェッショナリズム、創意工夫する柔軟さに恐れ入った。
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人文系学問、作品から感情の機微を理解したり、抽象的な概念を扱ったり、精読によって難解な思想を解釈し自分の思考に応用することほど生きていく上で役立つことは無いと思う。就活でその勉強が何の役に立つのですか、と尋ねる浅薄な面接員がいたら、あらゆる仕事に役立ちます、と言ってやればよい。
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ワークショップとかプレゼンとかアクティブラーニングとか、軽率かつ性急に、そして半ば無理矢理に人に意見をもとめたり、主張させたりする風潮どうにかならないものだろうか。教室の隅っこに座って講師の話に静かに耳を傾けるような学びがもっと尊重されていい。
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昔々大学の先生たちは、勉強家で人当たりは良いが付き合いがわるく、面倒なので実務仕事は避け、さっさと家に帰って読んだり書いたりしていた。質問する学生には親切で、ゼミと飲み会では熱心に議論するものの、勉強は自分でするものと思っているので学生の研究の進捗にはあまり関わらなかった。
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Zoomなどのカメラ会議システムは、数十人以上になると、本人に気づかれないで特定の人物を執拗に凝視することができてしまう。とくに二十歳くらいの女性だったら警戒するはず。みなさんの顔が見たいからカメラはオンにしておいてください、などと言わないよう教員は注意しないと。
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これは交付金で国立大学の運営をコントロールするのと同じ発想。お金貰ったら意向にそぐわないことは出来ないというのは企業の論理でしかない。そもそも政府は税金を再配分してるだけだし、何の権利があって交付を中止できるのかよく分からない。www3.nhk.or.jp/news/html/2019…
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ソ連時代に出版されていた写真雑誌「ソビエトフォト」のデジタルアーカイブが発掘される fnmnl.tv/2017/03/26/259… @fnmnltvさんから
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河村彩『ロシア構成主義 生活と造形の組織学』がそろそろ本屋さんに並びます。革命に熱狂した芸術家たちが、まだ見ぬ社会主義の生活をいかにデザインしたか描きました。家具、衣服、インテリア、建築、グラフィック、写真などなど取り上げています。書影、装丁、目次はこちら。
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河村彩『ロシア構成主義――生活と造形の組織学』(2月上旬、共和国)。こういう楽しい図版が盛りだくさんです。どうぞお楽しみに。 twitter.com/Naovalis/statu…
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拙著『ロトチェンコとソヴィエト文化の建設』(水声社)がまもなく書店に並びます(アマゾンでは扱っていません)。見かけたら手に取ってください。多彩な活動をしたロトチェンコ、心惹かれる作品があるかもしれません。