1
庵野:ハラスメントはないがいつまで経っても仕事が終わらない
富野:要求めちゃくちゃ高いし説教されるし怒鳴るけど育成センスが高い
宮崎:そもそもコミュニケーションが成立しそうにない
地獄に耐えた後に一番見返りが多そうなのは富野
2
「未曾有のことでございますが」
「もう一度、お願い致します」
「いくらなんでもそれ卑怯すぎんか?」と京都人流の遠回しな抗議をされているんだろうな。後白河法皇のやり方にみんな呆れているという描写なんだろうか。
#鎌倉殿の13人
3
「謀反人公暁の首、三浦平六が獲ってくれたぞ」
「流石は頼朝公挙兵以来の忠臣!!」
「これからも鎌倉のため、身命を賭して働く所存にございます!!」
なんという茶番。だがこの場にいる皆がそれを必要なものだとわかって敢えてやっている。政治とはそういうもの……。
#鎌倉殿の13人
4
五郎に「兄上は天に守られております」と言われた瞬間「かつてはハッキリと天の声が聞こえた。だが、いまではもう何も聞こえぬ」と漏らした佐殿の寂しそうな顔を小四郎は思い出したに違いないのである。やるべきことをやり終えたら自分も天に滅ぼされると小四郎は知っている。
#鎌倉殿の13人
5
上総介粛清の場面に九郎が居合わせなかったの、これ九郎本人にとっても不幸なことだったと思うんだよな。「兄とはいえど鎌倉殿と距離感を間違えた者は殺される」と学習できる唯一の機会を逸してしまった。九郎の頭の中では未だに佐殿は兄であって主君ではないのだ。
#鎌倉殿の13人
6
藤九郎の「お父上を悲しませてはなりませぬ」というセリフにツッコミが入りそうだけど、頼朝はどこの馬の骨とも知れぬ漁師の妻には手を出したけど、自分の組織の構成員とは決して女性問題を起こさなかったし、なんだかんだ言って側近の諫言には耳を貸していたから比較にならない。
#鎌倉殿の13人
7
九郎に「話にならん」「子供でも思いつく」と面罵されて明らかに激怒している梶原。冷徹なようでもやはり中身は坂東武者なんだな。それでも「言われてみれば九郎の意見のほうが筋が通っている」とはっきり主張できる私心のなさは貴重だな。佐殿が重宝するわけである。
#鎌倉殿の13人
8
9
「お前、老けたなあ」程度の軽口で人を殺す上総広常、あまりにも自由すぎるし、この間の先陣の話で「若くて見た目がいいほうが」という評価を受けて激怒していたことがわかる
#鎌倉殿の13人
10
小四郎は公暁が自分も標的にしていたことを知らなかったわけで、仲章は結果的に自分の身を挺して政敵を救ったことになるし、朝時はガバガバなコンプラ意識で情報漏洩させたことで意図せずして父親を守ったことになる
#鎌倉殿の13人
11
俺は『新選組!』で学んだんだ。三谷大河で笑いどころがあったら直後にそれを台無しにするような悲劇が起きるんだ。騙されんぞ。
#鎌倉殿の13人
12
時房「都で暮らす人たちは苦手です。やたらと気取って、我ら坂東に暮らす者たちを下に見ているではないですか」
政子「そうでない人たちもいますよ」
丹後局は下に見てくるわけではないけど同じリングの上で全力で右ストレートを喰らわせてくる
#鎌倉殿の13人
13
「鎌倉とは恐ろしいところです。私の住むところではない」
「お前たちはおかしい……狂っておる」
『新選組!』で踏み込みそうで踏み込めなかった内ゲバの生き地獄を、三谷幸喜が手加減無しで描写しようとしている前触れに思える。本来であれば新選組も生き地獄なのだ。
#鎌倉殿の13人
14
源仲章「悪く言う者もおりましょうが、私は、あなたのお味方」
小四郎「……かたじけない」
小四郎、おそらくこういう人間がいちばん嫌いだと思う。
#鎌倉殿の13人
15
もう散々言われていることだろうけど、野党には
・ジェンダー平等は票にはならない
・内ゲバは有権者に嫌われる
・表現規制は地雷
という教訓をこの選挙で学んでほしい。
16
時政もりくも実衣も権力をプライベートなものとしたくてやりたい放題やっている連中なので、自分たちの一挙手一投足が大勢の人間の運命を左右することを自覚している政子&小四郎との対比が際立つな
#鎌倉殿の13人
17
「誰かに落ち度があれば、そいつの所領がみんなのものになる」
『御恩と奉公』って鎌倉幕府に欠かせないシステムなんだけど「御家人に恩賞を与えるために誰かを常に滅ぼさなくてはいけない」という恐ろしい側面もあるんだよな。佐殿はパンドラの箱を開けてしまった。
#鎌倉殿の13人
18
五徳って眺めてるだけで腹が立ってくる嫌な女なんだが、昨年のりくさんとかと同じで、縁もゆかりもないよその国に幼少期に嫁がされた挙げ句、足元の三河の安定すらままならない徳川家の中で不安な育ち方をしたんじゃないかとも思える。怯えを払拭するためには虚勢を張るしかなかった。
#どうする家康
19
栄一「業務未経験者なので内定辞退させていただきます」
大隈「業務に関してはみんな未経験者なので問題ありません」
なんという職場だ
#青天を衝け
20
『桃井タロウは嘘をつけない』という設定が『致命的な弱点すらも秘匿できない』という意外性につながるとは予想外だった
#ドンブラザーズ #暴太郎戦隊ドンブラザーズ
21
『強者である。それゆえに強者としての選択肢しか選べなかった』ことが武田勝頼の敗因だった、ということを数話かけて古沢良太はちゃんと描いている
#どうする家康
23
なんで犬塚以外従業員がいないのかと思ったんだけど、売上が下がりすぎて人件費が払えないと考えれば筋は通るし、指名手配犯雇うほど店が追い込まれてるということで確かに辻褄は合っている
#ドンブラザーズ #暴太郎戦隊ドンブラザーズ
24
「いろいろな人の死に関わってきた彼が幸せな死に方をして本当にいいんだろうか、というのがあって」
やっぱりどんな形であるにせよ『ケジメ』はつけなきゃいけないんだよな。ここまで延々と積み重ねてきた人の死の帳尻を、最期に小四郎は合わせなくてはならない……。
#鎌倉殿の13人
25
「我が望みは天下を手に入れ!! 武田信玄を超えることのみじゃ!!」
勝頼はこういうけど、彼の本当の欲望は父の業績や名声を超えることで、天下はそのための手段に過ぎないんだよな。あくまで天下をどうするかという命題を見ていた信長や家康と比してそこが彼の限界である。
#どうする家康