3
TRPGお嬢様「わたくし、DX3rdのルルブとサプリ一式より重いものを持ったことがございませんの」
GM「十分では…?」
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『我らは悪の四天王…』
「オレ様は、灼熱のイフリート」
「ワタクシは、業火の魔導士フレア」
「吾輩は、爆熱拳の使い手グレン」
「そして、余が炎を統べる獣バーンドラゴンである」
勇者「もっと住み分けできんかったん?」
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勇者「こんなんウチらが氷系で固めんとさぁ…絵面的にもアレなやつやん」
聖剣「案ずるな勇者よ…汝には、この天の火を司る聖火剣ホーリーファイアがついておる」
勇者「話、聞いてた?」
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勇者「あのー、ほら、魔法使い!自分、わりと万能なアレやったよね!」
魔法使い「もちろんです!私が操るのは万物の根源たる…」
勇者「おぉ、ええやないかい!ビシーッと締めたってくれ!」
魔法使い「…原初の炎です!」
勇者「なんでやねん!」
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勇者「なんで、火、火、火、火、火ときて、また火やねん…もう地水火風とか贅沢言わんけどもやな…僧侶、お前なんか光的なアレやったやろ」
僧侶「はい」
勇者「ほんならもう、それでええわ…ちょっと言うたってよ」
僧侶「太陽神の加護です」
勇者「ちゃうねんなぁ!」
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勇者「え、ウチらこんなバランス悪かったか?…炎系ばっかりやん…」
戦士「勇者さん、オレに任せてください!」
勇者「いや、戦士、キミは…ええわ」
戦士「なんでですか、任せてください!」
勇者「いや自分、完全に炎系やんか!…なんか装備全部赤いし、鎧から火ぃ吹いとるがな」
戦士「…」
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勇者「むしろ、それでよお自信満々で出てきたな…全然任せられる要素ないやん…」
精霊使い「…」
勇者「キミに至っては、もう完全に炎を信仰してる部族やろ…」
精霊使い「…あの…同、」
勇者「なんて?」
精霊使い「同郷…」
灼熱のイフリート「実家が隣です」
勇者「気まずい!」
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勇者「そういうのは今言わんでえぇねん!一対一でやな…回想とか挟んだらカッコええやんか…因縁の相手やろ?それやったら、炎対炎でもえぇがな。どっちの炎が強いかて、盛り上がるやん」
灼熱のイフリート「いや、そんな因縁でもない…」
精霊使い「中学から別やったし…」
勇者「なんやねん」
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勇者「炎の使い手ふたり揃ってんのに、関係冷めとるやないか」
バーンドラゴン「ブフッ…w」
勇者「あっつ!…なにブレス吹いとんねん…!」
バーンドラゴン「だって…炎の使い手…関係冷めてるとか、言うから…w」
勇者「そない笑うとこちゃうわ、アホ!」
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勇者「あかんて!火力過多やから、お互いに!」
バーンドラゴン「はあ…」
勇者「仕切り直そうや、こっちもセーブポイントまで戻って構成考えるから…ちょっと魔王にも言うといてよ」
フレア「えぇー…」
グレン「嫌やぁ…炎魔神様、怖いもん」
勇者「部下が部下なら上司も上司か」
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怪物化した幼馴染みボス「…シテ…コロ…シテ」
PC①「俺は…どうすれば!」
幼ボ「このままじゃ、私、次の行動で全体攻撃してPC全滅させちゃう…まだ、最終話の黒幕シナリオが、残ってるの…私のHPはあと3だから…PC①くんが、出目5以上出せば命中するから…」
PC①「GM」
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命乞いをするGM「ま、待ってくれ!命だけは!…そうだ、経験点をやろう!いくら欲しい!?」
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PL「今の裁定は、ルルブの○○ページにこの記載があるから、●●より××が優先されて、タイミング的に△△の処理が先になるからってことですよね?」
GM「そうですね(…知らん…なにそれ…怖)」
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「汝、病める時も、健やかなる時も、同卓者を愛しTRPGを行うことを誓いますか?」
「病める時は、普通に延期しなさい」
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TRPGに本当に必要なものを教えてあげよう。
それはな、自由ではない。
愛じゃよ、ハリー。
愛じゃ。
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最も信用できる狂人「TRPGの話とかいいから、TRPGしようぜ!」