そらみつ(@sora_mitsu)さんの人気ツイート(新しい順)

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高台の監獄は保存されていて、内部も見学できる。けれど周囲の建物のいくつかはすでに廃墟になっていて、草花と蔦でおおわれ鳥たちが憩っていた。かつて凶悪犯が集められていた監獄の周囲に光る海、おびただしい数の海鳥にこぼれるように咲く花々。つわものどもが夢の跡…とでも言えばいいのか。
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はるばる東海岸からやってきてくれた友人と一緒に、花が咲き乱れ海鳥が飛びかう島に行ってきた。いやこんな花と鳥の島だとは行く前はぜんぜん知らなかったんですけど。脱獄不可能な監獄で知られるアルカトラズ島です。
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これがとても変でいわく言い難く面白い小説だったのですごく印象に残っていて。「はじめて家を建て、庭を作った時の男だから彼には女のようにわすられなかったのである。女でもこうはゆくまいと思われるくらいだ」っていったいわたしこれは何を読んでるんだろう…と思ったんだよね。
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変な話だけどそんなこともあるのかも…と思ったのは、昔室生犀星の「生涯の垣根」という小説を読んだからだ。男が、初めての庭を一緒に造った庭師のことを忘れられず十何年も夢に見て、再会した、もうほとんど廃業していたその庭師に「生涯最後になるであろう垣根」の大仕事を依頼するという話。
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実家は石材業なので、母も善意で石まわりのこと協力したりしていたのが煙たがられるようになったりとか、会話が庭師さんにいかによくしてもらっているかの自慢ばかりになっていくとか、庭に入れ込むと人って庭師を独り占めしたくなるみたいで、なんかちょっとおかしくなるのよ、と。
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母から聞いた庭の話。実家の庭をお願いしている庭師さんが若く熱心で仕事ぶりもよいので、周囲にも紹介すると気に入られて、何軒かではずいぶん熱心に庭造りをするようになったと。それはいいんだけど、庭造りに入れ込むにつれ、知人たちがその庭師さんに対して独占欲みたいなものを示すようになって、
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疲れのせいか何なのか夕飯時から不機嫌極まりなかった四歳児に「ホットミルクかココアを作ろうか。あったかい飲み物には優しい気持ちになれる魔法があるからね」と言ったら、魔法はないと思うけどココアはほしいと言う。 飲んだ後で目を丸くして「ほんとだった。おかあさん、魔法、ほんとだったよ」