『ナウシカ』が制作されていた頃、私は雑誌の制作ルポなどを熱心に読んだが、金田伊功やなかむらたかし等の外部から招聘したスターアニメーターに比べて、トップクラフトのアニメーターは扱いが軽いな、と感じていた。 近年、当事者の人が「大部屋扱いだった」と回想していて、やはりそうか…と。
原徹は東映動画で『ホルス』の制作だったが、ホルスの興行的失敗で東映を退社することになった。 その後、合作アニメプロダクション、トップクラフトを立ち上げ『ホビットの冒険』や『ラストユニコーン』などのファンタジーアニメを制作。 奇しくも『ナウシカ』で宮崎駿、高畑勲と再び組むことになる。
ジブリの歴史から原徹氏の功績が過剰に消されている気がする。 原徹氏が『ナウシカ』の制作を引き受けなければ「国民的作家」となる宮崎駿のキャリアもジブリの成功もなかったのでは?全て鈴木敏夫氏がやったかのようになっているが、ジブリを軌道に乗せた経営者は原徹氏ではないのか。 釈然としない。
『風の谷のナウシカ』はジブリ作品ではないし、プロデューサーは鈴木敏夫氏ではない。ナウシカのプロデューサーは高畑勲氏。 制作スタジオ、トップクラフトの社長は原徹氏。原徹氏は『おもひでぽろぽろ』までジブリの社長だった。 最近、どうも勘違いしている人が多いので、念のために呟いておきます。
#映画事故 空いた映画館で「となりのトトロ」→「火垂るの墓」の順に観てロビーに出たら、節子くらいの女の子を連れた母親がしゃがみ込んで立てなくなっていた。 女の子はよく分からない様子で、母親の頭をなでていた。
私は「ジブリは好きだが鈴木敏夫は嫌い」な人間であり、鈴木敏夫という人物は過大評価されていると、ずっと言い続けて来たので、こうした醜聞も意外ではない。 かつて、ジブリの制作部門を解体し、全アニメーターを解雇した鈴木敏夫氏がやっていることが、これなのだ。 twitter.com/shujoprime/sta…
「せっかく盛り上げてくださっている(売上に貢献してくれている)のに、水をかけるな」と、ほとんどの作家が唱和しているのに驚いたよ。 それだけ、売れていないんだろうな…小説。貧すれば鈍するって、これですね。😢
豊崎由美氏がTikTokの書評を批判した件で、豊崎氏に理解を示す小説家が見当たらない(同じ批評家の町山智浩氏は同情していたが)ことに衝撃を受けた。 今の作家には、批評に価値を見出しその専門性に敬意を払う者がいないのか。 これは出版業界が、経済的な衰退に伴って知的にも衰退したということだ。
バンダイが日本サンライズを買収した時、富野由悠季は「その目的がガンダムの権利である」ことと、しかし「買収について富野由悠季には全く知らされなかった」ことの2つに大きなショックを受けたそうだ。 ガンダムの権利について、富野由悠季は関係ないってことなんだよね。これが日本のクリエイター。
映画プロデューサーの奥山和由が「富野由悠季が億万長者にならない日本はおかしい」と言っていたが、これだけ(21世紀の今も)ガンダムで商売しまくっているのに、富野由悠季には殆どお金が入らない。一瞬は「天下を取った」日本が急激に衰退した理由の一つは、間違いなくこの「構造」のせいなのでは?
ドバイ万博日本館。外国向けジャパネスクのみで、最新科学や技術の影は全くない。もう日本はそういう国ではなくなったことがよく分かる。 着物とガンダムの国。 afpbb.com/articles/-/336…
恩地日出夫が監督し須田正己が作画監督を務めた『地球へ…』は、失敗作のよう言われることが多いが、極端に少ないカット数、長回しの多用、実写的なカメラアングル、ユニークなメカデザイン等、実写の監督である恩地日出夫のこだわりに須田正己が良く応えていて、再評価されるべき作品だと思う。
黒澤明の身長は182cmだった。当時の日本人としては大きな人だったのだ。
「まあだだよ」を作った時は、当時の実際の背広を集めたが、みな小さ過ぎて、仕立て直さないと今の役者は着られなかったそうだ。 黒澤明は、鎖国をした江戸時代の300年が日本人をあんなに小さくしてしまった。だから僕は江戸時代は好きじゃない。…と語っていた。
黒澤明は「日本人を小さくしたのは江戸時代であり、戦国時代までの日本人は大きかった」と力説していた。黒澤明は、趣味と実益を兼ねて武士の甲冑を集めていたが、戦国時代の甲冑は大きくて、当時の武将には180cmくらいはざらにいたらしい。 それが、江戸時代に入ると次第に小さくなって行くそうだ。 twitter.com/pass_i_on/stat…