イカの嘴の研究が何の役に立つかわからないと思う人はいっぱいいると思う。でも世の中には柔らかい人体組織を傷つけずに硬いデバイスを埋め込むために、柔らかいイカがカニの甲羅を砕くほど硬い嘴を保持している仕組みがヒントになるかもしれない、なんてことを考えちゃう人がいるんですよね。
セミの抜け殻の内側の白いヒモって気管の内壁なんですね。ちゃんと気門につながってる。体の奥深くまで入り込んだ呼吸器系の内壁が脱げるの凄い。
ヒメエグリバ幼虫と対向車線を爆走するニホンカナヘビ。
僕はゴールデンカムイの巻末の参考文献リストを見るだけでも人文系の基礎研究の方々がいて良かったと思うし、大河ドラマの背後にいる歴史学者の存在も想像できる。理学の基礎研究もどうぶつの森やテラフォーマーズその他色々な作品の背後に見え隠れしているよ。
生物には色々な生存戦略があるので、窃盗も不倫も子殺しも親殺しも生物学的に正しいと主張しようと思えばできてしまう。
みんな器用に起き上がる。
生物学の人間として不快だし、これはコメントしなければならない。もう各所で言われているようにダーウィンはそんなこと言ってない。生物学をゴミみたいな広報に利用しないでください。 twitter.com/jimin_koho/sta…
乾きゆくブンブクを救助。
クマゼミが死んでいたので翅をハサミで切ってみた。翅脈が中空なのが良くわかります。生きているときは中に血液(血リンパ)が流れているんでしょう。羽化時にしわくちゃの翅はここに送り込まれる血液の圧力で展開されます。
お前の存在は俺の適応度を下げるからお前を殺すのは生物学的に正しい、が正当化される世界に生きたいかい?
カレイかヒラメの眼。 Glittering flatfish's eyes
セミの雄の断面が結構衝撃的。 s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/…
割り箸が減ったせいで焼却の際に助燃剤が必要になったとかいうのが流れてきたけど、ゴミの全体に占める割り箸の量を考えたらありえない。何か環境系の与太話が多めなのはレジ袋の話のせいか。数値とソースが出てないこれ系の話はいいねリツイート非推奨です。
皮肉めいた書き方をしたので補足しますが、これは社会のあり様に関する議論の中で生物学的に正しいとか正しくないとか言い出すのはナンセンスだから止めてね、ということですからね。
そういう物語を楽しんでくれているなら、物語の裏でリアリティーを添えるのに一役買っていて、いくらその物語が売れてもその対価を受け取ることがない人達の存在に少し想像力を働かせてくれたらうれしいと思う。
ウミケムシ。なんだか龍の眷属のようだな。 #ウォット
勘違いしてほしくないので一応断っておくと、他の政党も科学に関しては基本的にどこも駄目。今回怒っているのはこれが生物学徒にとって最大級の地雷だから。
珍しい生き物ほどエモいのであるという風潮には逆らっていきたい。エモくない生物などいない。エモくないとしたら拡大の倍率が足りないだけだ。
前に歩けます
発光しているのではなくて櫛板の構造色です。
僕はスポーツはやるのも見るのもあまり興味がないんです。でもそれに人生賭けていたり、生きる元気をもらっている人がたくさんいることは容易に想像できます。だからスポーツは僕には不要だけど社会には必要だって言いいます。音楽だって演劇だって絵画だってそうじゃないですか?
何かのレプトケファルス。ビニール片かと思った。 A leptocephalus
だから、不要だとつい言ってしまいたくなるものについて、少し立ち止まって想像力を働かせてみませんか。不要ではないかもしれないけれど形を変えた方がいいってなったり、やっぱりいらないってなるかもしれない、でも勢いに飲まれて深く考えずに捨ててしまうよりはきっとずっといいです。