51
人間はほんとうに孤独なものです。自分のよき理解者は自分だけです。でも、がっかりしないでください。孤独なのはあなた一人ではない。みなそうなのです。孤独だけど強く生きているのです。他の人にできるのですもの、同じ人間のあなたにもできてあたりまえです。かならずできます。強く生きられます。
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口を開けば、愚痴、悪口、陰口、不平不満ばかりの人は、そのエネルギーに自分自身が包まれて、一生、不幸不遇なままです。
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悩んでる時には
笑い飛ばしてくれる人がいい。
俺がいるから大丈夫。ってくらいの人。
心強い見方がいれば頑張れるの。
55
お給料とはガマン料なのです。楽な仕事など、この世にはありません。
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冷静になってから手にした「夢」は、単なる「夢」ではなく、「理想」に変わります。そして、「理想」を掲げて着々と生活していけば、やがて「理想」は「現実」のものとなります。きちんと自分というものをわきまえてから抱いた夢は、いつか必ず実現するのです。
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私は、何かにぶつかったとき、あえて苦しかったころを思い出します。心身をリラックスした状態におき、目をつむり、過去をひとつひとつ振り返る。そして「あれだけの苦労の中を私は生き抜いた。だから、これからもやっていける」と自己確認して、未来への力としています。
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いいこと、悪いことは、コインのように、常に表裏一体を成している。表も裏も幸せでできたコインはありません。生きることには死ぬことが、深い喜びには深い悲しみや苦しみが、光には影が、必ず対になっているのです。それは常にひとつの中にあり、いつどちらに転ぶかは、誰にもわからない。
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どこに住んだにしても、イヤな人なんて山といるわよ。 極楽じゃあるまいし、極楽に住んでいるようなわけにはいきませんよ。あなたの住んでいるのは地球なの。イヤな人がいて当然なのよ。
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先のことを考えすぎると、取り越し苦労をしたり、誇大妄想に陥ったりして、必ず人生を損します。大切なことはひとつだけ。明日の朝、もしも目が覚めなくても、後悔しないと思える今日を送ればいいのです。
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男らしい男、女らしい女など、空想の産物にすぎません。大切にすべきは、“人間らしさ”です。
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自分は正しい、自分はこれでいいんだ、自分はこうなんだ。そう思い込み、自分を肯定してしまうと、進化がなくなります。
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人間はかならず一人になるんですよ。運のいい人は奥さんや旦那さんに最期を看取ってもらえるかもしれないけど、結局は一人で産まれて一人で死ぬんですよ。
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他人と自分をくらべて、優越感や劣等感を持つのは、くだらない他人志向。大切なのは自己志向。自分が満足して、自分が納得すればそれでいいのです。
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悪いことがやってきた後には、必ずいいことがやってきます。でも、「どうして私だけ、こんなにつらいのか」という気持ちにいつまでも縛られている人は、必ず、ささやかだけれど温かい幸せが来ているのに、見過ごしてしまう。これでは悪循環になるだけです。
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言葉遣いを美しくすると、不思議なことに世界が変わります。嘘だと思うのなら、試してごらんなさい。
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「信じられるのは、まず自分。自分を変えていけるのも自分である」と思うことが第一歩。他人があなたに力を与えてくれるのを待つだけの人生は、待ちぼうけになる場合が多いのです。
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カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。
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ニセモノだらけ、嘘だらけの世の中で、本物になろうとすることは容易なことではありません。二日や三日で身につくものでもありません。けれども「そうなりたい」と考えている人と、いない人では、その人生に天と地ほどの開きが出てきます。