402
学校生活とは、学問するだけが目的ではないのです。学問だけなら、何もわざわざ学校へ行かなくても、家で十分にカバーできる。そうではなくて、学校へ行ってみんなで勉強する、大勢の人とともに生活する、ここが大切なのね。
403
文句ばかり言っていてもダメなんです。行動を起こさないと何も始まりません。
404
人は誰でも、自分と違う人間を、容易には認めようとしません。自分とは違う人間を異常と思うことで、自分をマトモだと思いたがるファシストなんですよ。「あいつは何々だからマトモじゃない。俺は何々じゃないからマトモ」と、どんな形であれ、いままで思ったことのない人など、まずいないでしょう。
406
不運だ、ついてない。そう嘆いていると、その言葉や思いがその人にまとわりついて、余計に不運を呼び寄せます。
407
人間はかならず一人になるんですよ。運のいい人は奥さんや旦那さんに最期を看取ってもらえるかもしれないけど、結局は一人で産まれて一人で死ぬんですよ。
408
他人と自分をくらべて、優越感や劣等感を持つのは、くだらない他人志向。大切なのは自己志向。自分が満足して、自分が納得すればそれでいいのです。
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セックスだけ求めている男は、 男ではありません。唯の雄です。
412
悪いことがやってきた後には、必ずいいことがやってきます。でも、「どうして私だけ、こんなにつらいのか」という気持ちにいつまでも縛られている人は、必ず、ささやかだけれど温かい幸せが来ているのに、見過ごしてしまう。これでは悪循環になるだけです。
413
自分で自分をカッコいいと思えるのが、誇り。他人から見てみっともない、カッコ悪いことが、恥。それをしないのが、恥を知るということ。恥と誇りは、表裏一体です。恥ずかしいことをしなくなれば、自分に誇りを持てます。
414
言葉遣いを美しくすると、不思議なことに世界が変わります。嘘だと思うのなら、試してごらんなさい。
415
自分はすべてを知っていると勘違いをして、学ぶことを忘れてしまった人間が、ずうずうしい生き物になります。世の中をなめ、謙虚さを失い、ふてぶてしくなることから、老化が始まるのです。
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「信じられるのは、まず自分。自分を変えていけるのも自分である」と思うことが第一歩。他人があなたに力を与えてくれるのを待つだけの人生は、待ちぼうけになる場合が多いのです。
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カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。
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お金は、“目に見えないもの”に使いましょう。洋服やアクセサリーなど、形あるものは、すぐに流行おくれになり、その価値を失ってしまいます。ところが技術や教養、経験や知識は、目には見えませんが、あなた自身を豊かにしてくれます。
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ニセモノだらけ、嘘だらけの世の中で、本物になろうとすることは容易なことではありません。二日や三日で身につくものでもありません。けれども「そうなりたい」と考えている人と、いない人では、その人生に天と地ほどの開きが出てきます。
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女々しくて弱々しくて臆病で気が小さくてガラス細工のように繊細な存在、それが、男です。現実的でケチで神経が太くていざとなったらずうずうしく開き直る、それが、女です。逆ですって? とんでもありません! 世の中は男と女の本質を取り違えているのです。
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この世で一番醜いものが差別なら、一番強いものは真実。