878
いいこと、悪いことは、コインのように、常に表裏一体を成している。表も裏も幸せでできたコインはありません。生きることには死ぬことが、深い喜びには深い悲しみや苦しみが、光には影が、必ず対になっているのです。それは常にひとつの中にあり、いつどちらに転ぶかは、誰にもわからない。
879
好きな人のために何かしてあげたい。しかし、その気持ちの根底には、「だから自分にも優しくして」「もっと尽くして」という見返りを求める気持ちが微塵もないとは言い切れません。そこに愛はないのです。
882
不公平で、理不尽なのが世の中なの。
883
誰かを好きになると、その気持ちを相手に伝えたくなります。一直線に気持ちを投げつけて、向こうにも自分を好きになってほしいと願うようになります。それが恋です。恋は自分本位の思いなので、うまくいかなくなると、一瞬にして憎しみに変わります。
884
私は、何かにぶつかったとき、あえて苦しかったころを思い出します。心身をリラックスした状態におき、目をつむり、過去をひとつひとつ振り返る。そして「あれだけの苦労の中を私は生き抜いた。だから、これからもやっていける」と自己確認して、未来への力としています。
885
冷静になってから手にした「夢」は、単なる「夢」ではなく、「理想」に変わります。そして、「理想」を掲げて着々と生活していけば、やがて「理想」は「現実」のものとなります。きちんと自分というものをわきまえてから抱いた夢は、いつか必ず実現するのです。
886
デブだからボーイフレンドができないなんて、逃げよ。デブだからできないんじゃなくて、それは魅力がないからなのよ。魅力っていうのは、やせているか太っているかの問題じゃないの。
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幸せ不幸せは、「あるか」「ないか」ではなくその人が「感じるか」「感じないか」という基準で存在したり、しなかったりするのです。
891
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悩んでる時には
笑い飛ばしてくれる人がいい。
俺がいるから大丈夫。ってくらいの人。
心強い見方がいれば頑張れるの。
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口を開けば、愚痴、悪口、陰口、不平不満ばかりの人は、そのエネルギーに自分自身が包まれて、一生、不幸不遇なままです。
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人間はほんとうに孤独なものです。自分のよき理解者は自分だけです。でも、がっかりしないでください。孤独なのはあなた一人ではない。みなそうなのです。孤独だけど強く生きているのです。他の人にできるのですもの、同じ人間のあなたにもできてあたりまえです。かならずできます。強く生きられます。
895
言葉はあなたそのものです。言葉はその人の心、性格、思考回路をそのまま映し出します。つまりあなた自身を形作っている細胞と同じようなものなのです。
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愛されたいのならまず、あなたのほうから相手を愛しなさい。あなたの望む愛され方を、相手にしてあげることです。相手が自分の思い通りにならずに腹の立つことがあっても、冷静さを取り戻し、「仕方ない」と思い直すのです。結論を急ぎすぎてはいけません。愛はインスタントラーメンではないのです。
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人生は“何かを得れば何かを失う。何かを失えば何かを得られる”のです。
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辛い思いは、すべてプラスになる。苦しかったこと、悲しかった黒、灰色は、いつか必ずやってくる、輝く虹色を際だたせるためにあるのです。
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あなたを育てるのはお父さんでもお母さんでもない。両親と先生は手助けをするだけです。あなた自身を育てるのはあなたなんですよ。
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人は不幸の数は1から10まで数えたがるけれど、幸せの数はひとつも数えようとしない。身近にいっぱいあるのに。――灯台下暗し