07: 何かの音…これって歌声? 歌声を辿ってみたら、ずいぶん遠くまで来ちゃったな。 ここは…どこだろう? なんだか特別なフロアに見える。 薄く開いた扉の向こうから、誰かと誰かの歌が聞こえる…。
08: 「じゃチビ共合わせるぞ〜、さんはい! 「わ〜 「わ〜 「わ〜
09: 男の人が小さい生き物と一緒に歌ってる。 女の子に歌を聴かせているみたい。 あの子、全然目を開けないけど眠っているのかな?
10: 歌が終わっても、拍手の音はしなかった。 >邪魔をしたら悪いし、そろそろ違う場所に行こうかな。
11: 〜チャペル〜 少し建物から離れてみようかな。 墓地の向こうに小さなチャペルを見つけた。 古くて、ところどころ壊れかけているけどなんだか素敵。 割れたステンドグラスの模様が少し懐かしいような…。 あれ、誰かが居るみたい…。
12: 「聖水とはまた古典的な…こんなことでアイツが浄化されるとは思えませんけど。 「何事も試してみなくちゃわからないだろ?
13: ………。 話の内容も気になるけど…なんだろう、不思議な気分。 頭の奥がそわそわする。 あのふたり、どこかで見たことあるような…。 >気になるけどここは退散! さて、どこに逃げよう。
14: 「やっほー! 調子はどう? 「…ふーん、その感じだともう少しかな。 「なんでもないよ、こっちの話。 「じゃ、またね!
15: 墓地を歩いていたら、突然支配人さんに声を掛けられちゃった。 お部屋の準備をしているんじゃ…? 墓地の奥に向かって行ったけど、何かあるのかな? >ちょっと気になるかも。
16: 墓地から少し離れたところにお墓がひとつ、ぽつんと立っていた。 支配人さんはそこにぴかぴかした飾りを巻いていく。 なんだかクリスマスツリーみたい。 お墓を飾るなんて不思議だな…。
17: そろそろホテルに帰ろうかな。 引き返す途中、並んだ墓石中にひとつだけ、とても新しいお墓があった。 お墓に刻まれた名前は、 ………。 目の前の景色が歪んでいく…。
18: 〜中庭〜 うーん……、あれ? 私、寝ちゃってたみたい。 目が覚めたら、そこは緑が綺麗な中庭だった。 ぼんやり光る蝶が飛んで行く先には、噴水があった。
20: 水面が揺らめいて、違う景色が写り込んだ。 長い髪の女の子が泣いている…。
21: もう大丈夫だから、あんまり泣かないでね。 さて、そろそろ行かなくちゃ。 >立ち上がった私に声を掛けたのは…。
22: 「こんちは! 新人さんっすよね。 「部屋の準備、終わりましたんで呼びに来ました! 「あー、そうなんすよ。これまでオレがベッドメイクとかも兼任してて。 「だからホント、助かるっす! 「これ、オレからの歓迎ってことで。どぞ!
24: きらきらした金粉が綺麗な空色のドリンク。 お酒かな、って思ったけど違うみたい。 しゅわしゅわ甘くてとっても美味しい。 お礼を言ったら、男の子は嬉しそうにはにかんでいた。 飲み終わったらお部屋に行かなくちゃ。
25: お部屋に入ると、ベッドの上に制服が畳んで置いてあった。 着替えてみたらサイズもぴったり。不思議だな。 …忘れていたことは思い出した。 少しさみしい気持ちもあるけれど、しかたない。 鏡に映せばよくわかる。 私はもうこのホテルの一員だって。
26: 明日からお仕事、がんばろうっと!
27: 今日の日記はこれでおしまい。 いつか、また会えるそのときまで…。
28: ここで待ってるね、 寧々ちゃん。
〜CM〜 妖精のハウスメイドさんも飲んでいたウェルカムドリンクが飲めるのは、花子くんカフェだけ! 明日から開催です⭐️ 新人スタッフも皆様をお待ちしています🧚‍♀️ twitter.com/hanakokuncafe/…
12月18日はGファンタジー1月号の発売日! 本編49話では八尋寧々の握力が判明🤜💥 4周年を迎える花子くんを今後もよろしくお願いいたします✨
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