なので《広大な空間からリソースを吸収する》という特性はギガスシダー自身が欲したものではなく、むしろ彼(性別はないですがいちおう…)は近くの木々との触れ合いを望んでいたものの、近づこうと枝葉を伸ばすたびにその木は枯れて、最終的には広い空き地を作ってしまいました。 #WoUcom
孤独なギガスシダーにとっては、自分を切り倒そうとするルーリッド村の《刻み手》たちだけが唯一の慰めだったのではないでしょうか。最後の刻み手であるユージオは、何年間も毎晩毎晩ギガスシダーの根元に座り、ひとり夜空の星を見上げていました。 #WoUcom
その記憶がユージオの最後の言葉になったのだとすれば、ギガスシダー(=夜空の剣)にもまた、ユージオと一緒に星を見上げていた時の記憶が残っていて、この記憶解放術を発現させる一助となっているのだと思います。 #WoUcom
キリトは記憶に潜る直前、ギガスシダーを切り倒したのが青薔薇の剣であることに不吉な予感を覚えましたが、ギガスシダー自身は数百年続いた孤独を終わらせてくれたユージオとキリト、そして青薔薇の剣に感謝していたはずです。 #WoUcom
ちなみに青薔薇の剣のもとになった高優先度オブジェクトにも記憶があり、ユージオが潜っていますが、長くなるのでここでは触れません。原作13巻に書いてありますので手許にある方は暇な時に読み返してみて、ギガスシダーとの対比を感じて頂ければと…。 #WoUcom
手をつないで立つリズベットとシリカ。ここの、「あたしね…、やっぱり、キリトが好き」「あたしもです」という会話、酷なことを言わせてしまったな…という意識はずっとあって、文庫化の時もアニメ化の時も変えるべきか迷ったんですが変えられませんでしたね…。 #WoUcom
クライン、エギル、その他多くのプレイヤーたちの思いも星へと変わります。この《星》は、アンダーワールド最強のリソースである心意力が夜空の剣の記憶解放術によってビジュアライズされたものですが、STLを使っているシノンやリーファ、そしてアンダーワールド人だけでなく、 #WoUcom
フラクトライト解読機能のないアミュスフィアで接続しているクラインたちの心意をもこうして汲み取れるのは、茅場晶彦が開発したフルダイブ技術にはまだ未知の要素が存在する証でしょう。ヴァサゴの心意が赤騎士たちを支配したのと同じ、そして逆の現象だとお考え下さい。 #WoUcom
レンリくんが…ティーゼの手を! 最初ガタブルしてたのに最後までめっちゃ頑張ったので、ここは許してあげましょう皆様。ロニエやソルティリーナ先輩、東の大門に残ったファナティオと他の騎士たち、衛士たちも皆夜空に祈ります。 #WoUcom
青薔薇の剣の拘束に抗おうとするガブリエル。このシーンの台詞、原作では「NULLLLLLL!」というように表記されていて、シナリオも、アフレコ台本でもそのままだったので、さすがにこれは収録せずSEで再現になるのでは…と思っていたのですが、 #WoUcom
本番前テストで、ガブリエル役の石田さんがSEになどさせん! とばかりに見事な「NULLLLL!」を披露して下さって、あああああすごいいいいいい!と心の中で叫んでいました。先日の特番で松岡さんも仰っていましたが、この回の(もちろん前話までもそうでしたが、この回は特に…)石田さんは、 #WoUcom
テストからアクセルべた踏みのフルパワーという感じで、調整室で聴いていて何度も椅子の上でビクッと震えてしまいました。ガブリエルと一緒に、人間を超えてきてる…! と本気で思いましたね…。 #WoUcom
ついに氷を砕いたガブリエルの頭上から、十万の星が流れ落ち、キリトの剣へ吸い込まれ。そして地上から舞い上がってきた二つの星が融合した瞬間、溢れんばかりの心意リソースがキリトの体を再生させます。二刀を振りかざし、構えるキリト、アリシゼーション全編通して最高に格好いい…! #WoUcom
闇のいかずちを、今度は気合い一発で弾き突進するキリト。すると再び時間が停止し、すでに世界から去った人々がキリトに語りかけます。これはキリトの記憶が生み出した幻影ではなく、メイン・ビジュアライザーのどこかに保存されているフラクトライト断片が実際にコンタクトしてきています。 #WoUcom
なぜならキリトは、暗黒将軍シャスターとも暗黒騎士リピアとも会っていませんから…。ベルクーリ、アドミニストレータ、そしてカーディナルの言葉がキリトの背中を押します。ちなみにアドミンさんの「シンイなる力の全てを」という言葉、原作では「心意」ではなく「神威」と表記されています。 #WoUcom
スターバースト……ストリーム! #WoUcom
20話プチ解説の続き、延び延びになってしまってすみませんでした! やることが色々積み上がりまクリスティでした… あとちょっとですのでササッとやってしまいます! #WoUcom
キリトが十六連撃技スターバースト・ストリームを放ったところからでしたね。starburstという単語を辞書で引くと、1.星形の 2.大量の星が爆発的に生成される現象 というような意味が載っていますが、私がSAO1巻…というか、電撃小説大賞に応募するために書いたSAO最初期バージョンで、 #WoUcom
キリトがザ・グリームアイズと戦う場面のクライマックスに差し掛かった時、半ばトランス状態と言いますか、指がほとんど自動的にこのスターバースト・ストリームという技名を生み出した感じだったんですよね。当時は辞書を引きもせずそのまま使ったんですが、頭の中にあったイメージは、 #WoUcom
二本の剣の軌跡が無数の流星となって闇を切り裂く…というようなビジュアルでした。SAO最初期バージョンを書いたのは2001年の冬から春にかけてでしたが、そこから約7年後に辿り着いたアリシゼーション編のクライマックスで、人々の心が生み出した星を吸い込んだ夜空の剣と青薔薇の剣が、 #WoUcom
スターバースト・ストリームという名前のとおりの技を放つという展開になったのは、半分は偶然ですが、もう半分はどこかから舞い降りてきたこの技名に導かれた結果だったのかな…と思っています。 #WoUcom
ちなみに二刀流には二十七連撃技《ジ・イクリプス》という、スタバさんより上の最強ソードスキルがあるんですが、なぜか不遇な扱いを受けてしまっていますね…。いちおうそれにも理由はあって、イクリプスさんは両手の剣で太陽コロナのように円を描きつつ斬撃を打ち込むという技で、 #WoUcom
発動中は使用者が移動できない(向きくらいは変えられますが)ので追随性能が弱いんですよね。なので、今回のガブリエルのような激しく動く相手にはちょっと使いづらいという…。いつか巨大ボス相手に使う日が来るんじゃないかな…来るといいな…と思っております! #WoUcom
さて。キリトが放ったスターバースト・ストリームを、ガブリエルは右手の剣と六枚の翼で迎撃します。アクション作監の菅野さんが原画ムービーをアップして下さってますが、これぞ最終決戦のクライマックス! という入魂のアクションでしたね…! #WoUcom twitter.com/P1B9f44VEGyAe8…
十六連撃め! キリトの台詞、原作では心の声で、「この世界の、人々の心の輝きを、受け取れ!! ガブリエル!!」となっています。しかし最終撃は、タメが入るぶんわずかな隙ができてしまい、そこをガブリエルは見逃しませんでした。長く伸びた翼が、キリトの左腕を斬り飛ばします。 #WoUcom